声が低いことをコンプレックスに感じている女性は意外に多いものです。
電話で男に間違われたり、声が低いというだけで威圧的に感じられたり、性格がきつく見られてしまうのが悲しいところです。
「男の人みたいな声だな」とか、「声が低いね」なんて言われてしまうと、それがコンプレックスの元になってしまうことも少なくありません。
また、声が低すぎると発音が不鮮明になったり、声の通りが悪くなったりして、相手に言葉が伝わりにくいのも煩わしい点と言えます。
女性で元々の声が低すぎる場合、どのようにすれば解消できるのでしょうか?
今回は、声が低い女のコンプレックスを解消する方法をご紹介いたします。
声が低い女のコンプレックスを解消する方法
声が低い原因
一般的に、身長が高い人は声帯が長い傾向があり、声帯が長いことによって声は低くなります。
一方、声帯の長さが普通の場合でも、家族や友人などが習慣的に低い周波数の声を出していれば、それにつられて自分の声も低くなることがあるようです。
他には、声帯を縮める筋力が弱いということも考えられます。
声が高い状態を作るためには、声帯を筋力によって縮める必要があります。
この声帯を縮める筋力というのは加齢と共に落ちてくるので、女性の場合は歳を重ねるごとに声が低くなりやすいといえます。
低い声を高くする方法
では、どのように低い声を改善すればいいのでしょうか。
まず、声の高さというのは冒頭でもお伝えしたように、声帯を伸縮させる筋力によって決められています。
声帯の筋肉というのも、腕や脚の筋肉と同じように、鍛えれば強くすることができるのです。
声帯の筋肉を鍛える具体的な方法としては、ボイストレーニングで鍛える方法。
その他、普段から高い声や大きな声で話したり、歌を歌う習慣をつけることでも鍛える事ができます。
やはり一番効果的なのは、ボイストレーニング教室に通って講師から直接指導を受けることでしょうが、ここでは自宅でできるボイストレーニングの方法をご紹介いたします。
自分でできる簡単なボイストレーニング
「あくび」をして、喉が大きく開く感じをつかみ、その状態で「あ い う え お」と初めは小さな声で、その後、徐々に大きな声で言ってみます。
舌の中央部を上げて声を出すと、声は高くなります。
逆に、舌の中央部を下げると、声は低くなります。
「エー」と言いながら、舌の中央部を上げ下げして、声の高さを変えてみましょう。
また、喉の奥(気道)を開いた状態で声を出しても、声が高くなります。「アー」と言いながら、気道を開いたり閉じたりして、声の高さをいろいろと変えてみましょう。
また、舌を適当な位置に上げたり口角を上げたりすると、舌足らずのかわいい声になります。
ただし、やりすぎないことです。
次に、本や新聞などから適当な文章を選び、それをできるだけ高く柔らかな声ではっきりと朗読してみましょう。
言葉を適当な間で区切り、大きさのメリハリをつけて、聞きやすい言葉で発音します。
女性の声は、早口になるとうるさく聞こえます。
ややゆっくりめに話したほうがよいでしょう。
どうしても地声が高くならない場合は、裏声を自然に出せるように訓練すれば、ある程度日常的にも、必要に応じて、使えるようになります。
また、ミックスボイスといって、地声と裏声を自然に切れ間なく切り替えて出すこともできるようになります。
だたし、裏声やミックスボイスは地声よりも疲れやすく、声帯を痛めやすいので、長時間は出し続けないほうがよいでしょう。
これらの練習を繰り返します。
ただし、声を長時間出し続けると、声帯を痛めてしまいます。発声練習は20分程度続けたら、その後、20分以上は声を出さないようにして、喉を休ませたほうがよいでしょう。
これらの練習をする場合、必ず自分の声を録音してそれを聞いてみて、進歩があったかどうか確認してみましょう。
出典 低い声・低すぎる声
低い声が魅力的だと感じる男性も多い
男性の低い声に落ち着きや色気を感じる女性がいるように、実は男性でも女性の低い声を魅力的だと感じる人は多いです。
高い声というのは可愛らしさを連想させますが、同時に幼稚さも印象付けます。
男性は年齢を重ねていくうちに、キャピキャピした若い女性よりも、落ち着いた女性と交流したいという欲求が出てきます。
自分の低い声を気にするあまり、小さい声でもぞもぞ話してしまうとかえって印象が悪くなってしまいます。
自信をもってしっかり声を出すことで、低い声もチャームポイントになるのです。
声が低い女性のコンプレックスは、トレーニングで解消
いかがでしたでしょうか。
以上が、声が低い女のコンプレックスを解消する方法です。
声というのは決して不変なものではありません。
もちろん先天的な影響が大きいというのも事実ですが、変えることは十分可能なのです。
声の高さを変える上で重要なのは、日々の発声とトレーニングです。
例えば、「いいね」という言葉を、口角を上げずに発声してみてください。
次に、口角を上げながら同じように「いいね」と発声してみると、声の高さが違うことに気付けるかと思います。
日々の発声の仕方やボイストレーニングを実践して、声帯の筋肉を鍛えながら声を少しづつ高くしていきましょう。