馬が合わない人とは、その人と意見が一致しないで、お互いのタイミングやテンポが合わないと感じる人のことです。
やはり人はそれぞれですから馬が合わない人は数限りなくいるものです。
しかし、だからといってあなたが我慢し続けるのもどうかという話ですよね。
そこで今回は馬が合わない人だと感じる理由と対処法についてご紹介していきますので、ぜひ今後の参考にしてみてください。
馬が合わない人だと感じる理由
笑いのポイントが違う
馬が合わない人だと感じる理由に、笑いのポイントや面白いと感じることが違うということがあります。
何かのきっかけで場の空気が悪くなってしまったり、気まずい感じになってしまったような時は、その場の空気を和ませる目的で軽い話や少しふざけた話をするようなこともありますが、こういった話も面白いと感じてくれるような人であれば良いですが、そうではなく笑いもせずに逆にあきれられてしまうような人は馬が合わないと感じるでしょう。
その人自身に罪があるわけではなく、価値観の違いや性格の違いによって起こるものですが、馬が合わないことで話にくかったり、避けてしまうこともあるものです。
笑いのポイントが似ているというのは男女の関係でも友人同士の関係でもとても重要なことで、それがそのまま付き合いにくさにつながっていったり、何か問題がなくてもなんとなく避けてしまう存在にもなってしまうものです。
笑いのポイント、面白いと思うことが似ているということは、この先長く付き合っていくことになりそうな相手であればなおさらとても大事なことでもあるものです。
自分と趣味がまったく違う
趣味や好きになるものというのは人それぞれ違って当然ですが、あまりにも違う人や、自分が苦手だとするものが好きだというような人であれば、馬が合わないと思ってしまうようなこともあるでしょう。
特にお気に入りの芸能人や好きなアイドルがいる場合、自分が苦手とする芸能人やアイドルが好きな人というのは、なんとなく馬が合わないのではないかと思ってしまうものです。
どういった人が好みかということは、その人の好みや趣味がわかるということでもあるので、自分と好みや趣味が全く違う人は一緒にいても話が合わないのではないかと思うこともあるものです。
実際に話してみたらそれほど話が合わないということはないのかもしれませんが、どちらかが相手を不快にさせないために話を合わせているという可能性もありますし、何かと気を使う存在にはなるでしょう。
自分と好みや趣味が違うということは食べ物、服装などからも知ることができ、考え方の違いなどからも知ることができるでしょう。
人それぞれ育ってきた環境も違いますから、馬が合う・合わないのは仕方がないことであるとも言えます。
自分の言うことに納得してくれない
自分の意見がすべて正しいということはないですが、自分が話すことのほとんどを否定してくるような人は馬が合わないと感じることもあるでしょう。
人それぞれ違う人間ですし考え方も異なりますから、自分の意見に対して違う意見を述べることというのは当然である場合も多いですが、そればかりだと自分という人間そのものが否定されているような気分にもなり、嫌な気分になってしまうこともあるものです。
また、もともと細かいことまでは追求しないような人であれば、どうでもいいような細かいことも深く追求してくるような人は馬が合わないと考えることもあるものです。
大雑把な人と細かい人、あまりおしゃれでない人とおしゃれな人も、大事にしていることや優先させていることが異なっていることが多いので、馬が合わないと感じることが多いものです。
異なる点が多くてもお互いに譲りあう気持ちがあれば喧嘩にも発展してしまうようなことはないですが、お互い譲り合いの気持ちが見られなかったり、はなから避けているようなことであれば馬が合わないのを理由に距離を置くようなこともあるものです。
馬が合わない人との付き合い方
必要なコミュニケーションは省略しない
馬が合わないと感じる人に対しては、どうしても「できるだけ関わりたくない」と考えてしまうものです。
そのため、ふだんの挨拶さえ、省略してしまうことも少なくありません。
その人と付き合わないですむならそれでもいいでしょう。
しかし、相手が職場や学校、サークル、地域コミュニティなどでいっしょの人の場合は、まったく関わらないというわけにはいきません。
ですから、馬が合わない相手に対しても、挨拶などの必要なコミュニケーションはしっかりとる必要があるのです。
あなたは馬が合わないと感じていても、相手がどう感じているかはわからないでしょう。
もし、相手があなたに対して悪い感情を持っていないとしたら、挨拶をしないことで、相手に悪感情を抱かせてしまうことになりかねません。
それは、あなたにとって損なことです。
また、あなたが挨拶などのコミュニケーションを省略していることに周囲の人が気づけば、「常識がない人だ」と思われてしまいます。
これも、あなたにとっては大変な損と言うしかありません。
つまり、馬が合わないと感じる相手の感情を害さないためにも、あなた自身の評価を下げないためにも、必要なコミュニケーションはきちんと取るべきなのです。
相手の良いところ探しをして、第三者の前でほめる
先ほど、こちらは馬が合わないと感じていても、相手はどう思っているかわからないという話をしました。
ただ、人間同士の関係では、「相手も同じように感じている」というケースが少なくありません。
相手もあなたに対して「合わない人」と思っている可能性が小さくないわけです。
そんな人と上手に付き合っていくためには、お互いの悪感情を改善していくことが必要でしょう。
そのためにおすすめしたいのが、「相手の良いところ探しをする」という方法です。
その人は、あなたは馬が合わないと感じていても、すべての人から疎まれ嫌われているわけではないでしょう。
たとえば、その人が職場の同僚だったとします。
同僚の中には、その人と親しい人、その人と馬が合う人もいるはずです。
つまり、たまたまあなたと合わないだけで、誰からも嫌われるような人間であるわけではないのです。
そうであれば、必ず人間的な魅力、良いところを持っているに違いありません。
そうした良いところに目を向けるようにすれば、相手に対するあなたの意識も変化するのではないでしょうか。
さらに、その「良いところ」を、他の同僚の前でほめれば、同僚を通じてその話が馬が合わない人に伝わるかもしれません。
その結果、あなたに対する相手の気持ちが良い方へ変化することも、大いに考えられるのです。
いっしょにいる機会を増やす
人間は人に対してレッテルを貼りたくなるものです。
「あの人は○○な人」というように評価を定めようとするのが、人間心理と言っていいでしょう。
ですから、一度「馬が合わない」と感じると、「あの人は自分とは合わない人」というレッテルを貼って、その評価を変えようとしなくなるのです。
しかし、「あの人は○○な人だとずっと思っていたけど、意外に××な人だった」ということもあるでしょう。
つまり、付き合っていくうちに最初に貼ったレッテルがはがれ、別のレッテルに変わる可能性も、人間関係にはよくあるのです。
あなたが「あの人とは馬が合わないと思っていたけど、付き合ってみたらそうでもなかった。最近は、意外にしっくりくるようになった」と感じる可能性も小さくありません。
そのように感じるようになれば、関係は一気に好転し、付き合いやすくなるでしょう。
そのためにおすすめしたいのが、あえて、いっしょにいる機会を増やすという方法です。
いっしょにいる時間を増やし、会話する機会を増やせば、相手の様々な人間性が見えてきます。
「意外に××な人」と感じられる一面が見えてくるわけです。
また、相手との関係に慣れることができますから、心の距離も縮まるにちがいありません。
その結果、「意外に馬が合う人」に変化する可能性も小さくないのです。
いっしょにいる時間を増やすことで、「馬が合わない人」というレッテルがはがれやすくなるわけです。
ぜひ、「馬が合わない人」というレッテルははがし、ニュートラルな意識で付き合ってみてください。
馬が合わない人が職場にいると辛い
いかがでしょうか。
馬が合わない人はそれなりにいますが、基本的にはあまり関わらないのが鉄則でしょう。
しかし、そう簡単にはできないのが職場ではないでしょうか。
職場ではいくら関わりたくないと思っていても最低限のコミュニケーションは求められますし、仕事内容によっては相手と積極的に絡まなくてはいけなくなります。
そういうときこそ今回ご紹介したことを参考にしてみてください。
もしかしたら馬が合わない人だと思っていた人とかなり仲良くなれるかもしれません。