結婚してから何年も経つと、恋をする気持ちを忘れてしまいます。その分「恋心ってどんなのだったろう?」と思うものです。
そんな風に思っている既婚者同士がふと出会ってしまったとき、心の中でものすごい勢いで恋が芽生えます。
長年忘れていた恋心にとてもときめくのです。若い頃とは比べ物にならないくらいの衝撃を受けます。
妻に知れたらどうしよう。夫が聞いたら怒るに違いない。そんな風に考えながらも相手にどんどんのめり込むのです。
この既婚者同士の恋愛は意外と多いのです。その内側はどのようなものでしょうか。
そこで今回は既婚者同士の恋愛事情をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
既婚者同士の恋愛
お互いの気持ちを確信し、心の中だけで恋をするプラトニックな関係
自分は結婚していて子供もいる。もう恋なんてするわけないと思っていた。
しかしある時、ちょっと気になる人がいてその人も自分に好意を持っている、と気がついて愕然とすることがあります。
いつもあの人のことを目で追いかけている自分。車を運転している時もふとあの人のことを考えている自分。
そして相手の目線を痛いくらいに感じている。自分への気持ちを確信出来る。
こんな風に自分と相手の気持ちに気づいてしまい、罪悪感を感じます。
その相手となかなか会えない状況になればなるほど、お互いの気持ちは募るものです。
久しぶりに会えたとき、言葉を交わしたとき、会話の内容がわからなくなるほど相手の目を見つめてしまいます。
もうこの時点でお互いの気持ちを双方がわかっています。
しかし、お互いが目で相手に訴えます「このままの関係でいようね、そうしないと会えなくなるかもしれないね」と。
たまに会えた時だけ、目と目で気持ちを通わせる、その関係でいいよね、と。
結婚という事実に理性を働かせ、今の生活を壊すことなくお互いの気持ちだけを通じさせるだけの辛い恋がそこにあります。
密かにメールやLINE(ライン)を交換しあい、激しい言葉を交わすことで恋をする
顔見知りになり、仲良く会話ができるようになった関係の二人は、自然にメールアドレスを交換します。
ごく自然に嫌味なくメールアドレスを聞き出しますが、メールを交換した時に二人とも心の中で「バンザイ!」と大喜びをします。
ずっとずっとメールを聞きたかった、でも夫や妻の気持ちを考えたらやっぱり良くないな・・・。
そんな風に思いながらも相手とメールでつながることを望んでいたからです。
どこかでメール交換をしないよう自分の気持ちに抑制をかけていたのに、ついに我慢できなくなってしまった瞬間です。
最初はメールでたわいない世間話をしている二人ですが、ちょっとしたことがきっかけでお互いに思っていた気持ちを暴露します。
こうなると「恋の炎」が燃え上がり、メールを通して激しい愛を伝え合う仲になるのです。
手も握ったこともなく、抱き合ったこともない。当然キスさえしたことがない二人。
しかし、「愛してるよ」「いつも思っているよ」こんな風に現実の恋愛に出てくる言葉で愛を交わし合います。
この恋愛の背景には「メールで言葉を交わすだけなら浮気じゃない」という気持ちがあります。
自分の立場を守ろうという気持ちがありながらも、相手と常につながっていたい、微妙で切ない恋なのです。
ルールを決めて誰にも合わないように、見られないように極秘の恋をする
これまでに書いてきたような恋愛関係がさらに燃え上がってしまうと二人きりで会うようになります。
しかしお互い既婚者。他人には絶対に知られてはいけない関係になります。
このため、二人の自由になる時間や住んでいる場所、を熟考して誰にもわからないよう会うようになります。
隣町の普段は誰もいかないような駅にある喫茶店で待ち合わせをしたり、仕事を装い、バレた時に言い訳ができるように、男性側がよく使っているビジネスホテルに女性を呼び出したり。
もっとエスカレートすると、平日休みの男性が昼間誰もいない女性の家に行くようになります。
バレそうになると「彼は保険のセールスマンよー、保険の相談をしているの」といったような言い訳をするのです。
このようにバレてしまった時の対応を事細かに考え、いくらでも言い訳ができるようにしておくのです。
既に体の関係がある二人にはこれ以外の方法がありません。
誰にもバレてはいけない、でも別れるのも絶対に嫌!なんとなくわかる気がする、でも大人の嫌な部分が見え隠れする。そんな悲しい恋です。
告白後の既婚者同士の恋愛はリスクが高いが止められない
いかがでしょうか。
既婚者同士の恋愛はタブーと考える人がほとんどだと思います。
誰しもがそれを分かっていながらも、恋をしてしまう、それも現実です。
既婚者同士の恋愛の結末がどのようになっていくのかは「お互いの理性」「お互いを大事にする気持ち」「自分の欲望」にかかっています。
既婚者同士の恋は絶対にだめとは言い切れません。そうやって最終的に将来の伴侶を得る人もいます。
しかし、そこにある現実、見失うもの、得るものをよく理解し、自分がそこに立ち向かっていけるのかを考える必要があります。
人生は1度だけです。何を一番大切にしたいかを考えれば答えが出てくると言えるえしょう。