クリスマスをひとりで過ごす予定の人は、想像以上にたくさんいます。
本音を言えばクリスマスは、できれば恋人と二人でラブラブに、あるいは家族や友人たちとワイワイ楽しく過ごしたいものですよね。
しかし、「一人暮らしで、恋人はいない。友人もみんなそれぞれ予定が入っている」という人も少なくないでしょう。
というよりも、実際には、そういう状況の人がかなりの割合でいるものなのです。
では、ひとりのクリスマスを過ごす場合、どんな方法があるのか。
おすすめの過ごし方をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
クリスマスをひとりで過ごす
ぜいたく鍋で「独り身忘年会」
ひとりのクリスマスを外で過ごすのは避けましょう。
これが、大前提です。
当然のことながら、町はクリスマスムード一色。
楽しそうなグループや、幸せそうなカップルが必ずあちこちで目に入り、そのたびに自分の孤独感が際立ってしまいます。
そんなことにならないよう、ひとりのクリスマスは必ず自室で過ごしてください。
さて、ひとりの部屋で過ごす場合、おすすめできないのは、自分用のクリスマスケーキを買ってきたり、チキンを用意したりすること。
そんなことをすると「クリスマスにひとり」という状況を強く意識せざるをえません。
ですから、「今日はクリスマスである」ということを、できるだけ意識しない状況を作るのが、うまい対処法なのです。
最悪なのが「自分のために用意したクリスマスプレゼント」、こんなさみしくかなしいギフトはありません。
厳禁です。
おすすめなのが「ひとり鍋での忘年会」。
ふだんは買わないような高級食材、たとえばカニとか牡蠣などをふんぱつして、ぜいたくな鍋を作りましょう。
そして、土鍋でひとり鍋を楽しむのです。
お酒の好きな人は「大吟醸酒」や高級ワインを用意しましょう。
そして、鍋をつつきながら、今年の振り返りをするのです。
「鍋の忘年会」という設定が、「今日はクリスマス」ということを、ひととき忘れさせてくれるにちがいありません。
大掃除や年賀状制作などの正月準備
来年のことに目を向けるという方法も有効です。
学生などで、クリスマスがすでに休みになっている人ならば、その日一日を大掃除にあてるといいでしょう。
朝から、計画的に家中の掃除をするのです。
これは、クリスマスモードから離れる、もっとも有効な方法ですし、実際に家中がきれいになってしまうのですから、一石二鳥もいいところです。
クリスマスのことを忘れ、新年をきれいな部屋で迎えられるのですから、言うことなしでしょう。
社会人で、「仕事から帰ってから大掃除をするわけにはいかない」という人でも、たとえば「キッチン回りだけ、徹底的にきれいにしよう」とか「ふだんできないお風呂掃除を完璧にやろう」と決めて、どこか一点だけ集中的に掃除するという方法があります。
また、「忙しくて年賀状をまだ作っていない」という人は、ぜひこの日を使って年賀状を作りましょう。
「新年」「お正月」を意識し、それに関連する用事をすませることで、クリスマスモードから離れることができるのです。
ひとり涙活
「みんなが楽しく過ごしているのだから、自分もできるだけ楽しくしよう」と考え、にぎやかなテレビ番組を見たり、明るく楽しいコメディ映画などのDVDを借りてくる、という人もいるでしょう。
しかし、それはかえって逆効果。
「楽しいもの」をひとりで見ると「ひとりでいること」が強く意識されてしまい、よりさみしくなってしまうということになりがちなのです。
ですから、ここは逆の方向を考えましょう。
つまり、あえて「悲しいもの、さみしいもの」に触れるようにするのです。
最近、流行の「涙活」ですが、人間は笑うよりも泣いたほうが、より効果的にストレスを発散できるという医学的研究もあります。
泣くとストレス解消につながり、気持ちがすっきりするのです。
ひとりのクリスマスほど、涙活にふさわしいシチュエーションはないでしょう。
ぜひ、「これは絶対に泣ける」というようなドラマや映画のDVDを用意し、お酒の飲める人は好きなお酒も傍らに置いて、ひとりの部屋で大いに泣きましょう。
「ひとりのクリスマス」という状況を上手に利用してストレス解消してしまうという、高等戦法です。
自分にとって鉄板の泣けるドラマに入り込んでしまえば、「今日がクリスマス」ということなど、念頭からきれいさっぱり消えてしまうでしょう。
そして、好きなだけ泣けば、気持ちはすっきり、体の抵抗力も高まりますから、健康増進効果さえ期待できるのです。
一人暮らしの部屋でひたすらゲームに集中
これは、ゲーム好きな人限定ですが、「部屋でひたすらゲーム」というのも、かんたんでおすすめの過ごし方です。
「今年のクリスマスはひとりで過ごすことになる」ということは事前にわかっているはず。
ですから、「クリスマスに楽しむための、とっておきのゲーム」を前もって用意しておくのです。
早くから準備しておいたほうが効果が増します。
そして、当日、待ちに待ったゲームを自分で「解禁」にする。
そうすれば、テンションも上がって、ゲームの世界に没頭できるにちがいありません。
クリスマスをひとりぼっちで過ごすならクリスマスを意識しないこと
いかがでしょうか。
以上、紹介した4つの方法はいずれも、「ひとりのクリスマス」という状況から、いかにして意識を離れさせるかを主眼にした方法です。
そうした状況から「逃げる」のではなく、ほかの状況を作って置き換えるというやり方といっていいでしょう。