昭和の女と聞いてどんな女性を想像しますか?
昭和の女性は決して相手をけなす言葉ではありません。
古き良き女性像として男性には人気の女性像なのです。
昭和の女の特徴を読んで昭和の女性はどんな女性なのか学んでみましょう。
昭和と言っても幅広いので昭和初期~中期を中心としたイメージを描いていきます。
昭和の女の特徴
見た目から見る昭和女
昭和女の見た目は今の様に髪を染める事無く黒髪を大切にします。
黒髪で烏の濡れ羽色と呼ばれる髪を理想とします。
格好は割烹着を着ている事が多いでしょう。
今の家庭で割烹着を着ている家庭は少ないですが、エプロンよりも全身を清潔に保つ事が出来るものなので、料理をする際に清潔感を大切にする日本人らしい格好とも言えます。
体型は、細すぎず太すぎず日本人らしい体型です。
現代は足も長く、細く欧米型のスタイルがモテますが、昭和の女性の身長は今ほど高くは無いのでどちらかと言えば寸胴型とも言えます。
ただ、この体型の方が着物を着た時にとてもよく似合うのも特徴です。
着物に合う女性はそれだけでも華やかですし男性の注目を集めます。
性格から見る昭和女
良くも悪くも昭和はまだ、女性の社会進出が活発では無いので男性社会でした。
ですから、女性は男性を立てる事を心得ています。
夫の言う事は全て肯定し否定する事は許されません。
とは言えこれは妻が夫を尊敬している場合に当てはまります。
同じ昭和の時代でもどうしようも無い夫の場合であれば、妻が権力を握りカカア天下の家庭も勿論ありました。
世に言う男性の理想とする昭和女は亭主関白を理想とする人が多い様です。
亭主関白として代表的なのは、夫の三歩後ろを黙ってついて歩く。
夫が帰るまでは食事に手を付けてはいけない。
夫が帰ってくるまでに風呂、飯の準備は完璧にしてある。
夫より先に寝てはならず夫より先に起きて朝食の準備をしなければならない。
まさに「良妻賢母」言葉の通りの女性です。
ただ、この良妻賢母実は男性を上手く手玉に取る為の知恵を備えたやり手の女性とも言えます。
男性を気持ちよく持ち上げ外で働いてきてもらいその稼ぎで自分たちが暮らせる。
その為に、仕事に疲れた時ぐらい夫の言う事は聞いてあげよう。
そうすれば、また頑張って働いてくれてお金を稼いできてくれる。この様に考えます。
外見上の立場は夫が上、妻が下と上下関係が出来上がっていますが、精神的に支配しているのは妻が夫を支配している構図を見る事が出来るのです。
何時の時代も女性は強いのかもしれません。
忍耐強さで言ったら今の女性も昭和の女性も変わりないのかもしれません。
やはり、子供を産むことが出来る女性は男性よりも生物的に忍耐強いのかもしれませんね。
昭和女性から現代女性が学ぶ事
では、現代女性が昭和女性と同じ事が出来るのかと言われれば難しいでしょう。
男女の役割が昔ほどハッキリしていませんし、男女の性格も昔と変わってきています。
昭和に比べ女性が男性と同等の立場に立って物事を進める事が出来る機会が増えているので男性が望む昭和女性になって欲しいと男性から頼まれても余程その人を愛しているか、尊敬していない限り応じるのは難しいでしょう。
では、昭和女性から現代女性は何を学べるか、それは昭和女性の様な男性を上手く手玉に取る方法では無いでしょうか。
外見は時代によって流行り廃りがありますし、今の時代3歩下がってついて行き夫の言う事に絶対服従では息が詰まってしまうでしょう。
ですから、ここは良妻賢母を目指す事が今の時代男性に喜ばれるのではないでしょうか。
精神的アドバンテージを女性が持つ事で男性は気持ちよく仕事をし、お金を稼いできて生活が出来る。
このサイクルを現代女性が身につける事が出来れば所謂、あげまんになるのでは無いでしょうか。
忍耐力の強い女性です。
少しぐらいの嫌な事であれば眉をヒクつかせながらでも笑顔を作る事は簡単でしょう。
その笑顔がお金に代わると割り切ればいいのですから。
忍耐強く、賢い女性ほど男性をあげまんにする事が出来るのです。
古風な考えで居心地が良い
昭和の女性は、とても古風な考え方をしていました。
男性は一家の大黒柱で、自分は妻として支えて行くべき。
一歩下がって出しゃばってはいけないと思っています。
常に控えめな行動をして、男性を立てるのが当然と思っていました。
昭和の女性は穏やかで落ち着いているので、一緒に居て安らぎや癒しを感じてしまいます。
当然ですが、喧嘩になることなどありません。
昭和の女性は、大声で叫んだり騒いだりと感情を表に出さないからです。
我慢強い性格が独特の優しさを醸し出すのでしょう。
例え気に入らない事があって文句を言っても、「ごめんなさい」と素直に謝るのが昭和の女性です。
男性にとっては居心地の良い存在でしょう。
一途に自分だけを想ってくれる昭和の女性は、妻や彼女にするには持って来いな存在である事は言うまでもありません。
アナログ的な人間が多い
昭和の女性はアナログ的な人間が多いでしょう。
現代の機械的に何でも片付けてしまうデジタル的な女性とは対照的に、人間味のある感情豊かな女性であることは確かです。
平成のスマホ片手に歩いているような女性とは違って、メールなら手紙という特徴があります。
誕生日やクリスマスなどのイベントも、心を込めた手作りのカードをプレゼントします。
そんな温かみのある行動をしてしまうのが、昭和の女性の特徴です。
同じ本でも電子書籍よりも紙の書籍が好きなのも昭和の女性です。
実際に手で触れて感じて確かめる拘りがあります。
音楽にしても、ダウンロードという方法があっても、CDを購入したり、映画や観劇のパンフレットも購入します。
スケジュールも携帯にメモせずに、スケジュール帳を用意して手書きするあたりが、昭和の女性と言えます。
良妻賢母で貞操観念が強い
昭和の女性に多いのが良妻賢母な性格です。
良き妻で貞操観念が強いので、決して浮気などはありません。
現代は主婦の浮気が多い世の中ですから、男性にとっては最高の妻です。
結婚するならこんな女性が良いと、男性は思ってしまいますね。
細かい所に良く気付いて、家の中もいつも綺麗にしていてくれます。
家事は完璧にこなすし、やり繰り上手で申し分のない妻になります。
家庭的な昭和の女性は、肉じゃがなどの煮物が得意で、美味しい料理を毎日作ってくれるでしょう。
子供に対しても賢く良き母です。
しかっりと子育てをしてくれます。
言葉遣いや礼儀もきちんとしているので、偶然職場の上司に会っても、恥ずかしくない挨拶をしてくれます。
後から上司に奥さんの事を褒められたりもします。
そんな昭和の女性を妻にしたら、幸せな家庭が築けると多くの男性が思うでしょう。
派手なことを好まない性格
昭和の女性に特徴的なのは、余り派手なことを好みません。
控えめな性格の表れでしょうか、目立つことを嫌います。
人より前に出ることもせず、一歩下がっています。
いつも聞き役が多く、ニコニコと穏やかに話を聞いてくれるので、話す方も気分が良くなってしまいます。
昭和の女性は聞き上手でもあります。
ファッションも地味で、流行を追うことはしません。
きちんと手入れされたオーソドックスなものを、長く愛用する傾向にあります。
バーゲン品は購入せずに、少し高価でも自分の気に入ったものを大切に着ています。
時には自分や子供の洋服までも、手作りしてしまいます。
昭和の女性は、裁縫も編み物も何でも器用に出来てしまう特徴があります。
普段は特別な外出もせず、自宅で静かに読書したり、ガーデニングなどを楽しんだりしています。
昭和の女の特徴は良妻賢母
いかがでしたか?
冒頭にも書きましたが、昭和っぽいですねと最近では言われる事がけなしている事だと言われがちですが、決してけなし言葉ではありません。
昭和の女性は今の女性にない物を持っています。
その持っていない物を現代の女性が持つ事によってさらに女性らしさを身につける事が出来るのではないでしょうか。
温故知新という言葉がありますが、まさに昔の生活を知りその上で現代に当てはめる事で新しい発見が出来るのです。