好きすぎて嫌いになりたいという気持ちにあなたはなっていないでしょうか。
好きなのに嫌いになりたいというのは矛盾しているようで、実は大きなつながりがあるものです。
ではなぜそのような感情を抱いてしまうのか。
そこで今回は好きすぎて嫌いになりたい心理や理由をご紹介しますので、あなたのケースと同じかどうか確認しながら最後までご覧ください。
好きすぎて嫌いになりたい
嫌われることを過剰に恐れてしまうから
好きな人とは基本的に両想いになりたいと願うのが一般的です。一方で、両想いになってしまえば、お付き合いすることになるのが普通の流れです。
しかし、お付き合いするということは、その先に何があるのでしょうか。
条件が合えば、結婚ということもありえるかもしれませんが、そうならなければ別れが待っています。もしくは、結婚したとしてももしかしたら価値観の違いなどに気付いて嫌われて離婚という悲しい結果もあり得るのです。
あまりにも相手のことを思っていると、もしそうなってしまったらなどと架空のことを深く考えてしまいがちです。
その結果、嫌われることが過剰に怖くなってしまうので、相手のことを嫌いになって楽になりたい気持ちになるのです。
その人中心の思考回路になってしまい他に支障が出るから
お付き合いをしているか片思いかに関わらず、あまりにも好きな人がいると、生活のすべてがその人中心になってしまったりもします。
たとえば、仕事をしているときや学業に励んでいるはずのときでも、どうしても頭の中にその人のことが浮かんできてしまったりもします。
仕事や学業以外のときのすべての時間をその人のために費やしているくらいならまだ良いのですが、自分のすべきことをしているときにも、無意識的にその人のことで頭がいっぱいになってしまうとすると、仕事や学業にも支障が出かねません。
その結果、これではまずいと思って、嫌いになってしまいたいとすら思うのです。
思いすぎるあまりに心身ともに疲れてしまうから
人間は、あまりに好きな人ができると何もしていない時は特にその人のことで頭がいっぱいになってしまいます。
ポジティブな考えばかりなら、それらは仕事などを頑張るための原動力にもなるでしょう。
しかし、心配になったり、嫉妬したりなどのネガティブな気持ちはかえって想像することでストレスを溜める結果になってしまいます。
好きで仕方がないはずなのに、いつしかその人のことを考えることがストレスになってしまうのです。
そうなると、十分な心の休息が得られずに心身ともに疲れてしまうので、いっそ嫌いになってしまった方が楽になれるなどと考えてしまうのです。
好きすぎて嫌いになりたいのは不安や嫉妬に悩まされるから
好きな気持ちが強すぎると、不安や嫉妬、相手に良く思われたい気持ちなど、様々な気持ちが生まれてくることで、それに振り回され、疲れてしまうことがあります。
相手が浮気性だったり、気まぐれだったり、自分のことをどう思っているかハッキリ分からなかったりするとなおさら。
そんな気持ちの揺れ動きに疲れてしまうと、いっそのこと相手を嫌いになれたら楽になるのではと思うことがあるというわけですね。
好きすぎて嫌いになりたいのは他のことが手につかないから
一日中相手のことばかり考えてしまうような場合、仕事や趣味、友人との付き合いなど、他のことが手につかなくなることがあります。
その結果、仕事でミスをしてしまったり、家族や友人に心配をかけたり、場合によっては友人から愛想を尽かされるようなこともあるでしょう。
自分の世界が相手のことだけでいっぱいになることは、幸せなことである一方、不安なことでもあります。
仕事や友人を失ったり、狭い世界に閉じ籠ることになってしまうのは、自分にとって大きなマイナスであることは、心の片隅では分かっているため、そういう状況から抜け出すためには、相手のことを嫌いになるしかないと考えるケースです。
結婚など将来が考えられない相手だから
いくら大好きな相手でも、二人の将来が見えない状況だと、離れるために嫌いになりたいと思うことがあることもあります。
いつまでも就職をせずに遊んでいたり夢を追ったりするような彼氏や、不倫等結婚できない理由がある場合、価値観の違い等からいずれ上手くいかなくなることが目に見えている場合等、将来的に別れを選ぶしかないような状況と分かっていても、好きな気持ちが強いとなかなか別れを選択することはできません。
そのため、相手を嫌いになれれば…と考えるようになるのです。
とはいえ、そこで簡単に嫌いになれないのが難しいところ。実際に思いを断ち切るには、将来という漠然としたものではなく、親の高齢化や妊娠可能な年齢のリミット等、もう少し具体的な理由が必要になるのかもしれません。
尽くす女は相手を壊してしまうかもしれない
相手が好き過ぎて振り向いてもらいたい、自分だけを見てもらいたいと思うのは当然の感情です。それ故に相手のことを思って尽くす女になってはいませんか。
好きだから相手が困らないようにしたいという気持ちは立派なものですが、やりすぎは良くありません。
相手を思ったらやらざるを得ない時、ついしてしまう時に相手がどんどん駄目人間になっているのを感じませんか。
自分が好きだった人ではなくて、気のきかないダメ人間になってしまう時に、やってしまう自分を制するのではなく、恋心が憎くいっそのこと嫌いになってしまったら世話を焼かなくても良いのにと思うこともあることでしょう。
尽くしすぎて自分では止めることができずに嫌いになりたいパターンです。
好きすぎて嫌いになりたいのは何でも許してしまう自分が嫌いだから
相手のことが好き過ぎて嫌われたくないので、相手の嫌なところを許してしまう自分はいませんか。
嫌な癖や態度も許してしまったり、約束も許してしまったりはしていませんか。
嫌いなら許さないのに。嫌われてもいいから注意したい!けど…と躊躇する時もあるでしょう。ズバッと言えずに自分が我慢できなくなったらもう嫌いになれたらどんなに楽になれるんだろうと感じないでしょうか。
相手が浮気や既婚者で恋を継続させるのが現実的に困難な場合
世間的に許されない恋や二股や浮気性の相手だと恋の継続が難しいです。最終的なゴールが結婚や婚姻状態ならば健常な状態ではありません。
そんな時にあなたを繋ぎ止めるのは何でしょうか。それは相手への気持ちです。好きという気持ちが二人の関係を繋ぎとめているのです。
相手も自分もこのままでは幸せになれないのは明らかでしょう。
そんな時に思うのが相手を嫌いになりたいという気持ちです。嫌いになれば関係を解消できます。
でも嫌いになれないのでこの状態が続いている。非常に苦しい状態ですね。
相手を嫌いになるのは今までの二人の関係を否定するようで難しいです。好き過ぎて相手が他の人と関係を持つのはとても悔しいでしょう。
好き過ぎて嫌いなる典型的なパターンです。好きと嫌いが混在する複雑な心理状態です。
好きすぎて嫌いになりたい理由や心理は複雑
いかがでしょうか。
好きすぎて嫌いになりたいという気持ちだけで十分複雑なのに、その理由や心理を探るとなるとさらに複雑になります。
もちろんその人の環境や状況にもよるので、明確な答えがあるわけでありません。
しかし、だからこそ好きだという気持ちを継続させるのか、それとも嫌いになるための行動を開始するのかを決断することが大切です。
なぜなら考えるだけではいつまでたっても結論は出ません。結論がでなければ人は前に進むことができないので、いつまでもその複雑な気持ちを抱えたまま過ごさなければいけなくなります。
その状況はあなたにとって何一ついいことを生み出しませんので、はやめに結論を出すことを強くおススメします。