高圧的な態度をとる彼氏には必ずと言っていいほど理由や原因が存在します。
もしかしたら性格という先天的なものが原因の可能性もありますが、多くの場合は後天的なものです。
そんな態度をとる彼氏のことを素敵、かっこいいと思うのであれば、今の状態を続けることで何も問題はありません。
しかし、そうでなければ、なるべく早い段階で改善を試みないとどんどん泥沼にハマっていってしまい、最終的には抜け出すことが難しくなってしまいます。
適切に対処するにはその心理や理由を理解することが必要不可欠です。
そこで今回は高圧的な態度をする彼氏の心理や理由と上手な付き合い方についてご紹介していきますので、ぜひ今後の参考にしてみてください。
高圧的な態度をする彼氏の心理や理由
逆らえないようにすることで一緒にいられる
高圧的な態度をする彼氏が、実は小心者で臆病である可能性があります。
いつまでも一緒にいたい、別れたくないという思いでいながらも、素直に気持ちを伝えることができず、それどころか高圧的な態度を見せることで、主従関係を持とうとしているのです。
主従関係が成立し、彼女が自分の言いなりになるように仕向けることで、自分に「別れよう」といった離れる発言をさせないようにしている。
つまり、相手が逆らってこないように、自分に意見をしてこないようにと、高圧的な態度をわざととっている可能性が考えられるのです。
そこにプライドがあって素直に言えないのかもしれませんし、別れたくないと男が発言してしまうことがみっともないと思っている背景があるのかもしれません。
しかし彼氏の中での思いは一貫して「別れたくない」「離れたくない」の思いがあると言えるでしょう。
高圧的な態度で、彼女が「私のこと嫌っているのかも?」と思うようなことがあっても、決して離れるようなことをしない彼氏であれば、逆らえないようにすることで虚勢を張っているだけかもしれません。
女々しい男、男らしくない男と思われたくない
自分の彼女には、男らしい人、頼りになる人だと思われたいものです。
ただ、自分の中で女々しい男の部分が隠れていたり、男らしくない面を持っていると、その面が彼女にバレないようにと高圧的な態度をとることがあります。
要するに、彼女に男らしいと思ってもらいたいがための演技であり、本来の彼氏の姿や性格ではないのです。
このような男性の場合は、普段の自分と彼女の前で見せる姿には大きな違いがあることが多く、周囲の評判も異なるケースがあります。
例えば彼女の中では「高圧的で怖い彼氏」という印象があっても、周囲の人から言わせると「優しいけど気が小さい人」という見方をされている場合もあるでしょう。
本来の姿は気が小さいタイプの自分なのですが、彼女にその素の部分を見せたくない為に、高圧的な態度で接し、隠していると言えます。
性格にコンプレックスを持っている人も同様、本来の姿を見せると嫌われてしまうかもしれないという不安を持っている男性に見られる行動です。
彼女のことを信頼し、自分を出しても平気な相手だと認識するまでは、しばらく高圧的な態度が続くことでしょう。
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自分が一番偉いと思っている
高圧的な態度が素の状態であり、誰に対しても同じように接しているのなら、自分が一番偉いと勘違いしていることも考えられます。
例えば親に大事に育てられて、わがままし放題で自由気ままに育ってきた彼氏なら、「自分が一番」「自分が中心」が当たり前になっているでしょう。
例えそれが好きな彼女であっても、自分と異なる意見を持っていれば高圧的な態度になり従うようにするでしょう。
彼氏の育った環境を見てみたり、周囲との付き合い方を見てみると、こうした隠れた考えや価値観に気付けることがあります。
出来ないことがあれば逃げ出し言い訳ばかりする、何か問題が起これば人のせいにするといった面が見られたら、彼女よりも自分が大切で、歯向かうことがあれば別れをも選択する自分勝手な性格であることが考えられます。
あまりにも無責任な行動や、自己中心的な行動が目立つようであれば、性格的に問題がある彼氏と言えます。
好きだとしても、こうした彼氏と一緒にいれば、自分が我慢する日々が多くなることを考えて、別れるという道を選ぶことも一つの対処法です。
そのうち、奴隷やペットのように扱われたりする危険性があると言える彼氏です。
付き合ってやっているという意識が強い
本来であれば、恋愛は対等の立場でお付き合いしていくことになります。
ところが高圧的な男性は、彼女に対して「付き合ってやっている」という気持ちを強く持っているのです。
このタイプの男性は、もともと女性からの人気が高かったり豊富な恋愛経験を持っています。
いわばモテるタイプの男性になるのですが、その結果女性に対しての理想も高くなっているのです。
付き合っていく中で、彼女に対して少しでも不満を感じると、ほかの女性と比べてみたり別れて別の女性と付き合ってやるという気持ちを強く抱いています。
彼女に対しての執着心があまりなく、逆に自分には相応しくない彼女だと思っているため、高圧的で見下した態度をとれるのです。
この理由により高圧的な態度を取っている彼氏を持っている女性は、早めにお別れする決断をするのも得策です。
一緒にいても愛情を感じられず、ずっと見下されていれば一緒にいる時間は無駄になるばかりです。
ただ、どうしても一緒にいたいと思うなら、あえて冷たく接するようにしましょう。
このタイプの男性は、彼女の心が覚める事態をあまり想定していないため、冷たく接することで態度が変わる可能性があるのです。
愛情不足が原因
高圧的な態度をする彼氏は、愛情不足が根底にあるかもしれません。
子供時代に、親からの愛情をもらうことができないまま過ごしていると、自らを守るために他人に対して殻をかぶるようになってきます。
他人を信用することができないため、そっけない態度で接するようになるのです。
関係性の薄い人物に対しては、高圧的でもなくそっけない態度で一貫しているため、特に問題になることはありません。
ところが、お互いに密接な関係を築くことになる恋人ができてくると、このタイプの男性は彼女に甘えるようになるのです。
通常は、甘えることでお互いに対する思いやりを表したり親密さを深めていくことができます。
ただし、愛情不足で育ってきた男性は、愛情の表し方がよくわからなかったり、今までの愛情不足の苛立ちを歪んだ形で表現してしまうため、高圧的になってしまうのです。
愛情不足で高圧的になっている男性に対しては、母親のような優しさを示すしかありません。
このタイプの男性は、一見すると付き合いにくいと感じますが、うまく彼女が導いてあげることで性格の穏やかさを取り戻すこともできるのです。
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疑心暗鬼で嫉妬深い性格
嫉妬深い男性も、高圧的な態度で彼女に接しやすくなります。
男性は、彼女に対しての嫉妬心を誰でも持っていますが、高圧的な男性は嫉妬心が異常に強い傾向があるのです。
彼女が出かけただけでも不安に駆られたり、「ほかの男に会っているのではないか」という疑心暗鬼に陥りやすくなるのがこのタイプです。
実際に彼女の浮気の事実はないものの、自らの頭の中だけで浮気相手を作り上げてしまっているため、嫉妬心や怒りの感情を常に胸に抱えています。
彼女に対する怒りは、当然ながら態度にも表れるようになり、高圧的だったり人を見下した態度に出やすくなってしまうのです。
このタイプの男性に対しては、できうる限り一緒に行動をとり、浮気していないことを示すしかありません。
また、携帯やスマホ、パソコンなど連絡を取り合う機器を彼氏がチェックできる環境を作ることも有効です。
ただし、これらの対策を行っても、彼氏の状況が変わらない可能性も存在しています。
元々持っている嫉妬深い性格は、変えることが難しいからです。
さらに、彼のために彼女が我慢することも多くなるため、よっぽど我慢強い女性でなければ、付き合っていくことは難しいでしょう。
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高圧的な態度をとる彼氏との上手な付き合い方
出来る限り良いところを多く見つけて褒めまくる
高圧的な態度を取る彼氏とずっと一緒にいると少し萎縮してしまうかもしれませんが、それでも好きなところがあるからそれだけで別れる理由にはなりませんよね。
彼氏もそのことをよくわかっていて、一緒にいて安心できるからこそ彼女であるあなたに対して高圧的な態度を取れているといって良いでしょう。
基本的に、高圧的な態度を取る人は自分よりも立場の弱い相手に対してしかそういった態度は見せないという特徴があります。
裏を返せばあなたが彼にとって安心して見下せる、威張れる相手であるとも言えますが、それは彼女という立場からしてみればあまりにも寂しい判断になりますよね。
そこで、自分の立場を下げる事無く彼氏に高圧的な態度を出来るだけ取らせないようにするためには極端なほど褒めるのが効果的です。
良いところを見つけて、どんどんと褒めるのです。
人から好意的に見られることに対しては素直に受け入れますから、褒められる事は彼氏の気分を害すことにはなりません。
多少オーバーなくらいでも、彼氏からすれば「やはり自分の彼女は自分の事を一番良く分かってくれている」と思ってあなたの事を他の女性とは別格に扱うでしょう。
苦手な事や嫌な事は任せないようにする
自分に苦手意識のある事や嫌だと思っていることに対しては極端に拒否する態度を取るというのも高圧的な人の特徴です。
自分が出来ない、したくない事をどうにかして理由をつけて他人に任せようとします。」
そのための手段として高圧的な態度を取る事も多く、言ってみれば情けないところやみっともないところを見られるのが嫌だという気持ちの表れなのですが、相手が自分の彼女であればその気持ちはよりいっそう大きくなります。
彼女の前で格好悪い姿を見られたくない、そういった姿を見られる事で立場的に自分の方が彼女より下だと思ってしまうのが嫌なのです。
自分は他人が思うほど立派な人間ではないと自分自身が分かっていますし、実は小心者で臆病な性格である事も分かっています。
ですからそういった一面を他人に気付かれないように必死で誤魔化そうとして、高圧的な態度を取ってしまうのです。
高圧的な態度を特に高めるのは、確実に自分より立場が弱い相手に対してです。
彼女であれば、対等かそれ以下だということになるでしょう。
少なくとも彼女に対して高圧的な態度を取るという事は、自分よりも上だとは感じていないことになります。
もしもあなたが彼氏の苦手な事や嫌がる事を無理にお願いしたりすれば、ここぞとばかりに高圧的な態度を表に出してくるでしょう。
先に言われる前に気持ちを汲んで行動する
人と人とはテレパシーではなく会話でお互いの意思を交わすものですね。
ところが高圧的な態度をとる人というのは、人との会話が苦手だという人が多いのです。
特に相手が論理立てて筋を通し、話を組み立てるようなタイプであれば、自分の会話に自信が無い分態度でそれを払拭しようとして高圧的になってしまいます。
会話を交わして距離を近づけたり、譲与しあうということ出来ないという事ですね。
ですから、彼女としてそんな彼氏と一緒に過ごす時にはなるべく彼氏が望んでいることを先に汲み取って行動することが大切です。
そうすることで彼氏も必要以上に態度を荒げたり、気持ちをざわつかせる必要がありません。
また、彼女であるあなたにとっても高圧的な態度で接してこられるよりも「気が利くな」と思われる方が気分が良いはずです。
自分の気持ちを言葉で伝えるのが苦手な彼氏ですから、あなたにとっての気持ちに関しても素直に表現できないと思って良いでしょう。
けれども、一緒にいるという事はあなたの事を大切に思っている証拠ですから安心して下さいね。
もしも他人があなたに対して何か否定的な意見を言ってきたり、存在を邪険に扱うような態度を取ったとしたら、その時こそ彼氏はその相手に対して、高圧的、威圧的な態度を最大限に表に出して、あなたを守ろうとしてくれるでしょう。
自分の気持ちを正直に伝えてみる
高圧的な態度をとる彼氏との付き合いも長くなると、「なぜ自分ばかりが攻められたりするのだろう」と不安や疑問で押しつぶされそうになってしまうこともあるでしょう。
高圧的な態度というものは、多くの場合は人を見下したような言い方をしたり、強い口調で何かを言われたり、ということがほとんどだと思います。
そんな態度を取られれば、言われたほうは少なからず嫌な気持ちになるでしょう。
嫌だな、という気持ちを抑えたまま、相手の顔色をうかがって付き合いを続けていくことは、女性にとっては大きなストレスとなりえます。
初めから高圧的な態度を取っている男性はそんなに多くはありません。
付き合いが長くなり、彼女にぶつけやすいと感じ始めれば、高圧的な態度になってしまうでしょう。
だんだんとエスカレートしてきたな、と感じたら、その正直な気持ちを彼に伝えることが大切です。
「そんな言い方されると悲しいよ」「私ってそんなにダメなのかな」など、あなたの言葉で傷ついている、ということを伝えましょう。
高圧的な態度をとる男性は、相手を傷つけていることに気づいていないことも珍しくありません。
自分の欠点を受け入れ自分が変わってみる
自分に自信がなく自分の弱みを人に知られたくないために、わざと虚勢を張って自分を大きく見せている、というのが、高圧的な態度となって表れていることが多いです。
もちろん「自分が一番正しくてえらい」と思い込んでいる人もいますが、自信がない人のほうが圧倒的に多いといわれています。
そしてもう一つの特徴は、誰に対しても高圧的な態度をとるわけではない、ということです。
自分に自信がなくびくびくしているような人に対して、自分の気持ちをぶつけやすいと感じています。
彼に高圧的な態度をとられたくない、と思っているなら、自分の欠点を見つめなおして自分自身が変わってみるのもいいのかもしれません。
自分が変わっていくのは簡単なことではありませんが、高圧的な態度をとる彼とそんな態度をとられる自分、双方の欠点を受け入れてみましょう。
自分に自信を持つことで彼の威圧的な態度を受け流すことができるようにもなりますし、また彼も威圧的な態度をとりにくくなるはずです。
自分を変えることは難しいですが、相手を変えることに比べればとても簡単でとても有意義です。
スルースキルを身につける
会うたびに威圧的な態度で接される、という女性もいるかもしれません。
先にも紹介しましたが、威圧的な態度をとる人は相手を選んで言葉を投げかけているという可能性が大きいです。
威圧的な態度をとられる女性は、そういった言葉を言われるたびに「私がいけなかったんだ」とか「なんで私ばかりこんな気持ちにならなければいけないの」と落ち込んだり気分が曇ってしまうという人も多いでしょう。
これからもその彼とお付き合いを続けていきたいと考えているなら、彼が威圧的な態度をとったとしてもサラリとかわせるスルースキルを身につけておきましょう。
始めのうちはいちいち気にして悲しい気持ちになることもあるでしょうが、言われたことに対して深く考えないことが大きなポイントとなります。
相手はさほど深い意味で言葉を発しているわけではない、ということを頭に入れておくといいでしょう。
彼はきっと彼女よりも上でいたいと考えていますから、彼女がへこんでいるところを見ることも目的の一つかもしれません。
「また言ってる」と自分に言い聞かせることで、少しずつ自分の気持ちをコントロールできるようになります。
高圧的な態度をとる彼氏を理解しよう
いかがでしょうか。
高圧的な態度をとる彼氏は基本的に自分に対して自信がなかったりすることが原因であることが多いです。
それを理解するだけでも、今までの彼氏とはまた違ったふうに見えるのではないでしょうか。
もし、それでも嫌で嫌で仕方がないというのであれば、さっさと別れてしまったほうがお互いのためです。
情が湧いてしまって、別れを切り出せないという人もいるでしょうが、あなたの人生はその彼氏のものではありません。
あなたの幸せを追求する権利はあなただけにしかありません。
自分の幸せを犠牲にしてまで、一緒にいる意味はありませんよね。
高圧的な態度をとる彼氏と上手に付き合えないのであれば、心を鬼にすることもやむを得ません。