理系に進む女子を増やすべく、大学の理系学部では様々な施策を打ち出し、理系女子確保に余念がありません。
そうまでしてリケジョが求められるのには理由があります。
入学後の学業成績が良好なだけでなく、何事にも熱心な人が多く、就職後もおしなべて評価が高いなど、大学にとってもメリットが多いからです
そんな、理系女子(リケジョ)にはいくつかの特徴があるようですので、今回はその代表的なものを挙げてみます。
これらの特徴を、あなたの周りの女子と照らし合わせながらチェックしてみてください。
理系女子(リケジョ)の特徴
真面目な性格
理系の学部は文系と比較すると授業がタイトで、実験、実習など一回でも欠席をすればそれだけで単位の付かなくなってしまう科目も少なくありません。
また、演習科目では毎回のようにレポートの提出が求められます。
それだけに、授業に対して真面目さがないと、そもそも理系学部では学業に付いて行くことさえ出来ません。
この真面目さにおいて、リケジョは全般的に男子学生を上回る人が多いようです。
そしてこの真面目さは、卒業研究などを進める際になくてはならないものですから、
リケジョのこの特徴は理系では必須のものでもあります。
熱心である
入学後部活にもサークルにも入らない帰宅組も少なからず存在しますが、男子学生に比べリケジョではその割合が少ないようです。
むしろ忙しい学業をこなしながら、さらに何かしらの活動に積極的に取り組む姿勢が目立つのもリケジョの特徴です。
学生生活そのものに対する取り組みに熱心さが見られます。
こうした熱心さは大学全般に好ましい影響を与えますので、リケジョが求められる理由にもなっています。
さっぱり気質
これは性格とも絡んで来ますが、どちらかといえばさっぱりした感じの人が多いのもリケジョの特徴かもしれません。
女子校などで、高校までは余りクラスに馴染めなかったタイプの女子ほど、
理系学部では水を得たサカナのように生き生きとし出す人も少なくないようです。
周囲に自分と似たタイプの女子学生が多いので友達も作りやすくなり、
それが先に挙げた熱心さと相まって積極的な対外活動に結びついたりしているリケジョも少なくありません。
幽霊を信じない
理系女子は科学で証明出来ないことは基本的に信じません。
その代表的な対象が幽霊やUFOだといえるでしょう。
これらは未だに科学上解明されておらず、信じる人と信じない人の差が激しいものです。
その中でも理系女子は絶対に信じない側にいます。
幽霊を見たと言ったら、それは幽霊ではなく他の何かの現象(見間違いや光の反射など)だと言い張るでしょう。
また占いやおまじないなどのたぐいも同じです。
占いもなんの根拠もありません。しかし多くの女性が占いの虜になっていきます。
そんな中でも理系女子は「なんの根拠もない」とばっさり切り捨ててしまうのです。
ある意味可愛げのない女性だと言うことができるかもしれません。
このことから理系女子は他の女子と違った、少し独特な空気を持っていることがわかります。
討論するのが好き
理系女子は誰かと何かのテーマについて討論するのが好きです。意見が割れれば、意見の違う相手の話を質問攻撃や現実的ではないと言ってねじ伏せる傾向があります。
そして自分の意見を論理的に語り相手を黙らせてしまうのです。
理系女子と喧嘩になったらだいたいが負けるでしょう。しかしそんな怖いイメージの理系女子ですが、話の内容はとても分かりやすいです。
つまり説明するのが得意といってもいいでしょう。
人を納得させるような話ができますし、理系女子に勉強を教えてもらえれば、とても分かりやすく説明してくれるでしょう。
理系女子は文系がとにかく不得意
理系女子は理系の問題にはとにかくつよいですが、逆に文系になるとめっきりだめになってしまいます。特に社会ができない理系女子は多くいます。
また答えのない問題も苦手とします。
答えはいくつでも何通りでもある、という問題は答えを出せないし、文章を書くのも苦手です。
つまりイマジネーション能力が低いということです。
数式に当てはめて一つだけしかない答えを割り出すのは得意ですが、イマジネーションの世界では数式はどれも当てはまりません。
美術や国語などの分野は最初から手を出さないと決めている理系女子もいます。
理系女子あるある
鳥と話すような不思議ちゃん
理系に強い女子は、努力家のタイプもいるかもしれませんが、どちらかと言えば、天才肌のようなところがあるタイプが多いです。
頭の中が、ちょっと変わった構造の不思議な雰囲気があって、生活の中だと、このこ、だいじょうぶかな?と思わせるような天然ぽいイメージがあります。
実生活は、天然ぽいうえ、なんせ不思議ちゃんなので、色々なシーンで「え?」と思わせられることがあります。
実際に、理系女子の親もびっくりしたことで、娘が鳥と話していた、なんていう話もあります。
娘の帰りが遅いので、外に出たら、ちょうど、帰宅してきた娘は、右手の親指と人差し指を合わせて、鳥のように型作り、自分の斜め上に飛んでいた鳥に向かって、話していたそうです。
後で聞いたら、鳥語で話していたということです。
そんなふうに、自分の世界を持っている理系女子は、不思議ちゃんの要素満載で、少し変わっているところがあるのです。
人と目を合わせられない
理系女子だけでなく、頭脳明晰の天才肌グループには多いのかもしれませんが、人の目を見て話せないようなタイプが多いです。
とてつもなくシャイな男子は多く、理系の男子はシャイが多いと言うことも言えますが、女子でもそういうタイプがいるのです。
女子なら、わりと可愛い自分が、理系女子で頭が良いとわかっていれば、自信満々な態度になってもよさそうですが、そうなる女子もいるけれど、どんどん内に内に向かっていくタイプもいます。
そういうタイプは、将来の夢が研究者と答えることも多いです。
自分に課題があると、どんどん解きこなしたくなるため、常にそういった方向に頭は向かっています。
自分の知らないことは知りたいし、追求したくなる欲求が強いのです。
そして、自分の強い探究心のあまり、人と接することが苦手で、人と目を合わせることが苦手になっていくタイプも多いです。
おそらく、自分でも、変わっていることを自覚しているのでしょう。
なよっとしていても芯が強くて負けず嫌い
一見なよっとして、会話の中に入ると、はずかしいのか、くねくねとしてはっきり話さないような理系女子タイプもいます。
そういったタイプは、外見からすると、かなり弱弱しいイメージになりますが、意外にも、負けず嫌いで、理系学科に限らず、勉強も、誰かの点数に負けたくないとかの、負けたくない願望で、勉強せずにいられないという一面もあるようです。
勉強だけでなく、運動面でも負けず嫌いで、持久走大会で一番をとった功績や、スポーツで表彰なんていうことも、あったりします。
芯が強いため、なよっとした外見とは違い、ちょっと弱気になる要因があっても、自分の中で、闘志に変える機能があるように、とてつもなく、メンタルも強いのです。
親が、この子なら大丈夫と思っていることも多く、信頼も厚いですが、ちょっと危なっかしいところもあるようです。
親のスパルタ的教育に耐えきれるところは、ものすごく感じられます。
推理小説にはまりやすい
理系女子は、探究心、追求芯が旺盛です。
自分が関わったすべての事の真実が知りたいという感じなので、物語も、推理やミステリー物が好きです。
本を読むことは小さい頃からの習慣になっていて、愛読書の中に、推理小説もたくさん名を連ねています。
例えばアガサ・クリスティーの小説なら、自分が探偵や、事件の真相を探る主人公の気持ちになり、一緒に謎解きに挑戦しようとします。
しかし、小説は真実ではないので、そうそう当たりません。
それでも、理系女子の心をくすぐるらしく、自分から好んでまた、推理小説を買い足すということも多いです。
勉強量が多いので、もともとそれほど時間もないはずなのに、理系女子の楽しみとして、推理小説の読書は欠かせないということらしいですね。
推理小説にはまると、夜中まで本を読んでしまったりして、次の日の登校時に、話の内容を思い出しニヤニヤしてしまう、なんていうこともあるようです。
理系女子(リケジョ)の特徴を把握する
いかがでしょうか。
あなたの周りの理系女子に当てはまる傾向や特徴はあったでしょうか。
理系女子はなんとなくとっつきにくい雰囲気だったり、頭が良すぎてなかなかお近づきになれないというイメージを抱いている人も少なくありません。
しかし、実際に話してみたり、触れ合ってみるとそうでないことの方が多く、イメージとのギャップに驚くことでしょう。そしてそれが理系女子の魅力になっていくことは間違いありません。
ただし、少し深い話になったりすると、データをベースに物事を考えたり、根拠を強く求める性格や特徴が顔を出し始めます。
あまりに知識が乏しいとタジタジになってしまうことも少なくありません。
とはいっても普段はどこにでもいる普通の女の子なので、「理系女子(リケジョ)だから・・・」といった色眼鏡をかけてみてしまうと、彼女たちの本来の魅力を感じることはできないので、意識しすぎないことが大切なポイントです。