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不倫の慰謝料7つ

不倫の慰謝料についてよく知りたい・・・とあなたは思っていないでしょうか。

あなたが不倫した側で慰謝料を請求されているのか、不倫された側で慰謝料を請求したいのかで、大きく異なります。

しかし、どちらにせよ絶対に知っておかなければいけないことがあります。

そこで今回はそんな大事なことも含めて様々なケースの不倫の慰謝料についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

不倫の慰謝料

  • 不倫の慰謝料を請求する権利
  • 不倫して慰謝料を請求されたケース
  • 慰謝料を払いたくないケース
  • 不倫の慰謝料の相場
  • 不倫されて慰謝料を請求するケース
  • 不倫されて慰謝料を請求したけど失敗するケース
  • 慰謝料を請求するなら不倫の証拠が必須

 

不倫の慰謝料を請求する権利

法律上の〝不貞行為〟とは、男女の肉体関係がなければ〝不貞行為〟には該当しないと
して、世間一般で言うところの浮気や不倫に対する広い概念に比べると、極めて限定的な立場をと
っているようです。

したがって、配偶者と浮気相手との間に肉体関係がなければ、慰謝料請求は難しいと理解しておい
た方がよさそうです。

出典 意外と知らない!浮気と慰謝料の関係

慰謝料を請求する権利が成立する条件が揃わなければ法律上慰謝料を支払う義務がないのです。

具体的には以下の2つです。

肉体関係があったこと
交際相手が既婚者であると知っていたこと

「1.肉体関係があったこと」という事情については、なくても慰謝料請求が可能という裁判例が最近出ましたが、基本的には必要とされています。

出典 不倫をしてしまい慰謝料請求された場合の対処法

不倫して慰謝料を請求されたケース

交際相手と肉体関係があり、かつ相手が既婚者であることを知っていたとしても、実際に慰謝料請求が認められるためには相手が証拠を持っていることが必要です。

そこで、相手から慰謝料の支払いを求められた場合には、まず証拠の提出を求めましょう。

出典 不倫をしてしまい慰謝料請求された場合の対処法

相手が前述のような証拠を揃えている場合、残念ながら慰謝料の支払いを免れることは難しいかもしれません。

そのような場合は減額交渉をしましょう。
減額交渉をするにあたってはまずは妥当な慰謝料の額を知っておくべきでしょう。

出典 不倫をしてしまい慰謝料請求された場合の対処法

交際相手の奥さんとのやり取りは、電話や実際に会ってという方法も考えられますが、書面で行うようにするのがいいでしょう。仮に電話やメールで請求されても相手の住所を確認して書面で返すようにしましょう。

書面でやり取りを行う理由は「言った言わない」を避けるためです。

出典 不倫をしてしまい慰謝料請求された場合の対処法

書面をやり取りする場合には相手に有利な証拠を作らないことが重要です。
例えば、相手方に肉体関係を証明する証拠がないにも関らず、「私は○○さんと不倫をしました」などと交際相手との不倫関係を認める内容を書かないように十分に気をつけましょう。

出典 不倫をしてしまい慰謝料請求された場合の対処法

慰謝料を払いたくないケース

不倫相手の妻から慰謝料を請求されました。

お恥ずかしい話ですが、数年前から妻子のある方とお付き合いをしていました。
この度相手は離婚することになり、奥様から慰謝料を請求されました。請求額は200万円です。

出典 不倫相手の妻から慰謝料を請求されました。

払わない方向で動きたいなら、

・向こうが浮気の証拠を持っているか確かめる。
⇒持っていないなら、裁判になれば有利。

・またお相手の男性が既婚だと知らなかったと言い切る。

・男性と共謀して、夫婦仲はすでに破たんしていた証拠を
でっち上げる。

支払うなら、200万は恐らく妥当です。

出典 不倫相手の妻から慰謝料を請求されました。

夫婦仲が破綻していたと立証できれば、減額もありえます。

出典 不倫相手の妻から慰謝料を請求されました。

相手が浮気の証拠をつかんでいないと
そもそも裁判で勝つことができない可能性もあるので、
相手が証拠を持っていない場合は、婚姻関係が浮気前に破綻していたとして、
100万円くらいに減額してもらうように交渉すればどうですか?

出典 不倫相手の妻から慰謝料を請求されました。

不倫の慰謝料の相場

慰謝料とは,浮気していた夫(妻)とその浮気相手から受けた精神的な苦痛に対して支払われるお金になります。夫や浮気相手に慰謝料を請求することは,不法行為に基づく損害賠償請求として法律で認められていますが,実は慰謝料の金額については,明確な基準があるわけでもなく,ケースバイケースで決まることがほとんどです。

出典 不倫をしてしまい慰謝料請求された場合の対処法

金額にかなりの幅やバラつきがありますが,浮気・不倫による損害が大きいほど慰謝料も高くなる傾向になりますね。

出典 不倫をしてしまい慰謝料請求された場合の対処法

離婚も別居せず,夫婦関係を継続する場合50万円~100万円
浮気が原因で別居に至った場合100万円~200万円
浮気が原因で離婚に至った場合200万円~300万円

出典 不倫をしてしまい慰謝料請求された場合の対処法

婚姻期間 ~1年 1~3年 3~10年 10~20年 20年~
責任軽度 100 200 300 400 500
責任中度 200 300 500 600 800
責任重度 300 500 700 900 1000
【慰謝料算定の実務 千葉県弁護士会編】P23参照(単位・万円)

出典 不倫慰謝料の相場と金額

不倫されて慰謝料を請求するケース

夫婦の一方が、異性の愛人と不貞行為(浮気・不倫)をした場合、損害を被った配偶者は、貞操義務に違反した配偶者と異性の愛人に対して、貞操権侵害による精神的苦痛の慰謝料として、損害賠償を請求することができます。

出典 浮気相手に対する慰謝料請求

不貞行為が異性の愛人の誘惑によるものか、自然の愛情によって生じたものかは関係なく、不貞行為自体に違法性があるとして慰謝料の請求を認めています。

出典 浮気相手に対する慰謝料請求

夫婦関係が既に破綻している状態で、その後に配偶者が異性と性的関係を持った場合、愛人との不貞行為と、夫婦関係の破綻には因果関係は認められないので、「不貞行為」を理由に慰謝料の請求はできません。
これは別居中に限らず、同居中でも既に家庭内別居の状態であると客観的に判断されれば、破綻後の関係とされ、慰謝料の請求が認められない場合もあります。

出典 浮気相手に対する慰謝料請求

不貞行為をした異性の愛人と直接話し合える場がもてるのでしたら、直接話し合って和解した方が良いと思われます。裁判をすると一定の時間がかかり、その間はお互いに精神的負担が大きくなります。
慰謝料の支払いについて話がまとまったら、必ず示談書(和解契約書)を作成し、両者署名捺印をして証拠として保有しておいて下さい。相手が示談書の作成を拒んだ場合は、一括で慰謝料を支払わせることをお勧めします。

出典 浮気相手に対する慰謝料請求

愛人が話し合いに応じない場合や、こちらも相手の顔を見たくない場合は、内容証明郵便で慰謝料を請求をします。内容証明郵便は愛人に対して心理的プレッシャーを与えることができますが、相手にとっても証拠になりますので、くれぐれも嘘を書いたり、脅迫を行ってはいけません。内容証明の文面によっては、慰謝料の請求ができなくなる可能性もあります。できれば内容証明郵便の作成は法律家に依頼したほうが無難です。

出典 浮気相手に対する慰謝料請求

不倫されて慰謝料を請求したけど失敗するケース

不倫問題が解決するパターンとしては、裁判所を介することなく当事者同士による示談、調停での解決、訴訟での解決がありますが、調停や訴訟にまで発展しますと、解決までの期間が非常に長く(少なくとも数ヶ月)なります。

出典 不倫の慰謝料請求が失敗するタイプの人

不倫に関する法律知識をあまり調べたり勉強されたりせず、また弁護士や行政書士に相談されずに慰謝料を請求する人によくある事例です。

例えば、その人のケースで慰謝料の一般的な相場は100万円であるのに700万円や800万円という法外な額を請求する、勤務先の退職を要求する、転居を要求するなど、もともと無理がある要求をする人です。

出典 不倫の慰謝料請求が失敗するタイプの人

直接会って謝罪をしろ、謝罪文を提出せよ、配偶者との接触を一切断てなど、慰謝料を請求するだけでなく、その他にも様々な要求をすることがあるのですが、それらをすべて通さないと納得されない人がいます。

人と人が交渉する以上、ある程度お互いに譲歩しなければ示談にはなかなかたどり着かないわけですので、このようなタイプの人は、請求に失敗する(調停や訴訟に発展する)ことが多いです。

出典 不倫の慰謝料請求が失敗するタイプの人
 

慰謝料を請求するなら不倫の証拠が必須

不倫の証拠を集めなければなりません。すでに証拠を持っている場合にも、より高額になりそうな材料がないかもう一度確認してみましょう。

出典 不倫慰謝料の相場や請求方法・時効などの注意点

二人でラブホテルに入っていく際の写真
二人で旅行に行ったことがわかる領収書や明細
夫婦の話合いの中で不貞を認めた上でのその会話内容の録音

慰謝料を請求するのであれば、証拠として十分であるかどうかを弁護士に相談した方が良いでしょう。その際どのくらいの金額が慰謝料として獲得できそうかも聞き、必要に応じて探偵社や興信所に証拠集めを依頼することになります。

出典 不倫慰謝料の相場や請求方法・時効などの注意点

不貞行為の証拠はどうしても必要になります。裁判では証拠主義ですので、不貞行為の証拠が不十分な場合、憶測や推測ととらえられ、慰謝料の請求を棄却される場合も生じてしまいます。また、反対に愛人から名誉毀損で慰謝料を請求されてしまう可能性もあります。

出典 浮気相手に対する慰謝料請求
 

不倫の慰謝料はケースごとに対処しよう

 
いかがでしょうか。

不倫の慰謝料には様々なケースがあります。

慰謝料を請求するケースもあれば、されるケースももちろんあります。

どんなケースであれ、慰謝料の相場を知っておくことと、証拠がすべての結果を左右することを忘れてはいけませんよ。

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