浮気の制裁方法にはどのようなものがあるのでしょうか。
もし、信じていたパートナーに浮気されてしまったら・・・。
怒りや悲しみで取り乱す人、ただただ脱力して何も考えられなくなる人、逆に冷静になって全てを切り捨てる人、きっと反応は人それぞれ異なることでしょう。
けれども相手への気持ちが純粋であるほど、強ければ強いほど、心に重く深い傷を負うことに変わりはありません。
そして自分を裏切った相手に対し、何らかの罰を与えて報いを受けさせたいと願うのも、自然な流れであると言えます。
そこで今回は、実際に行うかどうかは別として、浮気の制裁のあり方についていくつかご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
浮気の制裁
法的に制裁を課す
この方法は、制裁としては厳しい部類に入ります。
具体的には、パートナーと浮気相手双方に慰謝料や接近禁止等のペナルティを課すものです。
パートナーと夫婦である、もしくは婚約中・実質的に夫婦とみなせる内縁関係にある場合は、伴侶以外の人間と不貞を行ってはならないという「貞操義務」を負っているので、浮気は法律違反ということになり、法的な責任を問うことが可能です。
ただし実際には、不貞行為の確かな証拠を掴んでいるか、相手が完全に認めている必要があり、例え首尾よく証拠や自白を得られたとしても、こちらも相当なダメージを負うことになります。
また、ただの恋人関係においては、貞操義務が無いので、浮気という裏切り行為のみでは法的な罪や責任は発生しません。
従って、慰謝料請求が認められる可能性も低く、この手段での制裁は難しいと言えるでしょう。
相手の交友関係や行動を制限する
浮気相手とは目の前で連絡を取らせて絶縁宣言させる、携帯やPCなどのアドレス帳で怪しいものは全て消去、変な知恵や誘惑を持ち込む悪友も消去、出席者が確認できない食事会・飲み会・旅行は禁止等々、お互いが関係の修復を望み、更に主導権をこちらが握っている状態であれば、このぐらいは基本としてやっておきたいところです。
もちろん二人の合意の上で取り決めを行うべきですが、軽いおしおき程度で済ますのか、腹いせに苦しませたいのか、真剣に修復を望むのか、目指す方向性によってゴールもかなり違ってきます。
窮屈さに耐えかねて相手が逃げ出したり、一度は許したもののやっぱり辛くて自分自身が耐えられなくなったりすれば、更に傷付くことになるかもしれません。
相手だけでなく二人にとって、お互いへの思いが厳しく試される道でもあります。
周りを巻き込んでみんなで見張る
こちらもお互いが関係修復を希望していることが前提ですが、味方になってくれそうな人に事情を話して、浮気の再発防止に協力してもらうという方法です。
わざわざお説教をしてもらわなくても、浮気したことを知られている恥ずかしさや、どこで誰に見られてバレるか分からないというプレッシャーを与えられるだけで抑止力になります。
信頼できる味方は多ければ多いほど良いですが、噂話が広がり過ぎるのも考え物なので人選は慎重にします。
世の中には、浮気者の味方になって、逆にこちらを丸め込もうとしてくるような不届き者も存在するので注意しましょう。
こちらが劣勢になりそうな状況なら、この方法は逆効果になる可能性が高いのでお勧めしません。
こちらの気が済むまでお金や時間を貢がせる
比較的軽いおしおきレベルから、相手に財政破綻をもたらす最終兵器レベルまで、幅広く対応可能な制裁です。
自分の中の怒りや悲しみが癒えて、もう許してもいいと思える時が来るまで、とにかく何一つ我慢も気遣いもしないで勢いに任せて浪費しまくります。
お金を無制限に使わせてストレスを発散するのも、それはそれでありかもしれませんが、本来自分のために使われるべきだった相手の時間や、優しさ、意識を可能な限り独り占めするのです。
泣きたい時は泣き、怒りたいなら怒り、甘えたければ甘える、そうしなければ癒せないほど傷付けられたのなら、責任を持って倍返しで癒してもらいましょう。
自分の中で、スッキリ感が罪悪感と釣り合い始めたら、そこで初めて今後のことを考えます。
もし途中でどちらかの心が折れてしまっても、気持ちの上では比較的納得し易いのではないでしょうか。
お互いが本心をさらけ出して向き合うという点において、今まで挙げたものに比べれば前向きで、こちらへのダメージも少ない方法と言えるでしょう。
浮気への制裁や復讐はたくさんある
他には、「相手と一切の連絡を絶って、存在そのものを忘れ去る」「浮気をやり返す」といったことも制裁手段のひとつと言えます。
ただし、怒りや悲しみの余り自暴自棄になって自分を傷付けることや、法に触れるような報復行為は絶対に控えましょう。
ここで大切なのは、その制裁が「相手を許すため」なのか、「仕返しに苦しませてただスッキリするため」なのかということです。
感情に任せて全てをぶち壊しにする前に、出来れば一旦落ち着いて、自分が本当に望んでいるものは何なのか、自分にとって一番の幸せとは何なのか、もう一度考えて直してみてはどうでしょうか。