太りやすい体質を改善したいと悩んでいる人は多いのではないでしょうか?
どれだけ食べても太らない人がいる一方で、「水を飲んだだけでも太ってしまうのではないか」と感じてしまうほど、太りやすい体質の人もいます。
体質というのは、遺伝が3割、環境が7割で影響しているといわれています。
両親が太っている場合、その子供も太りやすい体質の可能性が高いということです。
環境に関しては、基本的に両親と同じ食生活で育つので、両親と似た体形になりやすいと言えます。
この話を聞いて、「体質は遺伝なんじゃどうしようもない」と諦めてしまいますか?
いいえ、体質は遺伝よりも環境に影響されます。
環境を変える事で、太りやすい体質を改善することは十分にできるのです。
そこで今回は、太りやすい体質を改善する方法をご紹介いたします。
太りやすい体質を改善する方法
痩せやすい体質とは?
痩せやすい体質とはどのようにつくられるのでしょうか?
痩せの大食いと呼ばれるようなスリムな人の体はどのようになっているのか、その答えは体の基礎代謝が大きなカギを握っています。
基礎代謝とは、何もしていなくても消費されるカロリーを示すもので、基礎代謝が高ければ高いほど脂肪が付きにくい体質と言えます。
逆に代謝が低ければ、摂取したカロリーが中々消費されずに、脂肪として体に蓄積されるようになります。
これではどれだけ食事制限や運動を頑張っても、痩せずらいと言えます。
太りやすい体質を改善するには、基礎代謝を上げることが非常に重要です。
適度な運動をする
基礎代謝をあげるのに重要なのは、体の筋肉です。
筋肉は維持するだけでもエネルギーが使われ、あればあるほど基礎代謝があがります。
運動をして筋肉を適度に鍛えてあげるのが、痩せやすい体質になる上でとても大切なポイントになります。
何かしら体を動かすことが一番ではありますが、続けるのことが難しい人は、家で手軽にできる簡単なエクササイズを日々の習慣に取り入れるようにしましょう。
自宅で手軽にできるエクササイズ「ドローイン」
普段使われていない筋肉を刺激してあげるだけでも、基礎代謝アップの効果は期待できます。
多くのダイエッターが取り入れているエクササイズに、ドローインという方法があります。
ドローインとは、腹部の筋肉(腹横筋、腹斜筋、腹直筋、脊柱起立筋、腸腰筋など)を鍛えて、特に下腹の引き締めに高い効果が期待できるエクササイズです。
やり方はとても簡単で、お腹をへこませた状態で呼吸をするだけです。
立った状態や、仰向けに寝た状態で息を大きくゆっくり吸い込みます。
この時もお腹はへこましたままで、胸を膨らませるイメージで沢山息を吸い込みましょう。
息をゆっくり吐きながら、さらにお腹をへこますイメージです。
お腹をへこませたまま、浅い長い呼吸を行うようにして、お腹をへこましている時間は15秒を目指しましょう。
たんぱく質を摂取する
代謝アップに欠かせないのは、筋肉をつけることですが、筋肉を作る材料となるたんぱく質を摂取することも大切です。
適度にたんぱく質を摂取することで、筋肉を成長させることができます。
体重1キロあたり1グラム程度のたんぱく質を摂取するように心がけましょう。
高タンパク質な食材としては、鳥のささみ、大豆製品、はんぺん、マグロの赤身、卵等が挙げられます。
体を温める
体は温めることによって基礎代謝を上げることができます。
体温が1度違うだけで、基礎代謝量は13~15%変動すると言われています。
これは単純に、同じ体格の人が同じものを食べた場合、体温が1度違うだけで脂肪の付き方に13~15%の差が出るということです。
体をできるだけ冷やさないように注意しましょう。
半身浴をする
体を温める効果的な方法として、半身浴が挙げられます。
半身浴は体に負担をかけずに芯から温める効果的な方法として、ダイエットに取り入れている人が多くいます。
滝のような汗をかくことで体内の毒素や老廃物を排出してくれるので、デトックスや体質改善に大きな効果が期待できます。
半身浴は、コップ1杯分の水分を補給して、40度前後(体温よりも少し熱いぐらい)のお湯に、お腹のみぞおちあたりまで浸かるようにしましょう。
時間としては、30分程度を目安にするのが効果的です。
太りやすい体質を改善する方法は、基礎代謝を上げる事で実現する
いかがでしたでしょうか。
以上が、太りやすい体質を改善する方法です。
基礎代謝は、私達が生命を維持する上で欠かすことの出来ない呼吸や体温調整などに必要なエネルギーのことです。
エネルギーは寝ている間も消費され、1日の消費エネルギーの70%は基礎代謝が占めます。
体の基礎代謝を上げる事で、脂肪が付きずらい痩せやすい体質を作ることができるのです。
是非今回の内容を参考に、体の基礎代謝を上げることで、太りやすい体質を改善してみてくださいね!