雑誌やテレビで話題の、食べる順番ダイエットをご存知でしょうか?
その名の通り、食事の際に食べるものの順番を決められた通りに食べる事で、無理なくダイエットができるという簡単なダイエット法です。
普段の食生活を変えたり、無理な食事制限をしなくていいのが、食べる順番ダイエットの大きな魅力ではないでしょうか。
順番を守るだけで手軽にできるので、多くのダイエッターが長く継続させることができる方法です。
そこで今回は、食べる順番ダイエットの方法をご紹介いたします。
食べる順番ダイエットの方法
普段通りの食生活で食べる順番を変える
食べる順番ダイエットはとっても簡単です。
“食べる順番を守る”だけでいいのです。
食べる順番通りに、一品一品食べきるようにしましょう。
子供の頃に好きなおかずだけを食べていると、母親から「バランス良く食べなさい」等と叱られたりするものですが、全てのおかずがバランス良く減っていく食べ方はしていはいけません。
どういう順番で食べればいいのかというと、まずは野菜や海藻類やキノコ類などの食物繊維を多く含んだものから食べます。
そしてその後に肉や魚といったタンパク質を多く含むものを食べます。
最後にご飯などの炭水化物を含むものを食べます。
①食物繊維
②たんぱく質
③炭水化物
この順番で食べるようにしましょう。
1番に食物繊維が多く含まれるもの
野菜や海藻類やキノコ類です。
更にその中でも、生→発酵→その他の順で食べるようにしましょう。
カボチャやいも類、トウモロコシを野菜として最初に食べてしまう方がいますが、これらは炭水化物が主体なので一番最後に食べるようにしてください。
2番にたんぱく質が多く含まれるもの
次に食べるのが、たんぱく質が豊富に含まれている食材で、豆腐や納豆などの大豆食品。
卵、肉、魚などがそれにあたります。
更にその中でも、まず大豆食品などの植物性たんぱく質から先に食べて、次に卵、肉、魚などの動物性たんぱく質を食べるようにします。
このような順番にすることで、血糖値の上昇をゆるやかにすることができます。
最後に炭水化物が含まれるもの
最後にいも類やとうもろこし、パンやご飯、麺などの炭水化物が豊富な食材を食べます。
おかずと一緒に食べると脂質を取り込んでしまうため、炭水化物は単体で食べるのが重要です。
ダイエット効果を更に高めるためには、夕食の際の炭水化物を抜くというのも効果的だとされています。
順番を変えるとダイエットになる理由
何故この順番で食事をするとダイエットになるのでしょうか?
それは、摂取カロリーと血糖値に理由があります。
ダイエットにおいて重要な点は2つあります。
血糖値を上げないようにすることと、摂取カロリーを減らすことです。
最初にご飯等の糖に分解される炭水化物から食べ始めてしまうと、血糖値が急上昇してしまい、インスリンという肥満ホルモンとも呼ばれるものが分泌されて太りやすい体質になってしまいます。
そこで、野菜などの食物繊維から食べ始めることで、血糖値の上昇を緩やかにすることで、インスリンの分泌を抑えてあげるのです。
食物繊維はカロリーもほとんどない上に腹もちがいいので、野菜などの食物繊維から食べはじめることで、適度に満腹感を得られます。
そうすることで、最後に食べる炭水化物の量も自然と減らすことができるのです。
炭水化物の量が減れば、自然と摂取カロリーも減るので、無理なく痩せることができるという訳ですね
食べる量を増やしてはダメ
順番通りに食べているからといって、今までよりも多く食べてはいけません。
摂取するカロリーの量がが増えれば、食べる順番を守っても痩せるどころか太ってしまのは当然の結果です。
今までと食事の量を変えないという点を意識するようにしましょう。
よく噛んで食べる
よく噛んで食べる事には、食べ物の消化吸収を助ける以外にも、満腹になりやすいというメリットがあります。
よく噛んで食べるだけで、食事の量を調節するのが簡単になります。
味付けに気をつける
濃い味付けの食べ物は、炭水化物を多く食べしまう傾向があります。
ご飯のおかずになるものはなるべく薄味で調理をするようにしましょう。
また、油を使った肉料理などの場合、ダイエットの為に油を控えたいと思う方もいるかと思います。
しかし、多少の油は使った方が満腹になりやすいので神経質に避けなくてもいいかもしれません。
食べる順番ダイエットの方法は苦にならない
いかがでしたでしょうか。
以上が、食べる順番ダイエットの方法です。
簡単な方法ですが、継続して続けることでダイエットに大きな効果もあります。
また、血糖値や血圧などの生活習慣病の予防にもなるので、食べる順番を変えるというのはとても大切なことです。
仕事が忙しくて運動する暇がない人や、幅広い年齢層の人が無理なく続けられる最適な方法といえます。
大切な事は、ご飯とおかずを一緒に食べないこと。
是非食べる順番を意識するようにして、日々の食生活を送ってみてくださいね。