結婚してから夫がモラハラだと気づき、離婚を考える女性が増加しています。
モラハラをする男性が増えたからでもあり、また、結婚前にはその傾向に気づきにくいという原因もあるでしょう。
そこで今回はモラハラ夫の特徴とその対策や対処法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
モラハラ夫の特徴とその対策
モラハラ夫は何でも人のせいにする
モラハラ夫の特徴として、何か責められたときなどに、どんなに悪いとしても訳のわからない言い訳をして、人のせいにします。
自分が謝る事は考えられないのです。認めもせず、ただただ言い訳をして、周りの人を責め立てます。
会話のなかでも、明らかに悪いのは自分の方なのに、偉そうに相手を見下したり、責任転嫁をしてしまうという特徴が有ります。
理不尽に周りを責め、暴言を交えながら自分は悪くない、正しいのだとアピールすることで、精神的に相手を痛めつけます。
表向きはとっても良い
表向きはとっても良く、良い旦那であり良い父を装います。
世間体を過剰に気にするばかり、普通の人よりも何倍も良い人に思われたいという願望がとても強いのです。
ご近所では、とても評判の良い旦那さんでも一歩家に入ってしまえば考えられないくらいの、モラハラ夫になるのです。
家と外に自分のスイッチを持っており、外ではニコニコとしてさぞ機嫌が良いのではないかと思いつつ、家に帰ってくると別人なのではないかと疑うほどに豹変して、文句を言ったり暴言を吐いたりします。
表向きは完璧な人間を演じ家ではその演じることのストレスに加えて完璧ではない自分を出してしまいます。完璧な自分になれないことへの八つ当たりともとらえられます。
嫉妬や依存そして束縛
モラハラ夫の特徴のひとつに相手の行動を監視束縛するということがあります。
幸せそうなのが許せない、笑っているのが許せないなど、どんどんエスカレートしていきます。
モラハラ夫からしてみれば、全てをぶちまける事の出来る相手なのですから、逃げられたら困るのです。自分の知らないところでどんな事をしているのかどんな人間関係なのか気になり、監視します。
依存してしまうのです。
すると、近所付き合い、趣味、友人付き合いまでも制限し、どこかへ行くときも、何でいく必要があるのか!そんなの行かなくてもいい!と束縛してしまうのです。
自分の思い通りにならないと、暴言を言い従うまで精神的に追い詰めます。
モラハラ夫は人に厳しく、自分にやさしい
モラハラ夫には、人に厳しく、自分にやさしいという特徴が挙げられます。
モラハラ男は要するに、人に対して厳しい目を向けているため、「気に入らない」と感じることが多いのです。
同時に、自分に対しては、深く内省するということをしませんから、どうしても甘くなってしまいます。これは、普段の言動から見えやすい特徴でしょう。
ですから、少しでもこうした傾向があるようなら、「モラハラ夫になるかも」と疑ってみることをおすすめします。
第三者がいるところではけっしてモラハラしない
モラハラ夫は基本的にナルシストで、人が自分をどう評価するかに大変敏感です。ですから、モラハラは常に奥さんの前でのみ、行います。
第三者、たとえばお互いの両親や、親しい友人などがいる前では、けっしてモラハラぶりは見せないのです。
これはつまり「良い夫であり、良い父親である」という評価を他者から得たいためにほかなりません。
そして、妻と二人きりになったとき、人が変ったように、しつこく言葉の暴力を振るうのです。「人前だと、すごく良い顔をする」というタイプの男は要注意と言っていいでしょう。
モラハラ夫は人一倍、傷つきやすく、打たれ弱い
モラハラ夫の特徴は、常に自分が上の立場にたって、奥さんを責めるということです。つまり、モラハラは一種のパワハラと考えてよく、「自分が上」という意識に基く卑怯な行為なのです。
こういうタイプの男は、自分が逆の立場になると、人一倍傷つきやすく、打たれ弱い性質を持っています。
つまらないことでうじうじ思い悩み、すぐに落ち込んでしまうような男、人から言われたことをいつまでも引きずっているしまうような男は、「モラハラ夫の素質あり」と考えましょう。
モラハラ夫はいつでも否定的
モラハラ夫は妻が夫を喜ばせたくて腕によりをかけて料理を作っても「こんなもの食べさせる気?」などと否定します。
妻がとる行動一つ一つを否定して冷たい眼差しで妻を見ます。
そして、妻が弱々しくごめんなさいと謝れば、夫は気が大きくなり、またその行動に対しても「謝れば済むとおもっているのか?」などと妻を追い込みます。その後も決して重い空気を変えようとはせず、沈黙を貫きます。
そういった夫に対しては、決して、気弱に謝らずに「はいはい」などと返事をしてサラリと受け流すことが大切です。
間違えがあればとことん責め立てる
モラハラ夫は普段の会話の中でも、その性質を剥き出しにしてきます。例えば、どうでもいいような日常の他愛もない会話の中で妻が物の名前などを間違えたとします。そこでも夫は妻を責めます。
人が変わったかのように「何で間違えたの?」「考えて話せばわかることでしょ?」などと必要以上に妻の間違えに対して反応して、何故間違えたのかを問いただそうとします。
問いただすけれど、妻が発言する暇を与えません。ただ責め立てたいだけなのです。
そういった夫に対しては、受け流すよりも夫が間違った発言をした時には同じように質問を繰り返してみましょう。恐らく言葉が出てこず黙り込むはずです。
外面を気にする
モラハラ夫は非常に外面を気にする傾向があります。
会社の人からの目やご近所からの目を気にしたり、他人の影響を受けやすいです。「どこどこの奥さんはこうなのにうちの妻はどうしてこうなんだ」などと嫌味を言い出します。
それにまた気弱に反応する妻に対して、何でこれが出来ないんだ、お前は何をしてもダメだなどと妻自身を否定し出します。家では妻を酷に扱いますが、外ではいい夫を演じて外面だけは良く見せようと必死になります。
こういったモラハラ夫に対しては、奥様が一旦家庭を離れてみることをおすすめします。モラハラ夫は妻の大切さに気がつくのではないでしょうか。ですが、その後は厳しく対応しましょう。
モラハラ夫と離婚することも視野に入れる
いかがでしょうか。
モラハラ夫に悩まされているのであれば、そのまま我慢し続けるのは少し危険かもしれません。どんどん精神的に不安定になり、自分では何も考えることができなくなりますし、辛い毎日を過ごすことになります。
これではどうして結婚したのか、どうして一緒にいるのかわからなくなってしまうのも時間の問題でしょう。
そういった状態になってあなたの大切な人生を棒に振る前に、モラハラ夫とは離婚することを前向きに検討することを強くおススメします。
もちろんたくさんのエネルギーが必要になりますが、それは後の人生を豊かにするための大切な行事としてとらえると、内側からやる気が湧いてくるはずですよ。