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気が利かない人の心理的6つの特徴とは?

あなたがちょっとしたことで困っている。

相手はそれを一切気づかない。

「それぐらいだったら自分でも気づく」といった気持ちがあればあるほど、「この人は気が利かないなぁ」と思うことでしょう。

そんな気が利かない人は星の数ほどいます。

自分を棚に上げるわけではありませんが、「こんな自分でも」といった気持ちがありますよね。

そこで今回は気が利かない人の心理的特徴についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。

気が利かない人の心理的特徴

 

人のことに興味や関心がない

 

「気が利く行為」というのは、相手のためにプラスになる行為、相手にとってうれしい行為、その人に利益をもたらす行為のことを指します。

「その人のためになること」を考えるのが、気が利く行為をするための必須条件ですが、その大前提は「その人に関心を持つこと」と言っていいでしょう。

気が利かない人には、この大前提がありません。

相手に対する興味や関心が薄いため、「この人のためになるようなことをしてあげよう」という意識が生じないのです。

たとえば、目の前にいる人が何かに困っているとしましょう。

その人に関心をもち、その人の表情や様子、状況を観察し、「この人は今、こういうことに困っているにちがいない」という想像ができるのが、気が利く人です。

それに対して、気が利かない人は、目の前にいる人に対して、関心を持ちませんから、相手の様子を観察することもなければ、相手の心理や感情を想像することもないのです。

想像力がないというのも、気が利かない人の心理的特徴の一つではありますが、自分が強い関心を持っていること、あるいは自分自身に関することについては、決して想像力に乏しいわけではありません。

人に対して想像力が欠如するのは、要するにその人に関心がないためなのです。

気持ちに余裕がない

 

たとえば、締め切りや納期が迫っていて、ぎりぎりのタイミングで自分の仕事をしているとしましょう。

今日中に完了させなくてはならない仕事が、まだたくさん残っていて、よほど頑張らなければ間に合いそうもないという状況です。

そんな状況にあれば、どんな人も、同僚に対して気が利く行為をすることはできないでしょう。

営業から帰ってきた同僚に、「外回りで喉が渇いているでしょう」と言って、冷たい飲み物を差し出すような余裕が、精神的にも物理的にもないわけです。

つまり、気が利く言動をするためには、心になにがしかの余裕がなくてはなりません。

自分のことでいっぱいいっぱいな人には、人に対して気を利かせることはできないわけです。

気が利かない人は、こうした心の余裕がありません。

心や頭の容量が小さいため、常に自分のことでいっぱいになっています。

そのため、利己的な言動や自己中心的な態度を取ることが多いのですが、それは「自己中な性格」だからではなく、気持ちに余裕がないためと考えたほうがいいのでしょう。

気持ちに余裕がないために、気を利かせたいという意識はあったとしてもそれを実行できないのが、こうした心理を持つ人の特徴ということになります。

「自分は気が利かない」という自覚がない

 

気が利かない人よりも気が利く人の方が、人から好感を持たれやすく、人間的な評価が高くなると考えていいでしょう。

そして、多くの人は、「人から好かれたい、良い評価をもらいたい」と考えます。

そうした意識が強ければ、意図的に人に対して気が利く言動をすることもできるでしょう。

「気が利く人間になりたい」という意識が、気の利いた言動を生むわけです。

気が利かない人にはそうした意識がないという心理的特徴があります。

気を利かせようという意識を持たないわけですが、「自分は気が利かない人間だ」という自覚がないケースが少なくありません。

人からそれを指摘されたことがないため、自覚できないというケースが多く見られます。

気が利かない人には鈍感な人が多いため、人から指摘されないとそれに気がつかないということが多いのでです。

また、「そもそも、気が利くとか気が利かないという意味が解っていない」というケースも少なくありません。

どういう行為が気が利く行為なのかわからなければ、「気が利く人間になろう」という意識が生まれるはずもないでしょう。

「気が利かない」という自覚を持つためには、その言葉の意味を理解する必要があります。

その理解が出来なければ、自覚のしようもないのです。

出しゃばりだと思われることが嫌

 

気が利くことで人から感謝されたり喜ばれることが多いですが、時に考えすぎてしまうことで、「出しゃばりな人だと思われてしまうのでは」と不安に感じる人もいます。

本当は、気が利くようなことを思いついていたり、しようかと悩んでいつつも、周りからどう思われてしまうかを気にしてしまい、行動に移せない人もいるのです。

気が利くことで周りから「いつもありがとね」と言われたり「もしかしてこれ○○がやってくれたの?」と言われることで、その場に大勢の人がいるとしたら注目を浴びてしまうことになります。

素直に「気が利く」と良い面として受け止める人もいれば、中には「計算高い」「要領がいい」と受け止める人もいるため、自分の気が利く行動が、かえって出しゃばり扱いされてしまう危険性を感じているのでしょう。

本来こうした人は気が利くタイプの中に分類されるものの、実際には行動に移せていない為、周りからは気が利かない人の部類の入ってしまいます。

気にしすぎな性格や考えすぎることによって萎縮してしまい、気が利かない人だと思われ、かえって損をしている人も多いでしょう。

 

気が利かないフリをしている

 

気が利かないフリをあえてしているケースもあります。

例えば交際相手がいる場合、お互いに記念日や誕生日をお祝いして楽しみたいと思う人が多いですが、中にはこれを「面倒くさい」と思ってしまう人もいます。

気が利く人と交際していれば、サプライズで楽しませてくれたり、プレゼントをくれたりと期待できる特別な日になりますが、気が利かない人の場合はこうした期待を持てません。

「忘れてた」「覚えてたけど何すればいいか分からなくて」と、気が利かないフリをすることで、特別な日だからと意気込む必要がなくなる。

余計な出費をしなくて済むと考える人もいれば、わざわざ記念日という日をお祝いしなくて良いと面倒くさがっている人もいます。

あえて気が利かないフリをすることで、面倒なことから逃れられるのならば、当然自分にとって好都合な方を選ぶことでしょう。

きちんと考えたり見ていれば分かることを、「知らない」「分からなかった」と悪気もなく笑っている人は、わざと気が利かないフリをしていることが考えられます。

自分にとって都合の良くなる方に物事が進むよう、ある意味計算されていると言えるでしょう。

言われていないことに責任を持ちたくない

 

言われる前に行動したり準備したりすることができる人は気が利く人。

逆に言われないと何もできない、行動しないという人は気が利かない人。

気が利かない人は、言われて初めてそこに自分への責任を持つもので、言われてもいないことに責任は感じません。

例えば新人として仕事をし始め、職場では一番下っ端として働いているとしましょう。

気が利く人は、休憩時間になった時、「お疲れ様です」と自らお茶を出しながら、先輩や上司とコミュニケーションをはかる。

一方気が利かない人は、一目散に喉を潤すために自分の分だけお茶を入れ、後ろに並んでいる先輩や上司を無視して自分の席に戻る。

実際には「お茶を入れて」や「休憩中にコミュニケーションとると早く親しくなれるよ」と言われていないにしても、常識的に考えたり、周りの空気を読めば気付けるもの。

しかし気が利かない人は、「だったら言ってくれればいいのに」「言われてないから分からなくて当然」という気持ちを持ってしまい、ただの指示待ち人間となってしまうのです。

言われたこと、指示されたことはできても、それ以上のことはできないし考えられないという人に気が利かない人は多いです。

言われたことだけに責任を持っている人は、自分から率先して何かに取り組んだり努力したりということが少ないのです。

 

気が利かない人にイライラするのは相手に求めすぎ

 

いかがでしょうか。

気が利かない人の心理はあなたもある程度理解できることでしょう。

それなのに、気が利かない人に対してイライラしてしまうことも少なくありません。

その原因の大半は「自分だったらこれぐらいやるのに」といった気持ちがあるからですよね。

しかし、それは相手に対して求め過ぎといってもいいでしょう。

あなたができることは、誰にでもできることではありません。

その一方で、相手ができることも、あなたにはできないことだってたくさんあります。

そういった気持ちでコミュニケーションをとらないと、いつまでもイライラしっぱなしです。

許容する心を持つと同時に、教育できる場合は少しずつ教え込んでいきましょう。

長い目で接することが大切です。

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