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低い声の出し方【女性編】5つ

カラオケに行った時、「サビは出るのにAメロが全く出せない」というジレンマを抱えている女性は多いのではないでしょうか。

声の音域というのは声帯の長さに関係しているのですが、女性は男性に比べて声帯が短いため、低音が苦手な方が多いのです。

声帯の長さというのは人それぞれ違うので、人によっては出せる低音には限界があります。

しかし、低い声を強く太くすることで、低音をきれいに響かせるようにすることは出来ます。

では、どうすれば低い声を強く太く作ることができるのでしょうか?

そこで今回は、低い声の出し方【女性編】をご紹介いたします。

低い声の出し方【女性編】

 

やっぱり重要な腹式呼吸

 

低い声を太く響かせるためには、腹式呼吸が大切になります。

これができないと、いわゆる汚い喉声になってしまいます。

よく耳にする腹式呼吸ですが、一体どういう仕組なのでしょうか。

腹式呼吸を簡単に説明すると、息を吸った時にお腹が膨らむ呼吸法のことです。

これだけ聞くと簡単なように聞こえますが、女性の場合は胸式呼吸の方が多いので、練習をしないと腹式呼吸を活用することが難しいです。

 

腹式呼吸の練習

 

腹式呼吸の練習方法は、こちらの参考にしましょう。

 

息のみを使った練習

1. まず、背筋を伸ばします。 人差し指を立てて口の近くに当て、弱く長く息を最後まで吐き切ります。

お腹の緊張を確認します。 吐き切った段階でお腹を緊張させたまま5秒間停止します。

お腹を楽にして息を吸います。 このセットを繰り返します。

2. まず、背筋を伸ばします。 人差し指を立てて、腕を真っ直ぐ伸ばして遠くに置きます。

人差し指をロウソクの火に見立てて、口をつぼめて思いっきり息を吹きます。

この際、お腹をグッと強く緊張させます。

この練習は、息を最後まで吐ききる必要はありません。

お腹の瞬発力を高める事に重点を置きましょう。

 

声を出した練習

腹式呼吸にある程度慣れたら、実際に声を出して練習していきます。

腹式呼吸には、ロングトーンの練習が適しております。

どの音程でも構いませんので、お腹の緊張を意識しつつ、同じ息の強さで最後まで吐いていきます。

息を吐ききるあたりで息がぶれがちになりますが、最後まで一定の強さで吐ききれるように練習しましょう。

吐ききれなくなったら、お腹を緊張させた状態でしばらくキープするとより効果的です。

慣れてきたら、小声から大声への移行、大声から小声への移行、小声から急に大声を出す練習などをしてみましょう。

出典 腹式呼吸の練習

低音マックス・ポルタメント

 

1、顎を下げて口を開け、舌先が下の歯にさわるようにします。これが基本のポジションです。

2、あばら骨の一番下の骨の下あたりに左手を当てる。

ポイント:その場所には横隔膜があります。横隔膜を動かすのはインナーマッスルです。

筋トレでも、筋力アップしたい筋肉を意識すると効果が高いですね。それと同じ理論です。

インナーマッスルを意識できるように横隔膜に近い場所に手を当てます。

3、腹式呼吸で息を吸って、 「はあ~ぁ~」と高い声から低い声に向かってポルタメント(音をずり下げる)する。

同時に右手を、手の平を上に向けて、頭の上から下に向けて声の高さにあわせて下げていく。

同時に、お腹に当てている左手で低い声に向けてお腹をグーッと押していく。(「当てる手」と「下げる手」は左右逆でもかまいません)

*ポルタメントとは音をずり上げたりずり下げたりする歌い方で、最初は「あくび」のようなイメージで行うといいかもしれません。

ポイント:低い声というのは呼気が必要です。低い声を出そうとして息を緩めてしまうとかえって出なくなります。

そのために、低い声にあわせて呼気をうながすために横隔膜を手で押しています。

横隔膜を使うことに慣れてくれば手を当てる必要はありません。

低い声というのは響きにくい。一度高い声で響きをつかんでからスムーズに響きを逃さないためにポルタメントで行うのです。

4、できる人は、一番低い音に達したら「はあ~ぁぁぁぁぁぁぁぁ~」とビブラートをかけてお腹が使えていることを確認。

自然にビブラートが出来ない人は、手で横隔膜のあたりをグイグイ押してビブラートをかけても良い。

必ずビブラートがかかります。体が覚えれば自然にビブラートできるようになります。

出典 「低音マックス・ポルタメント」

声の響かせる場所を変える

 

女性は比較的頭声と言って頭の高い位置で声を響かせている方が多いので、これを胸で響かせるようにします。

胸に声を響かせる方法は、まず胸に手を当てて声を出してみます。

声を出したときに、手に胸の振動が伝わってくるかと思います。

低い声を出せば出すほど振動が伝わりますので、その振動を目安にして低音を響かせる練習をしましょう。

 

低音を響かせる練習

 

低い声を綺麗に響かせるには、リラックスした状態で舌を下げると、声帯が緩み低音が響くようになります。

この感覚をつかむために、こちらの方法を実践してみましょう。

①ペットボトルのふたに画びょうで3つ穴を一列に開ける

②口に栓をするように(隙間ができないように)唇で咥える

③そのままふたを響かせるように「あー」と声を出す

この時、舌が下がっているかどうか意識しながら声を出してみてください。

穴から息を抜くようにして強く声を出すと、更に太い声になります。

 

低い声の出し方は低音を太くすること

 

いかがでしたでしょうか。

以上が、低い声の出し方【女性編】です。

普段の生活で中で意識した方がいいこととして、できる限り低い声で喋るようにしたり、語尾を意識して下げるようにするのも効果的です。

是非今回の内容を参考に、太く響く素敵な低音を手に入れてくださいね。

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