男性不信だけれども克服したいと考えている女性はたくさんいます。
そのような女性の中には、克服したいけれど、その勇気が出なかったり、どうやって克服していいかわからない人も決して少なくありません。
そこで今回は男性不信を克服する方法をご紹介しますので、ぜひ参考にして、可能なものから試してみることをオススメします。
きっと改善の糸口を見つけることができるはずですよ。
男性不信を克服する方法
先ずは時間に委ねる
男性不信というものは無理矢理どうこうしようと頑張ったところで、すぐさま改善される問題ではありません。
何故、男性不信に陥ったのか、もとを辿れば様々な理由があったでしょうし、実際にとても深く傷つき、苦しんだことでしょう。
なので、先ずは全てを時間に委ねてしまいましょう。今はあれこれ考えたって時間の無駄です。
実際、男性不信や失恋の傷を克服するために最も有効的なサプリメントは、時間だと言われています。
仕事や趣味、旅行などなど、とにかく目まぐるしく忙しく過ごせば過ごすほど良いでしょう。
今は何も考えなくて良いし、新たな傷を作る必要もありません。とにかくお手元のスケジュール帳を埋めることから始めましょう。そして出来るだけ、家族や友人との時間を大切にしてみて下さい。
心の底から信頼のおける人との時間が、傷を治癒する力を高めるのです。
自分と向き合う
どうして、男性不信に陥ってしまったのか、先ずは自分自身と向き合うことから始めましょう。つまり、自分で自分のカウンセリングをするということです。
真っ白な紙を用意して、なぜ男性不信に陥ったのか、自分の頭の中に浮かんだ答えをできるだけたくさん書き出していきましょう。
すると明確な理由が自ずと浮かんでくるはずです。
例えば、嘘をつかれた、浮気をされた、酷いケースだと暴力を振るわれたなどなど。その理由が分かれば後は簡単です。
何故、嘘をつかれたのか、浮気をされたのか等、自分自身に悪いところは無かったかを、考えてみましょう。
この時、決して悲観的に捉えて考えてはいけません。あくまで客観的に自分を分析するのです。
これを機に自分をしっかり自己分析することによって、また違う角度で、
自分の新たな一面と出会うことが出来ますし、新たな価値観を養うことが出来ます。
また、改めて自身の長所や短所を知ることで、ポジティブな気持ちになれるはずです。
心から信頼のおける友達を作る
心から信頼のおける友達を作るということは、男性不信を克服するためには、何よりも大切なことかもしれません。
出来ればその友達には恋人がいて、その恋人とも共通の友人であればなお良いでしょう。
無駄な気を遣わずとも、もしも自分に恋人がいたら、カップルぐるみで付き合いが出来るような、そんな友達が理想的です。そして、その友達や恋人をよく観察してみて下さい。
恋人に対する振る舞い、友人に対する振る舞い、そして自分に対する振る舞い。
すると、いつの間にか自分の周りには信じるに値する誠実な人達で溢れていることに気がつくはずです。
後は焦りは禁物。ゆっくりと時間をかけて、じっくりと考えることがなによりも大切なポイントです。
臆病になったり、悲観的になったりする必要はありません。
なぜ苦手なのか気づく
自分がなぜ男性が苦手なのか考えてみましょう。思考を巡らすうえでは
、男性不信について誰かと話すことが役に立ちます。
なぜなら客観的な視点から自分を見てもらうと、意外なことに気づけるからです。
しかし、自分で気づかないことには、人は前には進めないので、結論を他人まかせにしてはいけません。
そのためには、カウンセリングを受けることも良いでしょう。カウンセリングは、その人の気づきを手助けする専門的な所だからです。
こういう理由で苦手なんだ、嫌いなんだと気づくことができれば、冷静に自分の感情と向き合えることができるはずです。そうすれば、男性を前にしても、多少落ち着いていられるでしょう。
付き合いやすい男性から慣らしていく
あなたが苦手としない男性も何人かはいるでしょう。
父親や親戚のおじさん、学校の先生など、気を張って付き合わなくて済む男性です。あるいは、あなたが男性という認識を持たないで済む人です。
そのような男性とコミュニケーションを多くとることで、自分は男の人とでも普通にかかわることができるんだ、という自信を持つようにしましょう。
まずはとことんハードルを低くして、体と心を慣らしていくことに注力するべきです。
いきなり改善しようとしても、間違いなく上手くいかないので、時間をかけて積み重ねていきましょう。
恐怖体験を克服する
あなたの男性不信の原因は、実際に父親や彼氏から暴力を振るわれたり、知らない男性から何らかの被害を受けたりしたことにあるのかもしれません。
そのような肉体的・精神的苦痛を持つ恐怖体験は、トラウマを生み出し、克服するのは容易ではありません。
そんな時には、上記で示したようなカウンセリング、または精神科への受診が有効です。
男性は怖い、ひどいことをする、というあなたの恐怖感や精神的苦痛を少しでもやわらげることを考えましょう。
もちろん、現在進行形で男性から被害を受けている場合は、すぐに警察などの相談機関へ行くことが必要です。
ハッピーエンドの恋愛書籍を読む
男性不信の一要因として、男性は裏切る、信用できないといったネガティブな感情があるかもしれません。
そういう時は、ハッピーエンドの恋愛書籍を読んでみるのもオススメです。
甘酸っぱいやりとりや、キュンとくるセリフは、私も男性からそういうふうに言われてみたい!という憧れや、私も好きな人がほしい!という前向きな気持ちにさせるかもしれません。
必ずしもハッピーエンドでなくてもいいのですが、後味が良いほうが男性不信の克服には役立つでしょう。
男性不信の症状
どんな言葉もマイナスに受け取る
男性不信に陥っている女性というのは男性の言動に懐疑的で、どのような言葉もマイナスに受け取ってしまう傾向にあります。
男性すべてが信頼できず、自分に好意を持って接してくれる相手にさえ、その言葉の裏を探ってしまうのです。
もし仮に男性から「素敵ですね」などと褒めてもらっても、どうせ口から出まかせだろうとかその裏に何か魂胆があるのではないかなどと疑ってしまいます。
また日頃から褒め言葉に言われ慣れていない女性は、褒められれば褒められるほど不安を覚えてしまうこともあります。
自分はそこまで褒めてもらえるほどの人間ではない、もしかしたら持ち上げるだけ持ち上げておいて突き落とされるかもといった考えが脳裏をよぎるのです。
ですから男性不信の女性は、男性に対して期待をすることも信じることもしないと言えます。
男性を見ると避けてしまう
男性不信の女性は、そもそも苦手な対象である男性には近づくことをしません。
ですから男性が向こうから近づいてきたら、慌ててその場から立ち去ろうとしますし、逃げることができない状況でもできるだけ距離を置こうとします。
また周囲に男性がいる環境では常に周りの人たちの言動に気を配っていて、少しでも不穏な空気を感じたらたちまち緊張してしまいます。
この症状がさらにひどくなると、男性の大声を耳にするだけでビクッとしたり、男性が腕を振り上げる動作で首をすくめてしまうなど、男性に対して恐怖感でいっぱいになり常に怯えるようになるのです。
このように男性不信の女性は警戒心がかなり強いため、男性が側にいるとただそれだけで心身ともに疲れてしまいます。
だからこそ最初から近づかないようにするのですし、男性を避けるのです。
男性がいると途端に無口になる
異性の前と同性の前でではまったく態度の違う女性というのは、世の中に少なからずいるものです。
そして男性不信の女性は男性を目の前にすると、とたんに体が強張って無口になってしまいます。
これは何も意図的に態度を変えているというわけではなく、いくら自然な態度を取ろうとしても身体が強張ってしまってできないのです。
ただこのような女性も同姓といる時には、必ずしも無口というわけではありません。
それどころか楽しくコミュニケーションも取れますし、笑顔だって見せるのです。
しかしそこに男性が入ってきた途端、顔から笑顔が消えておしゃべりを止めてしまいます。
男性からしたらそんな態度を取られたら自分が嫌われているのではないかと思ってしまいますが、実際にはその男性個人を嫌っているのではなく、男性全般が苦手なだけなのです。
恋愛が怖くてできない
一口に男性不信と言っても、過去のトラウマが原因で男性を信頼できなくなった、あるいはそれまで男性と接する機会が極端に少なかったから苦手になったなど理由は様々です。
そして男性不信が原因で恋愛のできない女性というのは、どちらのケースも考えられます。
これは過去に男性から裏切られたために新たな恋愛に踏み出せない、あるいは逆に恋愛経験がないから男性とどう接して良いのか分からないなどの理由から恋愛に対して臆病になっているのです。
つまりどちらにせよ、男性のことを表面上でしか理解できていないことから、男性に対して苦手意識を持ってしまっていると言えるでしょう。
このタイプの女性は、素敵な男性と恋愛をすることで男性不信を克服することも可能ですし、たった一度の恋愛でがらりと男性への評価がプラスに変わることもあり得ます。
男性不信の原因
父親や男兄弟のイメージから
男性と恋愛した経験がない、話す機会もないという男性不信に多い原因は、自分が育った環境に原因があるケースが多いです。
例えば父親から暴力をされて育ってきた女性だったり、男兄弟から見下されたり罵倒されて育った女性は、男性のことを不信に思ってしまうでしょう。
幼い頃から見ている男性が、こうした暴力的な男性だったり信用できない男性だった場合は、「男はこういうもの」という捉え方をしてしまいます。
そのイメージを持ち続けてしまっているために、男性を怖く感じたり、近寄りたくない気持ちになってしまっている可能性があるのです。
自分の身近にいた男性が、あまりにもひどい男性だった場合、その後に出会う男性も全て同じように思えてしまい、接することもできない事態に。
他の男性と関わることで、「こういう男性もいるんだ」と新たな発見があり、それが男性不信の克服への第一歩となることでしょう。
信じていた彼氏の裏切り
自分にとても大好きな彼氏がいて、彼氏のことを一番信用していた女性。
そんな女性が、ある日彼氏の浮気現場に遭遇してしまったり、二股をかけられていたり、交際が遊びであると発覚したことで、男性不信になってしまったという人も少なくありません。
信じていた唯一の男性であり、自分が好意を持っていた男性に裏切られたショックがあまりにも大きすぎて、男性不信に陥ってしまうことがあるのです。
それだけその男性のことを好きであり、信じていたという証拠でもありますが、すべての気持ちを裏切られ失ってしまったショックが癒えないうちは、どんな男性を見ても疑いノ目でしか見られなくなってしまうもの。
それが仮に初恋の相手だったり、自分にとって初彼という存在だったなら尚更ショックは大きかったことでしょう。
信じていた男性に裏切られたことによって男性不信となり、次の恋に進めない女性も多いのです。
男性が自分の話よりも噂を信じていたから
例えば仲が良いと思って一緒にいた男性が、周りの噂などによって態度が急変し自分から離れていった経験を持っていると、男性不信に陥ることがあります。
それまでは和気藹々とできる関係で、なんでも話ができる異性の親友のような存在だったのに、単なる噂一つで男性の態度や接し方が変わり、一気に距離が出来始める。
仲が良いと思っていた相手だからと思い、自分の本心でぶつかってみるも、男性は信じてくれない。
そんな状況を目の当たりにしたことがある女性は、男性不信になってしまうことがあるでしょう。
自分を信じてくれていると思っていた相手が、ありもしない噂や評判の方を信じ、今までの自分さえも否定されてしまっている感覚を持ち、「異性だからなのかな」「親友じゃなかったのかな」という不信感を持ってしまうのです。
裏切りとは違うものの、「自分を信じてくれない」「分かってくれない」という思いを強く持ってしまう為に、男性不信になってしまうこともあるのです。
からかいを真に受けてしまっているから
幼少期や学生時代の男性は、好きな子に対して意地悪をしてしまったりからかってしまうことがあるでしょう。
気持ちに伴っていない行動には、照れがあったり周りの目を意識してしまっていることが原因であり、好きな子にほど意地悪してしまう人も見受けられます。
ただ、それを知らないでいる女性にとっては、その男性から単に「いつも意地悪される」という感覚を持ち、不信感を持ってしまいます。
好き=意地悪をするという感覚が分からない女性にとっては、嫌がらせだと感じたり、いじめられていると感じてしまうものなのです。
からかいを真に受けてしまった女性は、徐々に男性に対して不信感を膨らませてしまい、苦手な存在へと変わってしまいます。
そこで男性が「好き」という思いを伝えられずに関係が終わってしまったのなら、その女性の中では「意地悪してくる嫌な男の人」という気持ちしか持てず、男性に嫌なイメージを抱いたままになってしまうのです。
男性不信の克服法には近道なし
いかがでしょうか。
男性不信の原因は何であれ、その症状を克服するには少しずつ時間をかけるのが遠回りなようで一番の近道です。
なので、焦らない心を持つことが必要になります。
きちんと少しずつ積み重ねていけば、ゆるやかなカーブを描きながら改善に向かうはずです。
まずは自分の気持ちに従って、できることから始めてみましょう。すべてはそこから始まります。