最近では20代の若い世代のシングルマザーが増えてきました。
子供に対して「自分たちの都合で片親にさせてしまった責任」を感じて、恋愛に対して引け目を感じているシングルマザーはとても多いです。
しかし、「子供のためだけに生きる!」と言い切れる女性は少ないのではないでしょうか。
シングルマザーだって母親ですが、その前に一人の女性です。
男性と恋愛をしたり、再婚をしたいという気持ちは心のどこかであるはずです。
しかし、シングルマザーの恋愛は、通常の恋愛に比べて難しいのが実情。
「シングルマザーは恋愛をしてはいけないの?」
そんな悩みを抱えているシングルマザーのために、今回はシングルマザーの恋愛が難しい理由と、恋愛をする際に抑えておきたいポイントをご紹介いたします。
シングルマザーの恋愛が難しい理由
シングルマザーは恋愛をしてはいけない?
シングルマザーが恋愛するということにおいて、否定的な考えをもっている人はとても多いです。
「子供が自立するまでは恋愛をするべきではない」
という意見が大半ではないでしょうか。
しかし、「シングルマザーは自分の人生を犠牲にして生きるべき」という価値観は、あまりにも極端だという意見も多いです。
特に母親は精神的に余裕がなくなってしまうと、子供に対して決して良い影響を与えません。
窮屈な価値観から精神的に追い詰められてしまい、子供に虐待してしまうシングルマザーも珍しくないのです。
シングルマザーだって自分の幸せを考えるべきではないでしょうか。
恋愛は自由、生き方も自由です。
人の恋愛や生き方を否定する権利など、誰にもないのですから。
恋愛を重く考えすぎてませんか?
シングルマザーの恋愛を難しくしてしまっている理由に、恋愛を重く考えすぎている点が挙げられます。
特に多いのは、「子供のことも愛してくれる男性じゃなきゃ無理」と考えているシングルマザーはとても多いです。
もちろん、自分を含めて子供のことも愛してくれる男性であればそれに越したことはありません。
しかし、そんな男性は珍しいのではないでしょうか。
男性にとってあなたの子供は、元彼との愛の営みの結果です。
最初から「何もかもを受け入れてほしい」という気持ちは、少々厚かましいように感じますし、中々受け入れてもらえないでしょう。
むしろ、「私も子供も愛してくれる?」という問いに、「YES」と即答するような男性は楽観的すぎではないでしょうか。
子供の親になるということの責任は、決して軽いものではありません。
「重い」と感じて然るべきなのです。
二人の関係を育てていきましょう
まずは、「結婚」を意識的に遠ざけて、二人の関係を育てていってみてはいかがでしょうか。
シングルマザーじゃなかったとしても、同じ人と添い遂げるというのはとても難しいこと。
それはきっとあなたが一番よくわかっているはずです。
決して焦ってはいけません。
時間をかけて愛を育てていくことで、はじめて相手の男性は子供のことを受けられるようになるのです。
彼に子供を会わせるべきか
彼との結婚を意識するまでは、子供と彼を会わせないようにした方がいいでしょう。
「彼に子供を愛してほしい」という気持ちや、「子供にも彼を気にいってほしい」という想いは、全てあなたのエゴであるということを覚えておきましょう。
突然母親から彼氏を紹介されても、子供は精神的に不安定になってしまったり、少なからず戸惑いを感じるでしょう。
また、逆に子供が彼のことを気にいってくれたとしても、彼との恋愛が破局したら子供の気持ちはどうでしょうか?
いつも優しくしてくれるお兄さんにはもう会えなくなってしまうのです。
家庭と恋愛を分けて考えるようにして、子供の気持ちをむやみに振り回さないようにしましょう。
シングルマザーであることを隠さない
シングルマザーであることを隠して恋愛をする女性もいますが、これもしないようにしましょう。
彼との関係が親密になればなるほどに、いずれ告白しなくてはいけないことです。
シングルマザーであることを隠している間にも、もしかしたら彼はあなたとの人生設計を前向きに立ててくれているかもしれません。
先ほどの子供と同じように、彼の気持ちをむやみに振り回してはいけません。
はじめにシングルマザーであることを伝えることで、身を引く男性は多いかもしれません。
ですが、そのことを隠しながらズルズルと恋愛を長引かせるのは、お互いの時間を闇雲に無駄にすることに繋がります。
子供の年齢が再婚のカギになる
シングルマザーの恋愛において、再婚がうまくいくかいかないかは、やはり子供と再婚相手の関係が重要になります。
子供が2歳や3歳といった幼い年齢の場合、再婚相手と良好な関係を築ける場合が多いようです。
やはり幼い子供というのは父親をほしがります。
子供のそういった気持ちが伝わると、再婚相手も自然と子供を愛するようになるようです。
また、子供が高校生くらいの場合も、再婚相手とよい関係が築ける傾向があります。
これは、高校生くらいの年代になると、大人の考えで互いに歩み寄ることができるからです。
再婚相手と子供が良好な関係を築くのに一番難しいのは、小学生や中学生くらいの年齢だと言われています。
そのくらいの年代の子供というのは、思春期などで一番扱いが難しい時期です。
新しい父親を受け入れるための気持ちの整理がつけにくいというのが実情です。
再婚相手が特に不安になるのもこの年代でしょう。
この問題を解決してくれるのは、やはり時間しかありません。
焦らずに時間をかけて、子供と再婚相手との関係も築いていかなければいけません。
恋愛は、自分のためにする
「子供も父親を欲しがっている」「兄弟がいた方が子供も幸せだ」
こんなことを考えて恋愛や再婚を求めていませんか?
あなたが恋愛をするにしても再婚をするにしても、その責任を子供におしつけるのはとても卑怯なことです。
あなたが恋愛をするのは、誰のためでもなく全て自分のためです。
自分の幸せを考えるのは、私たちに平等に与えられた当然の権利なのですから、自分が幸せになることに責任をもちましょう。
あなたが第一に優先させるべきは、間違いなく子供の幸せです。
しかし、母親が幸せじゃない子供が、幸せを感じる事などできないのです。
シングルマザーの恋愛は焦らない、気負わない
いかがでしたでしたでしょうか。
以上が、シングルマザーの恋愛が難しい理由です。
シングルマザーの恋愛を一番難しくしているのは、もしかしたら恋愛することに対してなんとく引け目を感じている自分自身かもしれません。
確かに再婚ともなると、子供に余計な葛藤を与えたり、苦しませる結果になる可能性は十分にあります。
しかし、だからといってデメリットばかりかというと、決してそうではありません。
そういった普通の家庭ではないからこその、家族の絆であったり、幸せを築くことだってできるのではないでしょうか。
是非自分の幸せに責任をもち、恋愛に対して前向きな気持ちをもつようにしてみてくださいね。