恋愛が怖い・・・と感じている人はたくさんいます。
その原因は人によって様々でしょう。ではいったいどのようなことが原因で恋愛を怖いと感じるようになってしまうのか。
そこで今回は恋愛が怖い原因をご紹介しますので、ぜひあなたのケースに当てはまるかどうか確認しながら最後までご覧ください。
恋愛が怖い原因
恋愛に夢中になると、ほかのことが疎かになってしまう
恋愛は楽しく、心ときめくもの。「恋愛したい」と考えるのがふつうの人の心理でしょう。
しかし、時には「恋愛って怖い」と感じてしまうこともあります。どんな理由でそう感じるのか、代表的なものをあげてみましょう。
一番多いのが、「恋愛に夢中になると、勉強や仕事など、やらなければならないことが疎かになってしまう」という理由です。
特に恋愛体質の人、情熱的な性格の人は、この理由から「恋愛が怖い」と感じるのです。
恋愛には一種の魔力のようなものがあります。その魔力のせいで、好きな人のことしか考えられなくなってしまう。
勉強をしていても、仕事の最中でも相手の顔が浮かび、それが意識を覆い尽くす、その結果、勉強や仕事が手につかないということになってしまうのです。
そのために仕事で失敗したり、試験に落ちたりした経験のある人は、「恋愛したいけど、でも怖い」と考えるようになります。
人間の嫉妬心の怖さを実感している
次に「嫉妬心」が理由で、恋愛を怖いと感じるケースもあります。人間は嫉妬する生き物。
それは日常のあらゆるシーンで現れますが、特に恋愛期間中は嫉妬心が顕著になりやすいものです。
相手がほかの異性に心を惹かれたときは、そのほかの異性に嫉妬します。
また、ライバルのいる恋愛競争に勝利した場合、そのライバルから強い嫉妬を向けられることもあるでしょう。あるいは、つきあっている相手から嫉妬されることも少なくありません。
このように、嫉妬心が複雑に飛び交うのが、恋愛のもっている一つの側面なのです。人間の嫉妬心の怖さと恋愛を通じて知った人は、恋愛を怖れるようになるのです。
振られたときのショックの大きさを知っている
過去の恋愛経験で、相手から振られて大きく傷ついたことのある人は、それがトラウマのようになるケースがあります。
振られ方にもよりますが、好きな相手に捨てられる、ほかの人に乗り換えられるというのは、誰でもショックなもの。
深く傷つき、「二度ともうこんな思いはしたくない」と考える。そして、恋愛そのものを敬遠するようになるのです。
センシティブな人に多い理由と言っていいでしょう。
異性が苦手
今まで異性とあまり喋る事が無かったり、恋愛をした経験のない人は異性に対して苦手意識がある人が多いのではないでしょうか。
何を喋って良いのかわからない、どう接して良いのか分からない等、異性とのコミュニケーションの取り方が分からないのです。
これは年を重ねれば重ねる程、深刻な問題になって行きます。良い年齢になるのに異性と喋れない自分をどんどん卑屈に感じてしまい、結果的に恋愛に対して臆病になったり、異性と交流を持つ事が怖いと感じてしまいます。
このように苦手意識を持ってしまう前に自分の交友関係を広げ、様々な人と付き合う事が大切です。
恋人に裏切られた経験がある
過去に付き合っていた人に裏切られてしまい、そのまま恋愛が出来なくなると言うパターンです。
自分が信じていた人に浮気をされた等、相手を信頼してた時期に裏切られてしまうとその悲しみは大きく、もうこんな想いは二度としたくないと恋愛から遠ざかってしまいます。
折角良い出会いがあっても過去の経験を忘れられずに踏み出せないと言う事が起きてしまうので、恋愛で失敗してしまった時は今回はしょうがなかった。
次は良い人を見つけようと切り替える事が大切です。
親密な人が出来るのが怖い
異性と恋人関係になっている期間が長い程どんどん二人は親密になって行きます。
愛情が行き過ぎれば相手への独占欲や嫉妬心も自然と生まれて来る事でしょう。
多少、嫉妬してしまうくらいなら良いのですが、その嫉妬に見境がなくなり、自分だけが相手を独占したいと言う想いが強くなると自分も相手も疲れてしまうのです。
毎日、今相手が何をしているのかと気にする生活はものすごいストレスになります。
恋人関係になっている間は相手の事が好きと言う想いにかき消されてストレスを溜めていると言う事に気が付かないかも知れませんが、別れた後、ふと振り返ると恋愛していた時期の自分がとても疲れていたと言う事に気が付くのです。
自分が独占欲の強いタイプだと分かっている人は相手と親密な関係になる事を恐れて恋愛に臆病になってしまうのではないでしょうか。
相手に拒否されてしまうのではないかという恐怖
「あの人のことが好きなのかもしれない」と思っても、中々恋愛に発展しないという方に多いのがこのパターンです。
「告白してみてもしダメだったら…。」「元の関係に戻れないのでは…。」と胸の内を明かす前に尻込みしてしまっていませんか。
告白してダメだった場合、自分を否定されたような気分になってしまいますものね。
ですが、ずっと自分の中に気持ちを押し込めていても、いつまでたっても状況は変わりません。
ですから、この不安を打ち砕き、堂々と告白してしまいましょう。この解決策はいたって簡単です。
それは「自信を持つ」こと。
体型に自信がなければダイエットを、会話に自信がなければ相手の趣味について勉強してみると良いと思います。
自信が持てなければ自信がつくまで努力をすれば良いのです。
相手に裏切られてしまうことへの恐怖
順調にお付き合いをしていても、急に相手が浮気してしまったり、別れ話を切り出されたりといったことで起こってしまうのが「恐怖」という感情。
酷い場合にはお付き合いしている過程でも暴力を振るわれたりお金をせびられたりというデートDVを体験される方もいます。
こういった経験をされた方ですと、恋愛への恐怖があって当たり前です。
恋人は家族の次に信じられる存在ですものね。
対応策は、とにかく時間をかけること。
心の傷を癒すこともそうですが、相手を選ぶときにも慎重になるべきです。
「この人なら大丈夫。」と思っても注意深く観察してください。
また、素敵な方と巡り合えた時でも、以前お付き合いしていた人の話はあまりしない方が良いと思います。
きっとお話を聞いた時はあなたに同調して憤慨してくれると思いますが、いざという時、「自分もそれくらいしても大丈夫なのでは。」と思ってしまいます。
どんなに素敵な人でも魔はさすものですからね。
周りに認められないのではという恐怖
これは特に思春期の時に多いのではないでしょうか。
好きな人が出来たときに友人に伝え、「ありえない」などと酷くののしられた経験がある方が陥りやすい恐怖だと思います。
「自分は人と違うのだ」「この人は魅力的ではないのだ」「この人とお付き合いすると自分の評判が下がるのだ」と酷く落ち込んでしまい、相手にアプローチできずに終わってしまうということもあるでしょう。
こういった傷を抱えている方は、大人になってもその経験から「万人受け」するような高い理想の人に出会うことを夢に見てしまいがちです。
昔でいう、3K(背が高い、お金持ち、高学歴)を望むも中々そんな人に出会わないと嘆いている感じです。
よく考えてみてください。
あなたが本当に好きになった人は万人受けするようなイケメン・美女でしたか?
そうではないですよね。
芸能人でも万人受けする人間なんていないというのに、そんな人間はまずいないはずです。
人に押し付けられた好みは偽物です。
そんなつまらない事をもしも友人が言って来たら、「この人の魅力がわからないなんて可哀そう」と同情するくらいでちょうど良いはずですよ。
恋愛が怖いのを克服する方法
異性と話すことが怖い場合
異性と上手に話すことが苦手な人は、恋愛を怖く感じることもあります。
そのような人は、異性のいない男子だけの学校や、女子だけの学校に通っていた人に多くいます。
そのため、異性と話す経験が少ないことから、話す時に怖くなり緊張してしまいます。
そして、あまり話さない無口のような人には、相手も困ってしまいます。
そんな時、相手はその場の雰囲気を良くしようとしますが、最終的には気まずくなってしまい、相手もそこから早く逃れたくなります。
このような感じでは、恋愛が怖いことを克服することはできません。
以上のようなことを克服するには、考え方を変えることです。
必死に「何か話さなくちゃ」と思うから、余計頭の中が混乱して話すことができないのです。
そのような考えをしないで、まずはリラックスをすることが必要です。
そして、会話がなければ良い雰囲気を作ればいいし、何を話していいのか分からなければ、相手の話を聞くことに徹すればいいのです。
良い雰囲気というのは、気まずそうにしないで、にこやかに笑っているだけでも雰囲気を良くすることができます。
また、相手も話すことが苦手な場合は、なにかちょっとしたことでも良いので、話を引き出すようにし、聞いてあげましょう。
このようにするだけで、話すことのプレッシャーから解放されて気が楽になります。
それが良い方向に働き、気軽に話すことができるようになっていき、恋愛が怖いのを克服することができます。
コンプレックスにより怖い場合
自分が劣っていると感じる人は、恋愛が怖いものだと思う人は多くいます。
いわゆる「コンプレックス」になります。
そのコンプレックスは一般的に、自分の体型や体質や顔にあります。
それを具体的に説明すると、スタイルが悪いことや顔が良くないこと、そして、多汗症などの体質によるものがあります。
そんなコンプレックスから恋愛に対して積極的になれず、ずっと恋愛が怖いものだと思ったままになります。
しかし、そのようなことを気にする必要はありません。
誰でもコンプレックスの一つや二つあるものです。
恋愛が怖いと思う人は、そのことを過剰に意識してしまうことが問題になります。
そのため、コンプレックスを意識しないことが、恋愛が怖いのを克服する方法になります。
人は好きになった異性のコンプレックスなど気にしないものです。
そのため、コンプレックスが原因となり恋愛が怖いと感じる人は、そのコンプレックスを受け入れましょう。
そうすることによって、恋愛に積極的になれます。
そして、外見ばかり気にせず、内面を磨いてください。
外見にだけ惹かれる人はそんなにいないので、内面を磨いていくことも大切になります。
今までの経験から恋愛を怖いと思ってしまう場合
今まで生きてきた経験から、異性のことを怖いと強く思ってしまう人もいます。
そのような人は、恋愛が苦手になってしまいます。
そうなってしまうことは仕方のないことですが、世の中の人間がみんな怖いわけではありません。
多くの人は異性や同性にも優しいので、異性のことを怖いと思うことはありません。
現在では、草食系男子という言葉が生まれるほど、気が弱いけど優しい男性は多くなっています。
そして女性には母性本能というものがあり、変な男性でなければ、基本どの男性にも優しいものです。
しかし、異性のことが怖くなってしまう人は、そのように分かっていても、恋愛が怖いのを克服するのは難しいことでしょう。
そのような場合は、まず異性に慣れる必要があります。
職場などでも良いので、積極的に異性とコミュニケーションをとり、徐々に異性に慣れていきましょう。
目を合わせることができなければ、目に近い部分を見るようにし、徐々に慣らしていくことが大切です。
また、学校や職場などで、温厚そうな異性を見つけて少しずつ話しかけるのも良いことです。
恋愛恐怖症というのは、このように徐々に慣らしていくことが必要になってきます。
ここで注意することは、好きだと勘違いされないように異性に接することも必要です。
そのため、できるだけ自然に異性と接し、慣らしていきましょう。
このようなことでも難しいと感じる場合は、カウンセリングを受けると良いでしょう。
恋愛が怖い心理を克服しよう
いかがでしょうか。
長年にわたって染みついた恋愛への恐怖はすぐには克服できるものではありません。しかし今、この瞬間から克服する意識を持たないと、ただ無駄に時間が流れていってしまうだけです。
それでは何も変わらないですし、ふと過去を振り返った時に、その時間の大切さに画然とするでしょう。
なので、どんなことでもいいので、恋愛が怖い原因を克服するための行動を始めてみましょう。
きっと、1年後のあなたは生まれ変わっているはずですよ。