食事の食べ方によって、脂肪になりやすかったりなりにくかったりするのをご存知でしょうか。
さほど量は食べないのにすぐに太ってしまう人と、物凄く食べるのにスリムで全く太らない人がいますよね。
その人の体質の問題かもしれませんが、食べ方に理由があるのかもしれません。
いずれにしても、ダイエット中の人であれば少しでも太らない食べ方をしたいはず。
そこで今回は、太らない食べ方のコツをご紹介いたします。
太らない食べ方のコツ
食べる順番を決める
「食べ順ダイエット」が注目を集めているのでご存知の方も多いかもしれませんね。
食事の内容は普段のままで、食べる順番を変える事で、肥満を引き起こす血糖値の上昇を抑えて太りづらくさせます。
まずは、食物繊維が豊富な食材から食べます。
野菜、煮物、おしんこ、もずく酢、きのこ類、海藻類等。
すきっ腹には、まずこれらの食物繊維から摂るようにしましょう。
食物繊維が多い野菜料理をお腹に入れておくと、その後の炭水化物や脂肪をゆっくりと消化吸収することができます。
そのため、血糖値が急激に上がることを抑えてくれるのです。
続いて、たんぱく質が豊富な食材を食べます。
肉や魚、豆腐等の大豆製品、卵等がたんぱく質を多く含む食材です。
最後に、ご飯や麺等の炭水化物を食べるようにしましょう。
太る原因である糖質は、最後に食べる事で自然と食べ過ぎを防ぐことができます。、
寝る3時間前までには夕食を終わらせる
こちらも基本中の基本かもしれませんが、寝る直前に食事をすると、食べたものがその日の内に消化しきれずに脂肪がつきやすくなってしまいます。
夕食はできるだけ寝る3時間前までに済ませるようにして、お腹の中に何もない状態で眠るのが太らない上でベストです。
空腹を我慢しない
ダイエット中の人だと、3食の内1食を抜いてしまったり、空腹を我慢する食事制限をされる方がいますが、これは効果的なダイエット方法とはいえません。
私たちの体は空腹を感じるほど、次の食事から過剰に栄養を摂取するように働きます。
血糖値を急上昇させて、脂肪を溜めこむようになるのです。
できるだけ空腹を感じないように、食事は1日3食バランスを考えてしっかりと食べた方が太りづらくなります。
3食食べても空腹を感じる時は、何かお腹に入れるようにしましょう。
フルーツやヨーグルト、プロテインドリンクなどでしたら申し分ありません。
スティックバータイプや飲むタイプの栄養食品でもいいでしょう。
とにかく空腹を長い時間感じないように、少しづつ栄養を補給していくのが太らない食べ方です。
薄味にする
味が濃い食べ物というのは、ついついご飯等の炭水化物を食べ過ぎてしまいます。
できるだけ薄味を心がける事で、早く満腹中枢を刺激して、食べ過ぎを抑えることができます。
しょうゆや砂糖などの調味料の使い過ぎには十分注意するようにしましょう。
食事のバランス
朝食は軽めで夕食はボリュームたっぷり、日本人の多くはこういった食事のバランスかと思いますが、これは最も太りやすい食べ方といえます。
私たちの体は、「体内時計」のリズムにあわせて、活動と休憩を繰り返しています。
活動してる時に食べるとエネルギーとして消費しやすく、 逆に休憩している時に食べると脂肪となって太りやすくなります。
胃腸は昼間によく働きますが、夜は消化スピードが落ちてしまいます。
更に、夜は体を動かすことも少ないためエネルギーが消費されず、どんどん体に溜まってしまいます。
朝昼はたっぷり食べても、多くはその日の内にエネルギーとして消費されます。
逆に夜は控えめになるべく早い時間に食事を済ませることが、太らない食べ方のポイントです。
時間をかけてよく噛んで食べる
食べ物を食べていて、満腹だと感じるまでにある程度のタイムラグが生じます。
早食いをしてしまうと、体の「満腹」という信号に気付くのが遅くなるのでたくさん食べてしまいます。
ゆっくりとよく噛んで食べていると、食べ過ぎないうちに体からの「満腹」のサインに気付けるので、カロリーの摂り過ぎを防ぐことができます。
食べる時は、食べる事に集中する
テレビを観ながら、携帯を見ながらのながら食いは、食べることに集中できないので、満腹のサインに気がつかず必要以上に食べ過ぎてしまう原因になります。
食べる時は食べる事に集中することで、食べたものがエネルギーとしてしっかりと消化吸収されるようになります。
太らない食べ方のコツは日々のちょっとした心がけ
いかがでしたでしょうか。
以上が、太らない食べ方のコツです。
1日の総摂取カロリーが例え同じだったとしても、太りやすい食べ方をするのと太らない食べ方をするのとでは、エネルギーとして消費される量と脂肪になる量に大きな違いが生まれます。
ちょっとした心がけ1つで、全く違った結果になるのですね。
是非今回の内容を参考に、できるだけ太らない食べ方を実践してみてください。