恋愛経験のあるほとんどの人は、「恋愛は難しいものだな」と感じた経験があるでしょう。そしてどんなときそう感じてしまうのか。
その時の環境などは人によって様々ですが、不思議なことに難しいと感じる瞬間というのはたいてい似通っているものです。
そこで今回は恋愛は難しい・・・と感じる瞬間をご紹介しますので、あなたの経験と照らし合わせて見ながらぜひ最後までご覧ください。
恋愛は難しいと感じる瞬間
浮気を疑われるなど、相手から誤解された瞬間
恋愛が難しいと感じるのに一番多いのは、相手から誤解された瞬間です。
自分の言動を相手が誤解して、「こう思っているんじゃないか」とか「自分の知らないところでこんなことをしているのではないか」と誤解されることが、恋愛関係には時として起こります。
相手が自分を愛しているからこそ、そうした誤解が生じるわけですが、誤解を解くのはなかなか容易ではありません。
特に浮気を疑われた場合は、「身の潔白」を証明するのは至難の技です。
交際している相手の浮気を一度疑ってしまうと、どう説明されても納得できないというのが、悲しい人間心理だからです。
「していないことの証明」はそもそも難しいものですが、特に「浮気をしていない証明」は、ほとんど不可能と言っていいでしょう。
ですから、多くの人が「恋愛は難しい」と感じるわけです。
自分の愛情をじゅうぶん表現することができないと自覚した瞬間
また、自分がどんなに相手のことを愛しているかを、じゅうぶんに表現できないと感じた時も、恋愛の難しさを実感します。
特に照れ屋の男性に多く見られることですが、「相手のことが好きで好きでたまらないのに、どうやっても自分の気持ちを100%相手に伝えることができない」と感じることがあります。
そのもどかしさは、恋愛関係ならではのもの。他の人間関係では、そうした心理を持つことはまずありません。
もどかしいけれど、どうしても伝えられない、だから恋愛は難しいと感じるのです。
恋愛が難しいときはテンションが合わないと感じた瞬間
気持ちの温度差といいましょうか、つきあっていて、一方がもう一方よりもテンションが高いというケースがままあります。
自分の方がテンションが高い場合は、相手の温度の低さに不満を感じますし、逆に相手の温度がずっと高い場合は、それが精神的な負担にもなります。
別の人格を持った人間がつきあうわけですから、温度やテンションがぴたりと合うほうが稀でしょう。
それがわかっていても、差がありすぎることに気づくと、恋愛の難しさを実感せざるをえないのです。
どんなにラブラブでも、必ず倦怠期が来る時
最初はあんなに好きで好きでしょうがなかったのに、時間が経ってみると必ず倦怠期が訪れる、という時、恋愛の難しさを感じてしまうのではないでしょうか。
特に、「恋愛関係を維持していくことの難しさ」を痛感するものでしょう。
人間というものは、同じものに慣れてしまうと、それが惰性へと繋がり、最後は飽きてきてしまうのです。
「無意識的に刺激を避けるようになり、ラクな方へ流されていく」という人間の本能ゆえなのでしょう。
又、自分は相手に対して飽きが来なくとも、相手から飽きられてしまうこともあるので、倦怠期の負のスパイラルに陥ると厄介です。
これを防ぐには、相手に対して感謝の気持ちを持つことと、関係が停滞したら冷静に話し合うこと、という、大人の知恵でテコ入れをする必要があります。
恋愛が難しいときは考え方が根本的に違うと感じた時
例えば、電話やメール・LINE(ライン)などで、マメに連絡するか否かを巡って、片や「マメに連絡が欲しい」・片や「連絡は、何かあった時だけで良い」といったように、考え方が正反対になってしまった時に、恋愛の難しさを感じる人も多いようです。
かといって、どちらが悪いというわけでもないので、責められずに悶々としている状態が続くと、恋愛そのものがストレスになってしまう人もいるのではないでしょうか。
この場合、相手ときちんと話をして、歩み寄る努力をしないと、良い関係が築けなくなってしまいます。
自分の気持ちが、相手になかなか伝わらない時
恋愛の1番の難しさは、やはりこれです。
片思いであれ両想いであれ、自分の気持ちが相手にうまく伝わらない時、「恋愛ってやっぱり難しい」と悩む人がたくさんいます。
世の中には、人の気持ちに敏感な人もいれば鈍感な人もいます。又、自分の気持ちを相手に伝えたとしても、どう解釈されるかは相手次第という側面もあります。
恋愛もやはり人付き合いの延長線上であり、あくまで相手あってのものなので、なかなか自分の思い通りにはいかないというのが、何とも歯がゆいものです。
恋愛が難しいときは相手と自分の温度差が見えた瞬間
付き合い始めのカップルにも熟年カップルにも、お互いの温度差を感じる瞬間というのは山ほどあります。
10年付き合ったって、20年一緒に住んでたって、30年結婚生活したって、結局は血のつながりはない他人だから仕方ないことです。
「毎日一緒にいたい!」という彼氏に対して「会うのは3日に1回くらいでOK!」という彼女。
「今すぐにでも結婚したいんだけど。」と思う彼女に対して「まだ出来ないよ。」という彼氏。
「出勤は多少不便でも、郊外に戸建てが欲しい。」という夫に対して「子育てや買い物は私がするなら便利な都心がいい。」という妻。
大小さまざまな温度差を二人が協力して、同じ温度にしていかなければならないので難しいのですが、そこを楽しめたら勝ちです。
片思いで気持ちが抑えられない時
こちらから一方的に想いを寄せているだけなのに、気持ちが暴走してしまうことがあります。
他の子と話しているのを見ているだけでイライラしてしまう。恋人とどこ行った何したと話しが聞こえてくるだけで悲しくなってしまう。想いが強ければ強いだけつらいものです。
この片思いの辛さから抜け出す方法は2つです。
玉砕覚悟で伝えてスッキリすることと、両想いになることしかありません。
遠距離恋愛になってしまった時
会いたいとき会えない。
電話代がすごい額の請求が来た、とは昔はよく言ったものですが、何でもないときはただ耐えていれば良いのです。
いつか会える、次こっちから行くよ。次はこっちから行くね。って話しができるうちは全然問題ないのです。
問題は、喧嘩なんです。
顔が見えない喧嘩なだけに、つい言い過ぎてしまう。
喧嘩しても同じお布団で寝て朝には「おはよう」って言える環境ではありません。
言い過ぎてしまったが故に意地になってメールも電話もこっちからは絶対にしない、なんて思っていると、だんだんそれが平気になっていってついには離れてしまう。
それが起こらないように、遠距離恋愛のカップルはとてもお互いを思いやります。
恋愛は難しいからこそ人は成長する
いかがでしょうか。
片思いだろうが、両思いだろうが、何年付き合っていようが、恋愛というのは難しいものです。
ちょっとしたことで一喜一憂するのにも疲れてしまうこともあるかもしれません。しかし、だからこそ恋愛というのは楽しいものですし、人間的に大きく成長できることを忘れてはいけません。
恋愛経験がゼロの人と、豊富な人とでは振る舞いや態度、などの言動がまるっきり変わります。それは相手を思いやることを学んだからです。
仮に失敗した恋愛があったとしてもそれは無駄にはならないので、難しいといって恋愛を避けるよりも、どんどん積極的に恋愛をしていきましょう。
きっと後になってそれが活きてくるはずですよ。