社会人の恋愛の仕方は学生とは大きく異なることも決して少なくありません。
学生時代にはただ自分の感情に任せ、好きなように恋愛していればそれで済んだにちがいありません。
しかし、社会人ともなるとそうはいかなくなります。
どうしたら社会人として上手な恋愛ができるようになるか。
そこで今回は社会人が上手に恋愛する「鉄則」とも言える5つのポイントについて、ご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
社会人の恋愛の仕方
仕事に恋愛を、恋愛に仕事を持ち込まない
社会人にとって、人生における優先順位がかなり高いのは、いうまでもなく仕事です。
生活を成り立たせるのが仕事なのですし、また、将来の人生設計も仕事なくしては考えられないでしょう。
ですから、ほとんどすべての社会人にとって、仕事が優先順位の第一位か第二位にくるのです。
一方、恋愛もまた人生の大きなテーマ。
学生時代には恋愛こそが生きがいで、人生の優先順位第一位だったという人も少なくないはずです。
ここが、社会人にとっての恋愛の、もっとも大切なポイント。
つまり、人生において重要な意味を持つ「仕事」と「恋愛」を、どちらも大切にしながら、きちんと両立させる必要が出てくるのです。
そのためには、どちらにより大きな比重をかけるにせよ、仕事に恋愛を、恋愛に仕事を持ち込まないという意識を持つことが不可欠になります。
仕事をしているときには恋愛のことは忘れ、交際相手といっしょに過ごす時間内は、恋愛に全神経を注ぐというのが、あるべき社会人の姿です。
逆に言うと、恋愛のせいで仕事が疎かになったり、仕事に熱中するあまり交際相手に不満を持たれるようでは、上手な恋愛とはいえないということになります。
結婚に対するスタンスを、常に自己確認しておく
社会人と学生の恋愛観の大きな違いが「結婚の位置づけ」です。
ほとんどの学生にとって、恋愛と結婚は完全に別のものと言っていいでしょう。
というよりも、大多数の学生は結婚をまったく意識することなく、恋愛を純粋に楽しんでいるはずです。
しかし、社会人となると、結婚という大きなテーマが現実問題として登場します。
恋愛をする時には、かなり高い頻度で「結婚はどうする?」と考えるようになるのです。
自分では考えていなくても、相手が考えているというケースも少なくありません。
いずれにしても、「今の相手との恋愛は将来の結婚に結びつくものなのかどうか」を、判断しながら交際を進めていく必要が生じるわけです。
中には、このテーマにまったく無頓着に、学生気分そのままに、無邪気な恋愛を楽しむという社会人もいます。
しかし、それは相手とのトラブルの元にもなりかねませんから、けっして、上手な恋愛の仕方ということはできないでしょう。
結婚に対するスタンスを常に自己確認しながら恋愛を楽しむのが、恋愛上手な社会人なのです。
相手の仕事や勉強、生活環境にじゅうぶんな配慮をする
また、社会人ともなれば、自分本位ではなく、相手本位に物事を判断し、相手にとってより好ましい付き合い方を考える必要が出てきます。
もちろん、恋愛はお互いがフィフティフィフティの立場で付き合うべきものですが、しかし、相手本位の意識を持たなければ、好ましい恋愛にはならないのです。
相手も仕事をしている場合は、当然その仕事を尊重し、自分との恋愛が相手の仕事に悪影響を及ぼさないように配慮する必要があります。
もし相手がまだ学生であるなら、よりいっそう相手本位になって、常に状況を把握しながら、相手の勉強や学生生活を最優先にしなければなりません。
また、相手の家族の状況や家庭環境などに関する配慮も欠かせません。
逆に言うと、そこまで考えてこそ、社会人としての上手な恋愛といえるわけです。
間口を広げ、より多彩な恋愛を経験する
さらにワンランク上の恋愛上手をめざすならば、ぜひとも「間口を広げる」という意識を持つようにしてください。
学生時代の恋愛は、おそらくごく少ないパターンの繰り返しだったはずで、相手のタイプも限られていたにちがいありません。
それが悪いというわけでは、もちろんありませんが、社会人になってもそのスタイルを続けるのはもったいないのではないでしょうか。
社会になれば、異性との出会いのチャンスも増えますし、さまざまなきっかけや機会を自分で作ることも可能になります。
ですから、そうした幅広いチャンスを積極的に利用して、より多彩な恋愛を経験してみてはいかがでしょうか。
「この人は、自分のタイプではない」と決めつけて、最初から「NG」と判断することをやめ、「ためしにちょっとだけつきあってみようか」という目で、多くの異性と接するようにするのです。
そうすると、恋愛そのものの楽しみの幅も増えますし、より豊かな人生経験を積むことにもなるでしょう。
別れ上手になる
もう1つが「別れ上手になること」です。
恋愛上手はイコール別れ上手。
これは学生でも同じですが、特に社会人に求められる恋愛テクニックと言っていいでしょう。
そのためには、「別れはできるだけ淡泊に」という意識を持つことが不可欠です。
自分から別れを切り出す場合には、できるだけ話がこじれないよう、細心の注意を払う必要があります。
また、相手から別れを切り出されたら、未練を引きずらず、あっさりあきらめるという対処をするようにしましょう。
そして、常に前を向いて進んでいく。
これが社会人としての、また大人としてのあるべき恋愛の形なのです。
社会人の恋愛はきっかけ作りが大切
いかがでしょうか。
恋愛も大切、仕事も大切。
そして、それは本来「どちらがより大切か」という優先順位をつけるべきものではありません。
人生の中で持っている意味や意義が、2つはまったく違うからです。
その点を押さえつつ、上記の5項目を実践して、ぜひとも恋愛上手な社会人になってください。
また、社会人になってから恋愛ができないと言う人もたくさんいますので、それだけ恋愛のきっかけというのが重要になってきます。
職場で恋愛に発展しそうな人がいなければ、他できっかけを作るしかありませんので、積極的に行動するようにしましょう。