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人混みが苦手な人の3つの心理と克服方法とは?

あなたは人混みが苦手なタイプでしょうか。

遊園地や花火大会などのイベントなど、楽しいものはたくさんありますが基本的にはどれも人混みに巻き込まれるものです。

それならばやはり人混みを克服して、人並みに楽しみたいですよね。

そこで今回は人混みが苦手な人の心理と克服方法についてご紹介していきますので、ぜひ今後の参考にしてみてください。

人混みが苦手な人の心理

 

人と接触することを不潔と感じる

 

人混みが苦手な人には、「知らない人と接触するのは汚い」という心理があります。

人混みの中にいると、どうしても見知らぬ人と体が触れ合ってしまうことがあるものです。

満員電車内にいる場合などは、人と触れ合わないわけにはいきませんし、大人数の参加するイベント会場では、隣にいる人や前後の人と触れてしまうことが少なからずあります。

ふつうの人は「混んでいるのだからしょうがない」と考えますし、人と体が触れることをまったく気にしない人もいるでしょう。

しかし、それをひどく不快に感じてしまう人もいます。

それは「見知らぬ人と肉体的な接触をするのは不潔」と感じる、神経質なタイプの人です。

人と接触すればその人の髪の毛がついたり、人の息が自分にかかったりすることもあるでしょう。

近くの人が咳やくしゃみをすれば、唾液がかかることもあります。

そうでなくても、人は会話をするだけでも唾液が周囲に散るものですから、人混みの中にいて、近くの人が会話を交わせば、それを完全に避けることはむずかしいでしょう。

人混みが苦手な人は、そうしたことが不潔に感じられてしかたありません。

神経質なために、他人のことを不潔に感じてしまうのが、人混みが苦手な人の一つの心理なのです。

パーソナルスペースがすごく気になる

 

パーソナルスペースというのは心理的な縄張り意識のことですが、人混みの中にいれば、心理的のみならず、物理的パーソナルスペースも侵害されることになってしまいます。

縄張り意識のあまりない人なら、別に気にすることはないでしょう。

しかし、それを気にする人は、知らない人が自分のテリトリーに入り込んでくることを大いに不快に感じ、許せない気持ち、いたたまれない気持ちになってしまうのです。

一般的に男性の方が女性よりもパーソナルスペースが広く、縄張り意識が強い傾向がありますが、肉体的なパーソナルスペースに関しては、女性も強く意識するものです。

例を挙げましょう。

人混みではなく、何かの行列に並んでいるとします。

スーパーのレジや人気飲食店、評判のショップの売り出しなどに並んでいるとき、後ろの人が自分に密着するような至近距離に並んだら、だれしも不快に感じるに違いありません。

人間には、人との適度な距離感というものがありますから、それを侵されると不快に感じるわけです。

人混みが苦手な人は、そうした意識が特に強いのです。

混雑したところでは、自分のテリトリーを侵害されることは、物理的にやむをえません。

それを分かっていながら、パーソナルスペースに対する意識が強いために、不快に感じてしまうのが、人混みが苦手な人の心理ということになるでしょう。

閉塞感を抱いてしまう

 

人混みの中にいると、自分が人間の集団の中に閉じ込められてしまっているような気になるのも、人混みが苦手な人の心理です。

閉所恐怖症の人がいます。

狭い空間にいることに恐怖を感じる人、狭いところに入ることができない人のことです。

人混みが苦手な人も、それと似た心理を抱いています。

周りを人に囲まれる状態が続くことによって、「自分は狭い空間に閉じ込められている」と認識し、「ここから出たい」と強く思うのです。

しかし、満員電車にせよ、イベントなどの混雑状態にせよ、その状態はすぐには緩和されたり解消されたりしません。

狭い空間に閉じ込められたような息苦しさをガマンし、しばらく耐え続ける必要があるのです。

人混みが苦手な人は、これまで何度もそうした閉塞感を経験し、不快な思いをしてきましたから、人がたくさん集まるようなところにはできるだけ近づかないようにします。

しかし、生活していれば、人混みの中に入る必要も出てくるでしょう。

想定を超えて人が多く集まったため、思いがけず人混みに入ってしまうこともあります。

そうなると、過去の経験も蘇り、いっそう強い閉塞感を抱いてしまうのが、人混みが苦手な人の心理なのです。

苦手意識がそうした恐怖感をさらに増幅させてしまうと考えていいでしょう。

人混みが苦手な人が克服するためにやるべきこと

 

人の流れに合わせて歩く

 

人混みが苦手な人は、周囲に大勢の人がいると自分がどう動いていいのかわからなくなって混乱したり、意図せず人の邪魔をしてしまう動きをしてぶつかったりすることが多いです。

謝ってばかり、迷惑をかけてばかりだとますます人混みに苦手意識を持つようになってしまいます。

こうしたタイプは人よりものんびりしている性質の人が多いので、いつものペースで行動をしていると失敗をしてしまうことが多くなるでしょう。

ですので、人混みに出る際には少し気合を入れて、いつもよりも歩くテンポをアップして人の流れに沿って行動をするようにしてください。

同じ方向を歩いている人が多い道を選んでスピードを合わせて歩くだけでもかなり動きやすくなります。

少なくとも前から歩いてきた人とぶつかってしまったりお見合いしてしまうことも少なくなりますし、車と一緒で同じ方向を行く人とスピードを合わせて歩いておくと、人混みの中でも一定のスペースを保つことができて楽なのです。

人が縦横無尽に行き交うところであれば、進みたい方向を歩いている人の後ろについて行ってみるなど工夫するといいでしょう。

ただし不審がられないように注意をしてください。

人混みにいることに意識を向けすぎない

 

人は誰でも苦手意識を持っていることに関しては、必要以上にそのことに対して意識を向けすぎてしまう傾向にあります。

人混みが苦手だと思っていれば周囲の人々に向ける感覚が鋭くなりすぎてしまって、乱雑な音やさまざまなニオイで溢れかえっている状況に落ち着かなくなるのです。

特に人混みの中で酔いを感じてしまいやすい場合には、こうした情報量過多によって体調に影響を受けやすくなります。

人混みでなければそれほど気にしない他人のことを敏感に感じ取ってしまうのが原因ですので、なるべく意識を「人混みの中にいること」から別の方向へと切り替えられるようにしてください。

たとえばイヤホンから音楽を聴いて流れてくる音に集中をしたり、本やスマートフォンを弄りながら文字を読むことに気持ちを傾けておきます。

周囲の状況から全く影響を受けないというわけにはいませんが、「苦手な人混みの中にいる」という緊張を解す効果がありますので、何もしないよりは随分と楽です。

人混みが苦手だとそのことばかりで頭が一杯になってしまいますが、そこからいかに意識を逸らせるかがポイントになります。

呼吸をゆっくり深く保つ

 

緊張をしてしまっていると、呼吸が自然と浅くなっていきます。

人混みの中で気分が悪くなるのも気持ちが落ち着かなくなってしまうのも、無意識に呼吸が浅くなってしまうことが理由の一つです。

少ない酸素を必死になって身体に循環させようとすると脈が速くなったり、頭に血が上ってのぼせを感じてしまいやすくなります。

密室であれば空気も薄くなるので、ますます気持ちが悪くなってしまうでしょう。

苦手な人混みにいるときには、まず意識をして呼吸を深く行うようにしてください。

一生懸命に吸っているつもりでも呼吸が正常にできていないことが少なくないので、これをゆっくり深いものに切り替えます。

深呼吸まで行う必要はありませんが、しっかりと息をすることを意識をしておくとかなり心身の状態が向上し、リラックスすることが可能です。

また、くれぐれも限界まで頑張らないように無理をせず、人混みから離脱できる状況になったら早めにその場から離れるようにしましょう。

圧迫感がなくなり呼吸がしやすくなったスペースで身体を休め、そこで改めて酸素を身体に行き渡らせてください。

 

人混みに疲れるなら無理をしない

 

いかがでしょうか。

人混みに疲れる人は、やはり無理をしないことが大切です。

デートするときに「人混みは苦手なんだよね」と一言伝えておくだけでも、デート場所はきちんと考慮してくれるでしょう。

相手に悪いからと言って無理にでも人混みにいき、ヘトヘトになったり、気分が悪くなったりしたら相手にも大きな心配をさせてしまいますし、そのデートは楽しい思い出にならなくなります。

無理をすることが良いことではないことを理解しておきましょう。

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