好きだけど付き合いたくないとはいったいどのような心理状態なのでしょうか。
好きな異性ができたとき、その人が既婚者でなければ、ほとんどの人が「付き合いたい」と考えます。
そして、実際に何らかのアクションを起こすことも多いでしょう。
しかし、時には、あるいは人によっては、「好き」と思える人ができても「付き合いたいとは思わない」ということもあるのです。
なぜ、そうした一見矛盾する心理を抱くのか。
そこで今回は好きだけど付き合いたくない心理や理由についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
好きだけど付き合いたくない
好きだけど付き合いたくない心理1. プライベートの時間は100%、自分の自由に使いたい
これは女性よりも男性にありがちなのですが、「恋人といっしょに過ごすより、自分ひとりで過ごしたほうが楽しい」と感じる人がいます。
特に、オタク傾向の人やマニアックな趣味を持っている人は、自分ひとりでその趣味に打ち込むことに、人生最大の価値を見出す傾向が強くなります。
異性と付き合ってしまうと、当然そうした趣味に費やす時間は減らされることになるでしょう。
「そんなことはとても耐えられない」と感じる人が、中にはいるのです。
つまり、「プライベートの時間は100%、自分の自由に使いたい」という理由で、異性との付き合いを自ら拒否してしまううわけです。
また、異性と交際すれば、時間だけでなく、精神的な拘束も受けるようになるでしょう。
「とにかく趣味が大好き。自分の時間がなにより大切」と考えている人は、プライベートに関して、精神的拘束を受けることも嫌うのです。
心身ともに常に自由にいたいために、あえて恋人は作らないというその心理の裏には、強い自己愛が多くの場合存在します。
好きだけど付き合いたくない心理2. いつか必ず訪れる別れがつらく、それに耐えられないから
過去の恋愛経験で、耐え難いような悲しい別れ方をしたり、ショッキングな別離を経験した人の中には、「好きだけど付き合いたくない」という心理を抱くケースが少なくありません。
トラウマというほどではなくても、過去につらい別れを経験していると、「もう二度とあんな思いはしたくない」と考えるのが人情というものでしょう。
これは、ペットを飼っていた人がペットレス症候群になり、「二度とペットは飼わない」と決意する心理と一脈通じるところがあります。
センシティブで傷つきやすい人、まじめな性格の人が抱きやすい心理、理由と言っていいでしょう。
好きだけど付き合いたくない心理3. 自己評価がきわめて低く、「自分と付き合うと相手を不幸にしてしまう」と考える
自己評価が低すぎる場合も、「好きだけど付き合いたくはない」という気持ちになることがあります。
「自分なんて、何の魅力もとりえもない人間だ」という自己評価をしているとしましょう。
好きになった相手を大切に思えば思うほど、「あんな素敵な人と付き合う資格など、自分にはない」と考えます。
さらには、「もし、無理に付き合ってしまうと、おそらく相手は幸せになれないだろう。そもそも、こんな自分と付き合っているということ自体が、相手にとって最大の不幸なのだ」と考え、「好き」という思いを秘めたまま、付き合いを拒んでしまうのです。
まったく独りよがりな思い込み、滑稽ですらある独り相撲ではありますが、これもまじめな性格な人が抱きやすい、超マイナス思考の心理ということになるでしょう。
好きだけど付き合いたくない心理4. ほかにも好きな人がいて、そちらのほうが本命だから
また、「精神的な二股」が理由になる場合もあります。
好きな人ができたとき、実はすでに別の好きな人がいるとしましょう。
そういう状況になれば、人は必ず「二人の好きな人」を自分の中で比較します。
そして、「より好きな人」との交際を考えるわけです。
ですから、好きな人ができても、すでにいるもう一人の好きな人のほうにより強い愛情を感じている場合は、「新しく好きになった人」との交際は選択しません。
「好きだけど、本命ではないから、付き合いたいとは思わない」ということになるのです。
ただし、このケースですと、本命の異性に告白して振られたとき、一度は気持ちの中で捨てたはずの「新しく好きになった人」にアプローチする、ということが少なくありません。
かなり打算的で、自分勝手な恋愛方法ではありますが、人間らしい行動ということはできます。
好きだけど付き合いたくない心理5. 今は仕事や勉強に専念すべき時期だから
最後は、「今は仕事や勉強に専念したい。この大切な時期に恋愛をすべきでない」という理由です。
仕事で大きなプロジェクトの責任者になっているとか、「そろそろ本気でキャリアアップをめざそう」と考えている、学生であれば受験を控えている場合、「恋愛よりも仕事や勉強優先」という意識が働きます。
もちろん、多くの人は仕事や勉強と恋愛を両立しています。
しかし、仕事や勉強に対するモチベーションがきわめて高い人、あるいは、状況的にかなり追い込まれている場合は、二者択一をし、恋愛を放棄するのです。
ですから、状況さえ変化すれば、「恋愛優先」という気持ちになることもめずらしくありません。
たとえば、一か月後には「好きな人ができたら、付き合いたいと思うのは当然」という考えに変化していることも、十分ありえるのです。
あくまでも一時的な心理、理由ということになります。
好きだけど付き合いたくない心理6. 付き合ったとしても辛い気持ちになるのがわかるから
大好きとしかいいようのないくらい私はいつも彼のことばかりです。
だけど付き合いたいとは思いません。というか、付き合うとなると合わないことが多くて辛くなるのがわかっているから付き合いたくないというのが本音です。
好きだけど性格的に合わないとすでに分かり切っている場合は、このような心理になりがちです。
このケースは、昔から仲が良かった幼なじみや親友と呼べるような間柄でよくある状態です。
元カノを好きだけど付き合いたくない心理は冷めている
あなたもずっと好きだったけど付き合いたくないってことは
もう気持ちが彼女に対して冷めてるんだと思います。
だから嫌いじゃない好きだけどで付き合っても
うまくいかないような気がします。
元カノのことを思い出すことは誰にでもあります。
もしくは、元カノと会ったときに好きだった感情を思い出すこともあるでしょう。
しかし、また付き合いたいと思わないのは、心のどこかではすでに冷めていると考えてもいいかもしれません。
もう2度とあの時と同じ関係には戻れないということを理解しているため、復縁をしようとする気にはならないのでしょう。
元彼を好きだけど付き合いたくない心理は、トラウマがあるから
元彼との別れの原因が浮気であったり、ある日突然にフラれたなど、とても辛くて悲しい経験をした場合には、立ち直るのに時間がかかってしまうことも少なくはありません。
そのうち、元彼のこともすっかり忘れて、充実した日々を過ごせるならば良いのですが、やっぱり忘れられず、事あるごとに元彼を思い出してしまうケースもあります。
浮気をされた、裏切られた、だまされたなど、心に傷を負って別れたカップルが再びカップルになることはあまりありません。
女性から振ったのであればあまり問題になることはなく、すぐに次のステップにいくことができますが、その逆のパターンだと尾を引きずることがあります。
ひどい仕打ちをされても、やっぱりまだ好きだという感情が残ってしまっているのですが、理性では同じことを繰り返してしまうとわかっているので、付き合いたくはないという複雑な状態になってしまうのです。
告白はする。もちろん好きだけど付き合いたくない、というのはズルい
本当は付き合いたいのに、傷つきたくないから保身して、
相手の気持ちも考えず、
ワケの分からない告白をしようと考えてるから、
自己満で自己中、卑怯だしズルイと思われるんです。いくらヘタレだろうと、好きな人の気持ちも、
思いやってあげられなくなったら、終わりですからね。
もしも告白してダメだったとしても、
ヘタレ根性を少しでも克服できるんだから、良しとしよう!
くらいの開き直りは、これからの人生にも必要だと思います。
どっちつかずな告白をして相手を困らせるのなら、告白をしないで自分だけがこまったほうが100倍マシですよ。
好きだけど付き合いたくない心理は複数ある
いかがでしょうか。
好きな人ができても付き合いたくはない、というのは、大変複雑な、人間らしい心理ということができるでしょう。
どんな理由でそう考えるのかによって、その人の人間性がわかるという側面もあります。
それを理解することで、自分よがりな感覚を正すことにもつながります。