友達とつるむことを好まず、会社や学校の中で単独行動をとる「ぼっち女子」が最近増えているようです。
人間関係が上手くいかずに不本意ながらぼっち女子になってしまう人と、自らあえてぼっち女子になる人の2つのパターンがあります。
では、そのぼっち女子になりがちな女性というのはどんなイメージを持たれて、どのような行動や考え方をしているでしょうか。
そこで今回はぼっち女子の特徴をご紹介しますので、あなたやあなたの周りのぼっち女子に当てはめながら、ぜひ最後までご覧ください。
ぼっち女子の特徴
「自分」をしっかり持っている思索家
最初の特徴は、「自分」をしっかり持っている思索家ということが挙げられます。
ひとりでいることが多ければ、自然と「ものを考える時間」が多くなるものです。
ものを考える時間が多くなれば、日常生活に関することだけでなく、たとえば「人生」とか「将来」あるいは哲学的な思索をする機会も増えることにつながってくるわけです。
「ぼっち女子」には読書家も多く、そうなるとますます「考える時間」が多くなり、それが習慣となるのです。
また、ひとりで行動するためには、「自分」というものをしっかり持っていなければなりません。
ぼっち女子の場合は、自己主張が強いという意味ではなく、「自分とは何か。自分はどういう人間か、そして自分はどうあるべきか」という意識を強く持っているという意味です。
男性から魅力的・かわいいと思われている
「ぼっち女子は意外にモテる」ということがよく言われます。
いつも一人でいる女性は、一見とっつきにくく、男性は敬遠しそうに感じますが、実際は逆なケースがほとんどでしょう。
つねに同性とつるんでいる女子より、一人で行動する女性の方が、男性には魅力的だったり、かわいいと思えたりするのです。
それはいったいなぜでしょうか。
前項の「自分を持っている思索家」というのも、魅力の一つではありますが、モテる理由は他のところにあります。
「一人でいるから声をかけやすい」「同性の友達がいない(あるいは少ない)から、余計な邪魔が入りにくい」「自分のことだけを見てくれる」といった理由から、ぼっち女子は男性からモテるのです。
家族、家庭を大切にする
ぼっち女子には、「孤独癖があり、人間関係を築こうとしない」というイメージがきっとあることでしょう。しかし、実はそうでもないのです。
社内や学校内の人間関係については、たしかにその傾向を強く持っています。しかし、こと家族になると、その人間関係を大切にするという特徴があるのです。
親や兄弟との関係を大切にするのはもちろん、結婚してから築いていく家族関係、家庭に関しても大変重視し、「よき妻、よき母」になっていくのが、ぼっち女子の大きな特徴なのです。
女子同士でつるまない
ぼっち女子は、基本的にお1人様行動が大好きです。
もちろん、仲の良い友達はいるけれど、基本、1人でいるのが落ち着くというタイプなので、女子同士の井戸端会議や噂話を何よりも面倒に感じます。
従って、そういう付き合いを強要されることを嫌うので、女子同士でつるんで行動することはほとんどありません。ましてや女子会は、ぼっち女子にとっては苦行以外の何物でもないと考えている女性も少なくありません。
たまに、断れない付き合いで女子会に顔を出すことはあっても、どこかメンバーから浮いて見えるのも、ぼっち女子の特徴です。
メンバーの中に100%入り込むことなく、冷静な位置づけを決して崩さないでしょう。
格付けしない
ぼっち女子は、我が道を行く人生に最も生き甲斐を感じる人も多いものです。
つまり、他人から受ける評価には、基本的に興味がありません。なので、競争社会からは浮いた存在になるのですが、言い換えれば、人間を決して格付けしないとも言えるのです。
このように、最初から人に対して順位を付けるなどという発想はありません。
あくまで「人は人・自分は自分」というのがぼっち女子です。
他人が決めた評価基準は、一切あてにしません。そのため、友達や恋人を決める際にも、「自分と気が合うかどうか」だけが、唯一の決め手になるというわけです。
条件を付けて人を選ぶことは、ほぼないと言って良いでしょう。
興味を持ったことにはとことんのめり込む
女子同士でつるんだり、格付けし合ったりすることには一切興味がないぼっち女子ですが、趣味のことなど、自分が興味を持ったことに関しては、脇目もふらずにのめり込む傾向があります。
普段ひょうひょうとしているだけに、集中力が入ったときの変貌ぶりに周りが驚かされることもしばしばです。
でも周りのそんな反応はおかまいなしで、あくまでマイペースにのめり込むのがぼっち女子の趣味の生活なのです。
従って、ぼっち女子は、何か得意分野を見つけると、爆発的に実力を伸ばすことができる人が多くいるというのも特徴です。
ただ、本人は「好きなことをとことんやっている」という感覚なので、努力しているように見えても、全く悲壮感は感じられないのもよくあることです。
コミュニケーション能力が極端に低い
ぼっち女子というのは、コミュニケーション能力がまったくないという特徴があります。
人と喋ってもなかなかうまく行かず、会話も全然続かないため、場が白けてしまうのも珍しくはありません。
しかも話をすること自体苦手であるため、結局何を言いたいのか相手にまったく伝わらないこともあるのです。
ですので話をしても楽しくない、あるいは一緒にいても面白くないと思われてしまい、結果的にぼっち女子になってしまうというわけです。
さらにこうしたタイプは自分から人に話しかけることもできません。
まず何を話せばいいのか分からないため、第一声にどんな言葉を選べばいいのか迷ってしまうのです。
自分から話しかけることが出来ないため、人から話しかけられるのを待つほかありません。
ですが自分から話しかけないため、周囲から一人でいたいのかもしれないと思われ、誰も話しかけてくれないといったことも多々あります。
ネガティブ思考である
ぼっち女子というのは基本的にネガティブ思考です。
物事を後ろ向きに考えてしまうため、漂う雰囲気も陰鬱なものになりがちです。
そんな暗い雰囲気でばかりいると、周囲も非常に話しかけづらいです。
なかなか周囲と馴染めない時間が続くと、より後ろ向きな気持ちになってしまいます。
それによりネガティブ思考が加速してしまうという悪循環に陥ってしまうことも珍しくはありません。
周囲から話しかけられないことがぼっち女子の気持ちを暗いものにさせ、結果周囲がより話しかけづらくなるのです。
元々ネガティブな考えの人間であることがぼっちになる原因を作っている最大の理由ですが、こうした思考は孤独さを悪化させる要因にもなりえるのです。
こうしたタイプはぼっちになりたいわけではないため、どうにかして友達が出来ないかと考えていることも多いです。
一人で過ごすほうが好き
ぼっち女子の中には一人で過ごすことが大好きという人もいます。
誰かと一緒にいるよりも一人でいるほうが気楽であるため、自ら望んでぼっちになっているのです。
こうしたタイプは元々はぼっちではなかった可能性が考えられます。
誰かと一緒に過ごしている中で、この環境は自分に合っていないと次第に思うようになります。
徐々に一人で過ごしたほうがラクかもしれないと考えるようになり、最終的にみんなの輪から外れ、ぼっちになる事を選択するというわけなのです。
このように自ら望んでぼっち女子になっているため、基本的には楽しく過ごしています。
社交性がないわけでも性格が暗いわけでもないことが多いため、必要性があるなら誰かと一緒にいることもあります。
ただどちらかといえば一人でいるほうが様々な面で楽しいかなと思うことのほうが多いというだけなのです。
ネット上ではぼっちじゃない
ぼっち女子というのは現実社会で一人なだけで、実はネット社会においては交友関係は幅広いという特徴を持っています。
現実では無口でもネットでは多弁というタイプも少なくなく、趣味を通じて親しくなることも珍しくはありません。
なぜネットでは友達が多いのかと言えば、現実と違い実際に会わなくてもいいため、あまり緊張せずに話すことが出来るからです。
さらにネット上だと素の自分じゃなくて作った自分で関係を築くことも可能であるため、現実ではぼっちだということをネット上の親しい相手に悟らせないことも難しくないのです。
そして最大の理由がSNSなどのコミュニケーションツールの存在です。
こうしたツールを使えば人と関係性を築くのは簡単だし、仲が悪くなっても簡単に関係を解消しやすいという利点があります。
だからこそ現実よりも積極的に友達を作っていきやすいというわけなのです。
ですのでぼっち女子は友達がいないわけではなく、ネット上には多くの友達がいる可能性のほうが高いのです。
ぼっち女子はかわいい・美人が多い!?
いかがでしょうか。
ぼっち女子というのは男性からのイメージと、女性からのイメージが大きく変わるのも1つの特徴ではないでしょうか。
女性からのぼっち女子のイメージとしては根暗だったり、ネガティブだったり、存在感が薄かったり・・・など、残念ながらあまり良いイメージを持たれることがありません。
その一方で男性からのイメージとしては、かわいい、美人、透明感がある、話しかけるハードルが低いなどが挙げられるでしょう。
もちろんその「ぼっち女子」によるものが多いものですが、そこまで悪いイメージを抱いている人は少ないでしょう。
かといって、モテるためにわざわざぼっち女子になる必要は一切ありませんが、必ずしもぼっち=悪いイメージというわけではないことを覚えておきましょう。