初恋の人に会いたい・・・なんて気持ちになったことはありませんか?
誰にでも初恋の思い出はあるでしょう。
しかし、大人になれば、ふだんはまったく初恋の思い出を忘れている人がほとんどなはず。
それが何かの機会に記憶がよみがえり、無性になつかしくなって、「初恋のあの人は今頃どうしているだろう。会ってみたいな」と感じることがあります。
では、どういうきっかけでそうなるのか。
そこで今回は初恋の人に会いたいと思う「とき」を、ご紹介しますのでぜひあなたのケースと同じかどうか確認しながら最後までご覧ください。
初恋の人
今の人生について強い不満を持ち、後悔したとき
最初にあげられるのが、今の人生に後悔したときです。
もし現在の自分、今ある環境、実際に経験している人生に大満足しているなら、そもそも初恋の人のことを思い出すことはほとんどないでしょう。
現状に満足している人は、多くの場合、過去を振り返らないものです。
また、もし振り返ったとしても、ことさら初恋の人に思いを寄せて「会いたい」などと考えることはないでしょう。
逆に言うと、現状に満足していない人は、実にしばしば過去を振り返り、「あのころは楽しかったなあ」などと思い出を反芻するものなのです。
その思い出の中でも、特に魅力的なのが「初恋」。
そこで、「もし、あの初恋の人と結ばれていたなら、自分は今とはまったく違う人生を歩んでいたにちがいない。
そして、それはおそらく今よりは幸せな人生だっただろう」と想像するのです。
つまり、「もう一つの人生」、いわゆるパラレルワールドを想像したとき、初恋の人がことさらいとおしく感じられ、「会いたい」と強く思うわけです。
人生の難局にあるとき、特に、結婚に関して「失敗だった」と感じたときに、そうした心境になると考えていいでしょう。
引っ越しや大掃除で、初恋の人の写真と思いがけず再会したとき
そのように、こちらの精神状態に特別な問題がなくても、初恋の人に会いたいと思う「とき」はあります。
もっとも多いのが、たまたま初恋の人の写真と再会したときです。
たとえば、引っ越しをするために荷物の整理をしていて、ふだんまったく開けることのない箱や戸棚の奥などから、昔の写真アルバムが出てくることがあります。
すっかり忘れていた古い写真。思わず「なつかしい」と目を輝かせ、作業の手を休めてそのアルバムのページをめくるという経験をした人は少なくないでしょう。
そして、その中に、もっともなつかしい初恋の人の写真があれば、男女を問わず「胸キュン」になるにちがいありません。
それほど、初恋はだれにとっても特別な経験、せつない思い出なのです。
そんなせつない写真とめぐり合えば、「この人に会いたい」と思うのが自然な感情、ごく当たり前の人情といっていいでしょう。
引っ越しのときだけでなく、大掃除のときなども、そうした思いがけない再会を経験することがあります。
思い出の中の初恋の人、写真のその人は永遠に年を取りません。
ですから、よけいに恋しく思われるのです。
友人などと話していて「初恋は?」という話題になったとき
また、友人などとの話の中で、たまたま「初恋は?」という話題になることがあります。
そうした機会はかなり稀なはずで、なかなか「初恋」が話題になることはないでしょう。
それだけに、何年ぶり、あるいは何十年ぶりに「初恋」を思い出すことになるのです。
「初恋は小学校5年生」と即答できる人もいるでしょうが、「初恋って、いつだっけ?」と首をひねる人も少なくないでしょう。
即答できない人でも、必ず答えは出せるはずで、そうなると、忘れていただけにかえって、いっそう貴重な思い出のように感じられるものなのです。
そして、「どんな顔になっているのかな。ちょっと怖いけど、会ってみたいな」と考えるというわけです。
リタイアし、人生の振り返りをしているとき
高齢化社会の日本では、リタイア後の生き方が大変大きな人生のテーマになっています。
そして、どんなセカンドライフを選ぶにしても、リタイアした人が必ず経験するのが「これまでの人生の振り返り」です。
なんとなく頭の中で振り返る人が多数派ですが、「自分史ノート」のようなものを作る人も少なくありません。
中には自費出版で「自分史」を上梓するという人までいます。
そうした振り返りをしたとき、特に自分史ノートや本を出版するときに、子供のころのなつかしい思い出、思春期の甘酸っぱい経験としてよみがえってくるのが「初恋」です。
人間は高齢になると、かえってロマンティックな感情が強くなり、そうした領域を好む傾向があります。
ですから、そうしたきっかけで初恋を思い出すと、若いころよりもむしろ強く、初恋の人のことを考えるものなのです。
そして、「あの人は今、どこでどうしているのだろう。健在であるなら、ぜひ生きているうちに会ってみたい」と考えます。
人生の終盤に入ったからこそ、よけいに「今、会っておきたい」という気持ちになるのです。
これは、最初に紹介したケースと違い、大変幸せな動機、ポジティブなきっかけと言っていいでしょう。
初恋の人が夢に出てきたら会いに行こう
いかがでしょうか。
人間は長い人生の中で突然夢に出てくるなどして、何度か「初恋」を思い出します。
そして、かなりの割合で「初恋の人はどうしているだろう」と考え、「会いたい」と思うものなのです。
あなたも今、初恋の人に会いたいと思っているのではないでしょうか。
つまり、あなたにとって「いま」が、初恋の人に会いたいと思う「とき」なのです。