何らかの事情で離婚したけれど、その後で「やっぱり前のパートナーとやり直したい」と考えることもあるでしょう。
そもそもお互いに好きで結婚したのですから、復縁の可能性もじゅうぶんあります。
しかし、現在は別の人生を歩んでいる二人が復縁するのは、そう簡単なことではありません。
ここでは、離婚している状態から復縁を成功させるための方法を、5つのステップで紹介します。
離婚後に復縁する方法
相手の近況を調査する
たとえば、離婚の原因が相手の浮気で、相手がその浮気相手と再婚したようなケースでは、現実問題として復縁はほとんど不可能と考えたほうがいいでしょう。
逆に、たとえばこちらの浮気や心変わりが原因で、こちらから離婚を申し出た場合は、相手が今も独り身で、小さくない未練を感じていることもじゅうぶんありえます。
このように、現在の相手の状況によって、復縁の可能性があるかないかが、かなり違ってくるわけです。
ですから、離婚した元のパートナーとの復縁を希望するなら、まずは相手の近況を知る必要があるでしょう。
結婚していたわけですから、当時つきあっていた共通の友人や知人がいるはず。
相手の行きつけの店の店主などでもかまいません。
そうした人に相手の近況を聞いてみましょう。
適当な人が見つからなければ、興信所や探偵社に依頼するという方法もあります。
とにかく相手の「今」を知ること、すべてはそこからスタートするのです。
人を介してこちらの現況と「会いたい」という気持ちを伝える
相手の近況調査をして、「復縁の可能性あり」と判断したら、次にすべきことはこちらの「今」を相手に伝えることです。
いきなり直接コンタクトを取るより、その場合もまずは第三者を介して伝えたほうがうまくいきやすいでしょう。
離婚というのは、お互いの人生にとって、大変重い出来事です。
いきなり直接連絡をとっても、相手がわだかまりを感じていれば、話が前進しません。
そして、ほとんど場合、相手はなんらかのわだかまりを抱いているものなのです。
ですから、まずは、共通の友人や知人に依頼して、こちらの状況と「久しぶりに一度会いたい」という気持ちを相手に伝えてもらいましょう。
「復縁」という言葉は、この段階ではまだ持ち出すべきではありません。
あくまでも再会のチャンスを探るのです。
伝えてもらったときの相手の反応によって、「脈があるかないか」の判断がおおよそつきます。
仲介者にそのあたりのニュアンスを聞いて、少しでも可能性があるなら、次のステップに進みましょう。
もし、「脈はなさそう」ということであれば、しばらくインターバルを置いて、再チャレンジすることをおすすめします。
相手の状況や心理は変化するものですから、一度であきらめることはありません。
ただしその場合、年単位のインターバルは必要になってきます。
電話で謝罪する
さて、仲介者を通じて「脈ありかも」という判断をしたら、いよいよ直接コンタクトを取ります。
メールよりも、直接電話で話すことをおすすめします。
そのほうが、話を進めやすいですし、何といっても「元夫婦」なのですから、直接声を聞かせ話を交わすほうが、相手の気持ちを動かしやすいのです。
その際の重要ポイントは、「謝罪」です。
自分に原因があったり、心変わりでこちらから離婚を申し出た場合は、「自分がまちがっていた」と素直に謝りましょう。
そうではなく、相手の浮気や心変わりなど、直接的にはこちらに非がない場合でも、「至らなかった自分」を詫び、「気持ちをつないでおけなかった自分」を悔いましょう。
つまり、「自分がちゃんとっしていなかったから別れてしまった」というスタンスを取るのです。
そのことによって、相手は心を開きやすくなります。
「こちらこそ悪かった」というニュアンスの答えを引き出せれば大成功です。
直接会って「積もる話」をする
電話でそこまで話が進んだら、直接会って話をする機会をもうけましょう。
「一度会って、久しぶりに食事でも」という誘い方がおすすめ。
電話でお互いが謝罪するという関係になっているのですから、相手も憎からず感じていることは明白です。
ポイントは、相手に完全に合わせてアポイントメントを取ること。
相手の好意に甘えて再会してもらうのですから、こちらの都合を優先すべきではありません。
会う場所は「思い出のなつかしい店」がベスト。
その店に入っただけで、時間が一瞬で「あの日」に戻るに違いありません。
会って顔を見れば、当然なつかしさをお互いに感じ、いわゆる「積もる話」に花が咲くことでしょう。
ここでは、くどく謝罪を繰り返す必要はありません。
二人の思い出や、自分の近況、今の心情などを楽しく話せばいいのです。
雰囲気がよくなったら復縁の希望を伝える
話に花が咲けば、その時がチャンスです。
「復縁したい」という旨を、ダイレクトに伝えましょう。
ポイントは、その場の雰囲気。
元夫婦なのですから、二人の距離感や「空気」は読めるはずです。
その際、即答を求めてはいけません。
希望だけ伝え、あとは相手の判断にゆだねるのです。
コツは焦らず、時間をかけて相手の気持ちを復縁に傾かせること。
一度で答えが出なければ、二度、三度と面会の機会を設けましょう。
離婚後に復縁する方法5つ
離婚中の元パートナーとの復縁を望んでいる人のために、成功させやすい方法を紹介しました。
冒頭で触れたように、復縁はそうかんたんではありませんが、可能性は小さくありません。
ポイントは、いきなりコンタクトを取らず、人を介して接近すること、元夫婦という心理的つながりを活用すること、そしてなにより、答えを性急に求めないことです。
気長に、話を少しずつ前に進めるのが、復縁成功の秘訣です。