気力がないとは、元気がなかったり、何もする気が起きない状態のことです。
そういうときは、ふとした瞬間にやってくるものですが、きちんと対処しないと気力がない状態が当たり前になり、社会から取り残されてしまうことだって少なくありません。
やはり、人は気力があってこその人生です。
そこで今回は気力がない時の過ごし方についてご紹介していきますので、ぜひ今後の参考にしてみてください。
気力がない時の過ごし方
体と心を休ませる
気力がない時は、ストレスが溜まっていたり体力が消耗していたり、疲労が蓄積されていたりと、体や心が疲れ切っていることが多いです。
何かをする気になれない、人と会う気にもなれない、かと言って何をすればいいのか分からないという時は、一度今自分が置かれている状況を把握し受け止めることが大事です。
自分が思っている以上に体が疲れている可能性があったり、考えていないようで頭の中がパンクしそうなくらいいっぱいになっていることも考えられます。
気力がない時は、ゆっくりとリラックスできる環境の中に身を置き、ただ時間が流れていくという過ごし方もありなのです。
リラックスできる、ゆっくりとできるという日を一日でも作ることで、自分の中の様々な疲労が回復することがあります。
気力を得るために、誰かと会おう、何かをしようと無理に行動しようとするのではなく、ゆっくりとできる日を設けるのです。
何も考えない、何もしないという日があるからこそ、体や心をリセットすることができたり、新たな気持ちを持つことができることも。
無駄を嫌う人や常に動いていたい人にとっては「もったいない」と感じる日になるかもしれませんが、気力を取り戻すために必要な日だと割り切って過ごすことも大切なのです。
滋養強壮に良いビタミンB1補給で気力回復
滋養強壮の滋養は体へ栄養を与えるという意味、強壮とはその栄養素で体を元気にするという意味をもつ言葉です。
ビタミンB1が不足すると倦怠感、気だるさを感じてしまったり、体のむくみや動悸などに悩まされる恐れがあるので、その予防の為にもビタミンB1摂取は欠かせません。
気力がないのはこういった栄養が足りていないせいだとも考えられるので、そんな時こそ体が喜ぶ栄養素をしっかり摂って体力をつけ、気力を回復しましょう。
例えば毎日白米を食べている人は、お米を炊く際にハト麦を混ぜてみるのもおすすめです。
ハト麦にはたんぱく質の他にカルシウムや鉄が含まれており、更には神経機能の正常化を保つ効果のあるビタミンB1といった栄養素も含んでいます。
スーパーなどでハト麦粒という商品がありますから、炊飯器に「玄米モード」がある場合はそれを使って白米にハト麦を混ぜましょう。
他にもビタミンB1を多く含む食材があります、肉類ならば豚ヒレ肉、豚もも肉、豚ロース肉、牛肉はつなどがおすすめです。
魚類であればウナギのかば焼き、たらこ、豆類であれば大豆やきな粉にビタミンB1が含まれています。
こういった栄養たっぷりの食材をバランスよく摂る事、これこそが気力がない時に適した過ごし方です。
泣ける映画やドラマを流し観する
気力がないと感じたら外へ出ずに家の中で、泣ける映画やドラマを観て過ごしてください。
「気力がない時にそんな事して、余計落ち込んでしまうかも」と心配になるかもしれませんが、大丈夫です。
どうしても何もする気が起きない、仕事への意欲も生きる気力も出てこない、そんな状態の時は自分の感情を揺さぶる方法が効果的なのです。
あなたが今、気力がないと感じてしまうのは、自分でも気づけていないモヤモヤやイライラを抱えているからかもしれません。
そのどうしようもないモヤモヤした気持ち、誰にもぶつけられないイライラする感情を、涙を流す事で発散しましょう。
感動的な物語を観て、それについて感情を刺激して発散させる事で、気力がない時でも無理なく自分らしく過ごせるようになります。
お気に入りの泣ける映画やドラマがあればそちらでも構いませんが、おすすめは「グリーンマイル」や「アルマゲドン」、「フォレスト・ガンプ一期一会」です。
有名作品なので既に観た事がある方も多いでしょう、観飽きているという方には「最強のふたり」や「HERO靴をなくした天使」をおすすめします。
思いっきり泣けるという映画ではないものの、しかし軽い気持ちで流し観しているだけでもラストで心がほっこりし、清らかな気持ちになれます。
大泣きするのではなく、ほろっと軽く涙を流すだけでも、気力がない時には特効薬になるのです。
1日ごとの大まかなスケジュールを立てる
気力がない時は自分が何をどうすればいいのか、簡単な選択さえも難しく思ってしまうでしょう。
それがますます気力をなくしてしまう要因となり、どんどん深みにはまってしまうのです。
気力がない時にはその日1日ごとの大まかなスケジュールを立てて、それに沿って淡々を日々を過ごしてみる事をおすすめします。
例えば仕事がある日なら、朝7時に起きて8時までに朝食を食べて9時までに準備をして家を出る、午前中に優先度の高い業務を終わらせて午後はゆっくりするなどです。
休みの日ならば、何も用事がないのでお昼まで眠って夕方から1~2時間家事をする、夕食は午後7時に○○へ食べにいこう、という感じにします。
絶対にこの通りにしなければいけないという訳ではありませんが、このようにある程度やるべき事を決めておくと、気力がない時でもすんなりとこなせるのです。
毎日スケジュールを立てるのが面倒ならば、予め決めておいた同じルーティンを繰り返してもいいでしょう。
まるで心を無にするかのように淡々と過ごす、一見気力の低下が悪化しそうに思うかもしれませんが、気力がない時はこの過ごし方が一番精神的に楽だと感じるはずです。
一人で旅に出てみる
気力がないという日々が長期に渡って続くようであれば、一度一人で旅に出てみるというのも良い過ごし方です。
毎日同じ生活、同じ環境、同じ人間関係で「飽きている」という状態になり、気力を失っているとしたら、刺激やリフレッシュが必要な時。
もし長期の休みが取れる場合は、行ったことがない場所、興味のある場所へ、思い切って旅に出てみると気分が高まってきます。
社会人になると、学生時代と比べて自由が少なくなり、生活パターンが決まってきてしまうため、初めはあった気力も慣れによって失われていくことがあります。
新鮮味がない、面白味がないという環境が続くことで、刺激や楽しさを感じることができなくなり、気力まで失ってしまう。
もしこのような状況で気力がないとしたら、今あなたに必要なのは新たな感覚でしょう。
「こういうこともあるのか」「こんな場所もあるのか」と、今の自分にはない感覚を得ることで、楽しさや面白さを再び感じられる。
狭い空間、環境にい続けることによって、安心できたり地位を確保することはできるかもしれませんが、日々刺激は少なくなり、気力が失われてしまうことはよくあることです。
一度旅に出てみるという方法で、気力を取り戻すと良いでしょう。
先のことよりも「今」を考える
気力がない時に大きな目標を持ったり、行動を起こしたりということは難しいものです。
無理に高い目標を掲げて取り組めば、途中で挫折したり諦めたりという状況になりかねず、気力をさらに奪われてしまいます。
気力がない時は、下手に目標を持ったり、何かをスタートさせようと思わないこと。
先を見据えた過ごし方ではなく、「今」を中心にした考え方に一時的に変えてあげることが良い方法です。
今何をすべきなのかを考えて、やらなくてはいけないことへの順位を設けましょう。
それまで「今日は仕事で成果を出す」という高い目標を持って家を出ていたかもしれませんが、気力がない時は「今は仕事に行く」「とりあえず出社する」と、最低限の目標にするのです。
高い目標は、気力がない時ただ自分を追いつめてしまうだけのものになり、達成できなかった時には余計に虚しくなるものです。
あえてレベルの低い、当たり前のような目標を持つだけで、自分が今すべきことが分かり行動しやすくなります。
今の自分に合った目標に変え、先のことではなく「今」のことを中心に考えること。
それだけでも気力がない時の力になり、その日をやり過ごすことができるのです。
気力がない時は誰にでもある
いかがでしょうか。
どんなにエネルギッシュな人であっても、どんなにポジティブな人であっても気力がない時は訪れるものです。
そこで大切なのは、そんな時の過ごし方でしょう。
多くの人は「一度ゆっくり休め」と言いますが、それで気力が回復する人と、そうでない人がいます。
むしろ頑張り続けて結果を出すことで、いつの間にか前までよりも気力が溢れて行動できるようになる人も少なくありません。
まずはあなたがどちらのタイプか自分自身で確認してみましょう。
行動し続けることで気力がいつの間にか回復する人が、一度立ち止まってしまうと逆効果になってしまうからです。
あなた自身の内面とよく向き合うようにしましょう。