ストレス社会と言われる現代で、ストレスが溜まった時にあなたはどのように解消していますか?
実は男性と女性とで、ストレスの溜まり方や解消法は変わってきます。
これは、男性と女性の脳の構造からくる違いです。
ストレスを解消せず、そのまま放置してしまうと、肉体的にも精神的にも様々な悪影響が出てきてしまいます。
男性と女性で、ストレスの溜まり方や解消法にどのような違いがあるのかをきちんと理解して、効果的にストレスを解消したいものですよね。
そこで今回は、暗いモヤモヤをスッキリさせる、おすすめのストレス解消方法【女性編】をご紹介いたします。
ストレス解消方法【女性編】
女性のストレスの溜まり方
冒頭でもお伝えしたとおり、男女の脳では構造に大きな違いがあります。
それは、左脳と右脳を結ぶ「脳梁」という橋のような役割を果たす部分が女性は男性よりも太いのです
そのため、女性は右脳で「何となく感じたこと」がすぐに左脳で言葉に変えることができます。
「女性は喋ることでストレスを発散させている」とよく言われていることですよね。
職場で女性同士の同僚が集まると、必ずと言っていいほど仕事や人間関係の愚痴や不満話になります。
女性は感じたことをすぐさま言語化して話すことでストレスを解消するのです。
そのため、比較的自分のストレスに気づきやすいという特徴があります。
それでは、具体的にどのような方法が効果的なストレス解消法になるのかをみていきましょう。
入浴
どんなに疲れて帰ってきても、お風呂に入れば身体も心も緩んで疲れから解放されるもの。
入浴にもストレスを解消する効果があるのです。
湯船の中で気持ちよくリラックスできると、頭の中ではストレスを緩和させる効果があるβエンドルフィンやセロトニンの分泌が活発になります。
これらの脳内物質は、ストレスを感じると分泌されるノルアドレナリンの効果を抑制する作用があるので、お風呂でリラックスすればするほどストレスが緩和されていきます。
読書
読書がストレス解消に効果的であることが研究で明らかになりました。
イギリスのサセックスにある大学で、心拍数などから読書・音楽視聴・1杯のコーヒータイム・テレビゲーム・散歩それぞれのストレス解消効果を検証したところ、読書は68%・音楽試聴は61%・コーヒータイムは54%・散歩は42%・テレビゲームは21%ストレス解消効果が現れたそうです。
また、静かなところで読書を行えば、わずか6分間で60%以上のストレス解消効果を得られるとのこと。
ただし、本を読むこと自体が重要なのではなく、本を読んでいる時間は現実世界のことを忘れてしまうくらい夢中になる事が重要であり、本の内容に没頭しないと効果が最大限に得られないとのこと。
この記事での研究では、読書が最も効果的という結果がでたようですが、要するに何か夢中で没頭できるものが最もストレス解消効果があると見て取れるため、活字嫌いの人はほかに没頭できるものを行えばいいのかもしれません。
特にジャンルに関わらず同じ効果が期待できるため、好きな本を読めばいいというのは嬉しいポイントではないでしょうか。
エクササイズ
「嫌なことがあっても体を動かしたら気持ちがすっきりした」という経験は誰にでもあるのではないでしょうか?
私たちの脳は、20分程度の軽い運動をするだけでも
・脳を育てるBDNF
・認知と注意力を高めるドーパミン
・気分を高めるノルアドレナリン
・抗うつ効果を持つセロトニン
といった、様々な脳内ホルモンが分泌されて、これがストレス発散や幸福感を抱くのに効果を発揮します。
更に、運動はうつ病の改善にも効果が見られ、運動を習慣にしている人は、そうでない人に比べて気分の浮き沈みが少ないということもわかっています。
ハーバード大学のタル・ベン・シャハー教授いわく「運動をしないのは憂鬱になる薬を飲んでいるようなもの」だそうです。
睡眠
ストレスを感じる状態というのは、脳がつかれている状態であると言えます。
「嫌なことも寝たら忘れた」と言う人がいるように、睡眠を取ることで疲れた脳を休ませることができます。
睡眠は非常に効果的なストレス解消法なのです。
慢性的な睡眠不足は、ストレスが徐々にたまり、うつ病をはじめとする精神疾病を発症することにもつながります。
寝る事でモヤモヤした気持ちをスッキリさせられますし、人は眠ることで頭の中を整理することができます。
「ストレスが溜まってきているな」と感じた時は、是非普段よりも多く睡眠をとるようにしましょう。
ストレス解消法があれば、毎日がイキイキする
いかがでしたでしょうか。
以上が、ストレス解消法【女性編】です。
現代人が抱えているストレスの多くは、仕事であったり人間関係がほとんどかと思います。
溜まったストレスを、自分なりの方法で解消するというのはとても大切なことですが、できるだけストレスを溜めこまないようにすることも同じように重要です。
ストレスを溜めない秘訣は、物事の見方を変えてみることです。
「嫌だな。つらいな」と思うのは、マイナスの部分だけを集中して見ているからかもしれません。
自分から「楽しもう」「見つけよう」と、プラスの面を見ようとする人が、本当に楽しみを見つけていきます。
是非、今回の内容を参考に、ストレスに縛られない毎日を送ってくださいね。