女性としてはきっぱりけじめをつけ、完全に別れたつもりなのに、元彼は気持ちの整理をつけることがいつまでもできず、未練をダラダラと引きずってしまうというケースが実際には少なくありません。
「未練」というのは、実は女性よりも男性に強く現れる心理傾向だともって過言ではないでしょう。
ただの未練であるうちはいいのですが、それがエスカレートすると、ちょっとやっかいなことにもなってしまいかねません。
そこで今回は、元彼の未練がましい行動の代表例をご紹介しますので、元彼の気持ちがエスカレートしないうちに、何らかの対策を講じたほうがいいかもしれません。
「こんな元彼には要注意行動集」としてご覧いただくと面倒なトラブルを事前に防ぐことができるはずですよ。
元彼の未練がましい行動
誕生日やお正月にメールやLINE(ライン)で連絡してくる
まず、「もっとも軽度な未練」から現れる行動、それはやはり「メールやLINE」ではないでしょうか。
とはいっても、一応別れているわけですから、何もきっかけがなければ、いかに未練がましい元彼もメールを送るのはためらうものでしょう。
ですから、元彼としては「自然なきっかけ」を探すのです。その元彼が考える一番自然なきっかけは、女性の誕生日と新年です。
「誕生日おめでとう、元気?」とか「新年あけましておめでとう。変わりないですか」といったメールやLINEを送って、元カノからの反応をうかがうのが、未練がましい男の常套手段だと言えます。
多くの場合、ただ「おめでとう」というメッセージだけでは終わりません。
「元気?」「変わりない?」のあとに、「僕(おれ)は相変わらず。暇してるよ」とか「一人でさみしい年越しをしました」といった、「ねえ、かまってよ」というニュアンスを含んだメッセージが続きます。
この元彼のメッセージの本音は、「よかったら、元サヤしない?」ということなのです。
まちがったフリをして、電話してくる
メールやLINEではなく電話でコンタクトを取る、という未練がましい男もいます。その場合、少々手の込んだコンタクトをしてくることが一般的です。
携帯やスマホで電話を受ける。元彼からの電話だとわかる。「何だろう?」と思って電話を取ると、元彼はたいていヘタな芝居をします。
「もしもし、○○?」と、別の人物の名前を呼び、こちらが「ちがう」と答えると、「え? なに、違うって。あれ、あ、○○じゃないの?」ととまどって見せる。といった具合です。
これはすべて演技だと考えていいでしょう。
事前に「こうしよう」と計算して頭の中で台本を作り、その通りにとまどって見せているだけなのです。最初から、元カノと話したいを思って、間違い電話を装った電話をかけてきているというわけですね。
「ごめん。まちがえた」と言って、すぐに切れば、本当の間違い電話だと判断できます。
しかし、ほぼ100%、「まちがえた」と言ったあとで、「久しぶりだね。元気してた?」と言ったように、話を続けるようであれば、元彼にとって、それこそが、「間違い電話作戦」の目的なのです。
共通の友人や知り合いを通じて「気にしてたよメッセージ」を届ける
元彼との間に、共通の友人や知り合いがいる場合、その人を利用するということも、未練たらたらの男にはあります。
「こないだあなたの元彼から久しぶりに電話があったんだけど、彼、あなたのこと気にしてたよ。『新しい彼、もうできたのかなあ』なんて」
これは、元彼が共通の友人に電話をかけ、元カノの情報を収集しようとしたという証拠にほかなりません。
ここまでくると、かなり重症な「未練度」だと考えて間違いないでしょう。
未練がましい、というより、未練たらたら状態と考えたほうがいいでしょう。こちらにまったく「元サヤ」の気持ちがないなら、その友人を通じて、はっきり「こっちはまったく気にしていない」と伝えることをおすすめします。
「相談がある」というコンタクトを取ってくる
さらに「未練度」がアップすると、直接コンタクト取ろうとします。
さきほどの「間違い電話作戦」のような回りくどいやりかたは、もうしません。
直接電話で、あるいはメールを使うケースもありますが、キーワードは「ちょっと相談したいことがあるんだけど・・・」です。
「何?」と聞いても、「それは会って直接言いたい」と応えるのが定石。そして、実際に会ってみると、たいてい要領を得ない話になりがちなのです。
もともと「相談したいこと」など存在しない、存在するとすれば「やりなおさない?」ということだけです。
ですから、元サヤを望まないのであれば、そうした元彼からのコンタクトに対し、「ちょっと忙しいから、今、その相談事を話して」と電話なりメールではっきり告げるようにしましょう。
会うのは時間の無駄です。
明らかに怪しい、「街での偶然の出会い」
元彼の未練度がもっと高まると、ちょっとした「ストーカー」的な行動をとるようになります。多いのは、「街での偶然の再会」です。
もちろん、人生には偶然の再会はあります。「まさか、こんなところで」という、お互いに驚く偶然は起こりえるでしょう。
ですから、ただ単に街で元彼に出会ったからと言って、それを「元彼の未練」と判断することはできません。しかし、「明らかに怪しい」というケースなら、元彼の「下心」を疑ってみたほうがいいでしょう。
どちらかといえば女性の方がそういう「勘」に優れています。ですから、自分の「勘」を信じて、「もしかして、これは元彼が仕組んだ『偶然』なのかも」と考えることをおすすめします。
それが作為だった場合、元彼は必ずそこで立ち話をし、「時間、ある?」と聞いて、カフェなどに誘おうとします。そうなれば、まず間違いなく、「元彼の作った偶然」と判断していいでしょう。
元彼の未練サインを感じ取ろう
いかがでしょうか。
あなたが元カレに対して少しでも未練があるなら、今回ご紹介したような元彼の行動に応じてもいいでしょう。
しかし、そうでないなら、早い段階で「元サヤは100%、ない」と断言して、元彼の行動をエスカレートさせないようにすることが大切な対処法です。
放っておくとどんどん元カレの未練がましい行動はひどくなっていくので、嘘でも「新しい彼氏ができた」などを伝えるなど早め早めに行動して、未練を断ち切れさせるように仕向けましょう。