彼氏を嫌いじゃないけど好きじゃない・・・という感覚になっている女性は決して少なくありません。
この微妙な感情は女性によく見られる傾向なので、決しておかしくない心理だと言ってもいいでしょう。
ではどうしてどっちつかずな感情になってしまったのか、またはそのような状態で恋人になってしまったのか。
そこで今回は彼氏が嫌いじゃないけど好きじゃない心理についてご紹介しますので、ぜひあなたのケースと同じかどうか確認しながら最後までご覧ください。
彼氏が嫌いじゃないけど好きじゃない
とりあえず彼氏という存在が欲しくて、成り行きで付き合ってしまったから
周りの友達にどんどんパートナーができて焦ってしまい、誰でもいいから成り行きで付き合ってしまった、という人は、「彼氏のこと、嫌いではないんだけど、好きでもないなぁ」という心理になるようです。
かといって、決して嫌いではないから別れる理由もないので、とりあえず付き合っているという状態なのです。
又、もしこれで彼氏と別れてしまったら、また1人になってしまうので、それも寂しくて不安、という思いもあります。
そんな心理から、「特別好きではないけど、とりあえず恋人というステータスはキープしておこう」というのが本音です。
倦怠期だから
どんなラブラブなカップルにも必ず訪れる倦怠期。
この時期になると、彼氏のことを「好きでもないんだけど、嫌いでもないなぁ」と感じてしまうようになります。
彼氏がいない、という状態は淋しいので、別れたいとは思わないのですが、かといってそれ以上の感情もない、といったところです。
例えて言うなら、「彼氏から、徐々に『その他大勢の友達』に移行してしまう過渡期」のようなものです。
この時期に、何かしらの刺激や変化がないと、本当に彼氏がそのまま「どうでもいい存在」になってしまう可能性が高くなります。
ハッキリしない状態は、お互いに不幸です。
自分の気持ちに自信がない
一瞬で燃え上がるような、わかりやすい出会いをしていない、もしくは、燃え上がるような交際をしていないと、「自分は本当に彼氏のことが好きなんだろうか」と、自分の気持ちに自信がなくなってしまうことがあります。
この気持ちがずるずる続くと、「今付き合っているから、彼氏のことは嫌いじゃないんだろうけど、特別好きでもない」という冷めた気持ちになってしまうことがあります。
しかし、燃え上がるような激しい恋愛でなくとも、愛情は愛情です。彼氏にまっすぐ向き合ってさえいるならば、自分の気持ちに自信を持っても大丈夫です。
条件は揃っているのに燃えられない
何度か恋愛と失恋を経験すると、以前彼氏の欠点が嫌になり、次に付き合う人は違うタイプの人を・・と男性に対して条件をつけるようになってきます。
なので新しい彼氏は自分の中では欠点の少ない人であり、自分の突きつけた条件をクリアした人になっていきます。
しかしこれは「消去法」であって、恋愛相手を選ぶ基準ではないのです。
消去法で人を選ぶ代表的なものに会社の面接があります。これと恋愛とは全くと言ってよいほど異質なものです。
条件を自分の中に作ってしまうと「愛せる相手」を見つけられなくなるのです。
燃え上がる時期が過ぎてしまった
人の脳にはドーパミンという麻薬物質が分泌されることで人はある事に対して幸福感を味わいます。
お酒、タバコ、趣味、そして恋愛も全て同じ脳の働きで「夢中」になるのです。
恋愛時のドーパミンの分泌は、個人差はありますが約3年くらいで止まってしまうようです。
人の恋愛でいうと「新鮮さ」が失われた状態なのです。
この状態になると「好き」という実感がなくなります。
彼のことは嫌いじゃないけど「昔ほどに夢中になれない」というのはむしろ必然的なことであり、自然なことなのです。
自然界の動物はこれよりももっと短くて、あの仲の良い夫婦の代名詞である「おしどり」もじつは毎年相手を変えているそうです。
長く連れ添う夫婦はドーパミンに頼らない人間ならではの高尚な精神性で関係を築いているのです。
この場合は「好きでは無い」とは単純には言えないのかも知れません。
遺伝子レベルの問題
人間の女性は性交渉の相手を「匂い」でかぎ分けるようです。
これは自分の子孫を健康で強く多く繁殖させるための本能だそうです。
最近の女性は恋愛相手を選ぶ時に顔や財力、センス、喋り方などで選びますが、これは生物学、遺伝子学上では正しい選び方ではないようです。
本当は男性の性格ですら「好き嫌い」の判断の本質的な要素ではないようです。
匂いで選んだ相手は本能的に好きになるようです。仕事をしない、性格は悪い、暴力は振るう、浮気はするような酷い男性でもこの「匂い」で好きになってしまった相手には無条件な好意を持ってしまうのが女の「性」なのです。
理屈上で好きになった男性を冷静に見た時に嫌いでは無いが好きでは無い、と思う場合は遺伝子レベルでの「相性」が悪い相手なのかも知れません。
彼氏を嫌いじゃないけど好きじゃない気持ちは一時的なこともある
いかがでしょうか。
彼氏のことが嫌いじゃないけど好きじゃないという心理状態は長く続かない傾向があります。
それが嫌いになる方向にいくのか、はたまた好きになる方向へいくのかは、その人によってしまいますが、ある程度時間が経つと、どちらかに傾き始めるでしょう。
どっちつかずな状態よりも、さっさと結論を出したほうが次に進めるというものですので、あまり深く考えて悩みすぎないことが大切です。