水泳は全身運動なのでダイエットに良いという話はよくききます。
もしかしたら、「痩せるために水泳を始めてみよう」と考えている方も多いのではないでしょうか。
水泳は他の運動に比べて、最もダイエットに適した運動といえます。
しかし普段プールに行かない人だと、どのように泳ぐのが効果的なのかわからない場合もあるかと思います。
そこで今回は、水泳ダイエットの方法を紹介いたします。
水泳ダイエットの方法
水泳がダイエットに効果的な理由
水泳がダイエットに効果がある一番の理由は、何と言っても全身に水圧がかかるからです。
水中で体にかかる水圧は“1.3トン”と、地上では潰れてしまうほどの圧力がかかります。
これだけの圧力が全身にかかることで、陸上で行う運動よりも短時間で多くのカロリーを消費することができます。
簡単なスイミングを行うだけで、1時間に500キロカロリー程燃焼させることができるのです。
これは、フルコートでバスケットを1時間プレイした時に消費するカロリーに相当します。
また、水中では浮力があるので膝にかかる負担が少なくなります。
ジョギング等の走る運動をした場合、膝にかかる負担は体重の3倍と言われています。
50キロの人であれば、150キロの負担が膝にかかるのです。
水中では胸まで浸かっている場合、体重の30%程しか膝に負担がかかりません。
水泳は身体に優しい運動と言えます。
更に、水中では水の抵抗を受ける事により、自然とゆっくりした動きになります。
この動きによりインナーマッスルが鍛えられます。
筋肉の成長はダイエットにおいて非常に重要です。
基礎代謝が上がり、脂肪を燃焼しやすくなるので、痩せ体質になることができるのです。
インナーマッスルはムキムキになる筋肉ではなく、引き締まって健康的でセクシーなラインになります。
女性にとっては、とても魅力があるスポーツではないではないでしょうか。
効果的な泳ぎ方
まず、ダイエットにおいて一番重要なことは、“無理なく続けること”です。
はじめの内は好きなフォームで泳ぎましょう。
泳ぎに慣れていない人はビート板を使ってください。
フォームによって消費するカロリーや鍛えられる筋肉は異なりますが、水中で活動するというだけで十分にダイエット効果に期待できます。
参考までに、フォームによって消費されるカロリーは、背泳ぎ→平泳ぎ→クロール→バタフライの順に大きくなります。
初めは15分~20分泳いでみて、徐々に時間を増やしていきましょう。
慣れたらきたら、30~60分程度泳ぐと効果的です。
回を重ねるごとに体力が付いてくるので長く泳げるようになっていきます。
泳げないという人は水中ウォーキングをしましょう。
最近はウォーキング用のレーンを設置しているプールも多くなっています。
ご年配の方が水中ウォーキングをしている姿も珍しくありません。
しっかり足を上げながら、かかとから床について歩くようにしましょう。
まっすぐに歩くことで、全身を鍛えることができます。
水分摂取は事前に
水泳は汗が大量に出るので、しっかり水を飲んでおかないと脱水症状を起こします。
運動量が多いため陸上の1.5倍程度の汗をかくとも言われています。
水の中だから安心と油断していると、フラフラで倒れてしまうケースもあります。
水か、ミネラルウォーターを水泳前(1時間前程度に250ml~400ml程度)に摂取してから行いましょう。
準備運動を必ず行う
準備運動はどの運動を行うにも必須ですが、水泳は特に気温よりも低い水温に浸かる事が多いので、体全体や体の各部位の関節を温めるためにも十分な準備運動を行うようにしましょう。
また、運動後のクールダウンのストレッチやマッサージも心がけて下さい。
脈拍を意識して泳ぐ
適度に休憩を挟みながら、90分を超えないように泳ぎましょう。
脈は120を目安にするといいでしょう。
また、泳いでいる時は息継ぎをしっかりするように心がけましょう。
運動量を増したいからといって必死に泳ぎ続けてしまうと、息継ぎがおろそかになってしまうことが多くあります。
息継ぎを適切に行わないと、無酸素運動になってしまうので注意が必要です。
水泳後の冷えに注意
体が冷えてしまうと基礎代謝が下がり、痩せにくい体になってしまいます。
水泳中は体を動かしているので冷えを感じる事は少ないと思いますが、泳ぎ終わった後や帰宅時に体が冷えてしまわないように注意しましょう。
水泳ダイエットはダイエットにも健康にも最適
いかがでしたでしょうか。
以上が水泳ダイエットの方法です。
運動して汗をかくというのは、ダイエットに効果があるのはもちろんですが、ストレス解消にも効果を発揮します。
心地よい疲労感をもちつつも、頭がすっきりして気分も爽快になります。
脳内物質により、楽しさを感じられますので続けやすいスポーツと言えます。
無理をしすぎないよう、自分のペースでストレスを発散しながら是非楽しみながら続けてみてくださいね。