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婚約の定義とは

婚約の定義とはいったい何なのでしょうか。

「婚約とは?」と質問されて明確に答えられる人はそう多くいませんし、おそらく多くの議論がそこで持ち上がるのではないでしょうか?

役所に届けを出すこともないことから結婚に比べると不明確な性質を持っています。

法的には「破棄した場合の責任」においては明確な規制はありますが、それも「裁判所で判断をくだしてもらう場合」に限られます。

しかし二人だけで交わされるだけの軽いものでもなく、社会の常識や習慣的なモラルも関わる難しく曖昧な側面もあることがらなのです。

社会人として恥じない程度の『婚約』に関しての定義は知っておく必要があります。

そこで今回は、婚約の定義についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

婚約の定義とは

  • 婚約の方法
  • 婚約の意義
  • 婚約の定義
  • 法的意味での婚約

 

婚約の方法とは?

 
現在では婚約というと二人で「結婚しようね」とする口約束が多いと言われています。

多くは男性側からのプロポーズを女性が承知して婚約が交わされるのです。

このまま時期が来て結婚・・というパターンが最も多いケースですが、地方の習慣、またはお互いの宗教的な習慣、または現代的な方法で二人の結婚の意志を「外部に知らせること」で婚約を明確化する方法もたくさんあります。

【1.結納】

古くからある日本独特の習慣であり、地方により方法はさまざまですが、両者の親戚が集まり、結納金や縁起物を贈り合うような形が一般的です。

結婚する両者のつながりと言うよりは家族、親類同士のつながりを重視する地方には今でもこの方法がとられます。

若者の結婚が親類全体の将来にも大きく左右していたような時代には、二人の結婚に付随するさまざまな利得も関わった古時代の習慣と言えます。

【2.婚約式】

クリスチャンが行うことで知られている方法です。

教会など神前で神に二人が将来結婚をして永遠の伴侶として添い遂げることを誓う儀式です。

欧米ではこの方法はかなり一般的で、結婚式についで重要な式典として考えられています。

【3.婚約通知状の送付】

二人が婚約をしたことを職場や親類、友人関係などに知らせるために「挨拶状」として送付する方法です。

【4.婚約パーティー】

前述の婚約式よりはいささか軽い形式ですが、二人が婚約する際に「みんなに知らせる」という意味と「祝福してもらう」という意味があり、主催は当人らであったり、周囲の人の心遣いで行われる場合とがあります。

【5.贈り物】

二人の間で交わされますが、最近で結婚指輪同様、指輪や貴金属の交換贈呈が多いようです。

単に口約束だけでなく、形で表す意味と周囲への軽い告知の意味も含まれます。
 

婚約の意義

 
いろんな方法をとり、当人らだけでなく、周囲の者に対して結婚を告知することにはそれなりの意義とメリットがあります。

・将来の結婚に対しての気持ちの確認と意志の引き締め

・若い二人の場合、周囲からの応援援助

・二人の意志を固めることでの破局の防止

など精神的、具体的なメリットが挙げられます。

当人らも「婚約」という感覚を持つことで意識が高まり、目的意識も生まれ、将来に向けての方向性が明確になることで生活にハリがもたらされます。

婚約の定義

 
婚約にはハッキリとした定義があるわけではありません。

二人の間で「将来結婚をする」という確認できればそれが「婚約」になります。

それを形式化して周囲にも認知してもらうことでさらに土台を固めることは大切です。

・本人らの意志の確認
 ↓
・周囲への認知
 ↓
・周囲の理解
 ↓
・形式的な行為(婚約通知状・贈り物・結納・婚約パーティー・婚約式)
 ↓
・書類上の証拠(婚約誓約書など)

下降していく項目を行うほどに『婚約の定義』は強まると言えます。

法的意味での婚約

 
婚約にはさまざまな形がありますが、結納やパーティーなど金品が関わることもありますし、いい加減なことをされたり、結婚詐欺などの問題もありますので、法的に整備されており、判例も多くあります。

民法の範疇ですが、事例によっては刑法で裁かれる場合もあります。

公的に届けを出していなくても「正当な理由がなければ」むやみに婚約破棄をすることは法的にはできないのです。

以下のようなケースでは損害賠償請求の対象となります。

・相手が婚約中に他の者と肉体的な関係になった

・一方的に他者のことが好きになった

・婚姻状態にあるにも関わらず、それを隠して婚約をした

・結婚意志がないにも関わらず金品等目的で婚約をした

両者が合意でない場合は片方が「嫌いになった」ですまされないところに厳格さを感じます。

結婚と同じように婚約の場合でもそれ相応の意識でしないといけない、ということになります。

結婚詐欺などは論外ですが、そこまでいかなくても法的な措置は整備されていますので注意が必要です。

そして婚約が法的に認められる正当な理由は次のようなものです。

■婚約相手の浮気・暴行

■婚約相手が重度の精神病になった

■婚約相手の生死(消息)不明

■婚約を破棄することに対するお互いの気持ちの合意
 

婚約の定義は人による

 
いかがでしょうか。

日本には「節目」という価値観があり、それを大切にしてきました。

形式、儀式的なものも「合理的でない」と考える人もいますが、経験してみると意外に精神的なメリットがあったりもします。

結婚は男女ともに人生を生きる上で重要な事柄です。

それに付随する「婚約」に関しても同様であり、今一度自分の意識の中で整理しておく必要があるのかもしれませんね。

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