良妻賢母とは、昔からある女性が子供を産んで育て、家を守ることが理想とされるような女性を表す言葉です。
つまり、その言葉の通り、良い妻であり、賢い母であり続けるということ。
しかし、実際にそんな「良妻賢母」はあまりいないのではないでしょうか。
自分もそうなりたいなぁと思いつつ、現実は理想とはかけ離れた主婦にがっかりすることも少なくないでしょう。
そこで今回は良妻賢母になりたい女性がやるべきことについてご紹介していきますので、ぜひ今後の参考にしてみてください。
良妻賢母になりたい女性がやるべきこと
- 料理の腕を上げる
- 包容力のある優しさを身につける
- いつでも明るく家族を支える
- 男性を見極める力を持つ
- 臨機応変に対応できる力をつける
- 自分だけの世界を持つ
- 自分のやるべきことを責任を持ってこなす
- 決断力をつける
- 健康管理を怠らない
料理の腕を上げる
良妻賢母になるには、家族のために毎日の食事をただ単純に義務として作るだけではなく、健康を維持するために栄養のバランスを考えた美味しい手料理を作ることが出来るということが大切です。
家族円満でいるには健康な体であるということはとても重要な問題であり、そのカギを握っているのは妻であり母親なのです。
子供や夫が美味しいと喜んで食べてくれるような味のセンスも必要ですし、料理のレパートリーを広げて腕をあげることで、ワンパターンなメニューばかりにならずに済みます。
毎日のお弁当も同様です。
キャラ弁や必用以上に手の込んだものでなくてもいいのですが、彩りがキレイで美味しいお弁当を作ることが出来るということも大切です。
お弁当箱を開けた時に、夫や子供が喜び、お弁当の時間が楽しみになるようなものであることが理想的です。
また、周りの人たちに見られて恥ずかしいものではなく、バランスの良いお弁当であるということも大切なのです。
また、料理上手であればホームパーティーで友人を呼んだ時にも見栄えのする料理が振舞えますし、夫や子供に恥をかかすこともありません。
料理だけでなく、ケーキやクッキーなどのスイーツも得意としていれば、子供のおやつだけでなく、ちょっとした手土産としても喜ばれ、妻としての株も上がります。
包容力のある優しさを身につける
良妻賢母になるには、心の広さや包容力を持ちあわていなければなりません。
自分よりもまず夫や子供のことを優先させなければならないことも多々あり、そういった場面においてイライラとヒステリックにならずに、包容力のある優しさで対応できるということが大切なのです。
家族円満でいられるためには、母性を感じられるような優しい愛情を家族に注げるということが重要だからです。
家事と育児をバランスよくこなせて、たとえ忙しくてもそれが生きがいと感じられる精神で毎日を過ごすことで、家族が快適に暮らすことが出来るのです。
子供を叱る時においてもヒステリックに叱るのではなく、淡々とした冷静な態度で諭すように説き伏せるのです。
どんな時でも、スキンシップをたくさんとるように心がけて、子供に安心感を与えることが出来る母親としての包容力も大切です。
子供だけをかわいがるのではなく、夫に対しても同様に愛情を注ぎましょう。
つい子供を優先してしまいがちですが、夫をきちんと立てることで夫婦円満となるのです。
両親が仲良くしていれば子供も喜び安心感が得られ、家庭円満の秘訣にもなります。
いつでも明るく家族を支える
良妻賢母になるには、ポジティブ思考で楽天家でなければなりません。
いつも笑顔を絶やさずに、明るく太陽のような存在でいるということが大切なのです。
その場にいるだけで、家族に安心感と心地よい雰囲気を与えられるような存在感があるということがポイントです。
夫は仕事でトラブルを抱えたり、忙しすぎてストレスを感じていることもあるでしょう。
そういった時においても、あれこれと詮索せずにそっと見守りながら態度を変えずに温かい態度で接することが出来るということが重要です。
良妻賢母の女性は、夫の不機嫌な態度に感化されてしまってイライラするということは無いのです。
また、子供に対しても同様です。
良妻賢母であるためには芯の強さを感じる明るさというものが大切なのです。
家族に困難な出来事が起こったとしても、不必要に動揺せず理性的に対応しつつ、ちょっとやそっとではヘコまず、明るい笑顔で吹き飛ばすくらいの強さが必要です。
その明るさと強さで、どんなことがあっても家族が協力し合って困難を乗り越えて、その絆は深まり強固なものとなるでしょう。
男性を見極める力を持つ
良妻賢母になりたい女性は、男性を見極める力を付けましょう。
良妻賢母になるためには、女性側の努力だけが必要だと思っている方もいます。
ただ、質の良い男性と一緒に過ごすうちに、感化されてくる部分も大きくなっているのです。
性格がよく真面目に働いてくれる男性と一緒にいれば、精神的に学べる部分も大きくなり、より人間的な大きさを手に入れることができます。
良妻賢母になるための第一歩として、一緒にいて成長できる男性を見極める力をもってみましょう。
男性の本質を見抜くためには、たくさんの男性と出会うことが一番効率的になってきます。
実際にいろいろな男性と出会うことで、直接自分の目で本質をチェックできるようになり、見る目を養うことができるからです。
もちろん、男性と出会うということはたくさんの男性とお付き合いしていくという意味ではありません。
お付き合いしなくても、友人として付き合っていったり、話をする知人として付き合っていくことで、男性の本質をつかめるようになるのです。
結婚したときにお互いに成長できる相手を見つけるためには、見る目を養いましょう。
臨機応変に対応できる力をつける
臨機応変に対応できる力があれば、良妻賢母になることができます。
結婚して新たな家庭を持つと、幸せを手に入れることができますが、それと同じくらいにいろいろな問題も起こってきます。
例えば、子供をしっかりと育てているにもかかわらず、思ったように育ってくれない悩みも感じるでしょう。
子供には多くの期待をしますが、たいていは親の思うように育ってはくれないものです。
このとき、ただ子供を叱りつけていては、親子の関係を築いていくことはできません。
良妻賢母として家庭を守りたい女性は、臨機応変に対応したり納得できるだけの力を付けておきましょう。
また、家庭を持つと夫側の家族とも付き合いを行っていく必要も出てきます。
家族によっては、急に家に遊びに来たり遊びに誘ってくるなど予想もつかない行動に出てくるかもしれません。
そんなときに嫌な顔をしてしまうと、夫との関係にも影響が出やすくなってしまいます。
夫側の家族が急に来たとしても、臨機応変に対応することができれば夫からも感謝され家庭生活も安定してきます。
将来家族を持った時のことを考え、臨機応変に対応できるための訓練を行ってください。
自分だけの世界を持つ
夫と子供のことだけを考え行動するのが良妻賢母だと思ってしまいます。
ただ、家族のことばかりで頭がいっぱいになってしまうと、家族に窮屈な思いをさせてしまうのです。
いちいち夫の行動に嫌味を言ったり、子供をガミガミと怒っていると、家族はいたたまれない気持ちになってしまうでしょう。
良妻賢母になりたい女性は、自分の時間や世界を持つことを重視してみましょう。
独身時代から続けている仕事を継続したり、趣味を持つことで家族だけに縛られることなく自分の時間を持てるようになってきます。
しっかりとした世界を持っていれば、家族の細かい部分が気になってくることがないため文句を言うこともなくなるのです。
妻や母親がおおらかであれば、家族内の雰囲気も柔らかくなってくるでしょう。
また、外の世界との接点を失わなければ、広い視点でものを見ることができるため、家庭生活での悩みを考えすぎることがなくなってきます。
仕事をしたり趣味を持てば、友人や知人も多くできるため悩みを相談しやすくなり、精神的に追い詰められることもなくなるでしょう。
家庭生活を考えるならば、仕事や趣味を持つようにしてみてください。
自分のやるべきことを責任を持ってこなす
良い妻、良い母とは家事、育児、仕事など、やるべきことがたくさんあります。
そのすべてをそつなくこなし、バランス良く事を進めていくことが大切です。
やることがたくさんあるからといってさっさと手早く手抜きでやってしまうことは良くありません。
ミスも生まれやすくなり、完成度も低くなってしまいます。
まずは家事スキルをしっかり磨くことから始めるといいでしょう。
たくさんのことを毎日する必要はありません。
たとえば掃除は、お風呂に入ったら軽く掃除、洗面台も手を洗うときに軽く擦る、キッチンも油がはねたらその場で拭くなど、少しずつ掃除をすればあまり汚れなくなります。
汚れを溜めて、1日できれいにしようとすると掃除をするのも億劫になるし、汚れも落ちにくくなります。
料理も作り置きのおかずなどをうまく利用したり、洗濯も畳まなくていいように引っかけて収納するようにしたりするなど、いろいろアイデアはあります。
一つ一つの家事を工夫してあまり時間をかけないようにするとバランスが取りやすいです。
家庭を守るのは妻であり、母の役目ですから、責任を持って家事をこなしていくことが大切です。
決断力をつける
決断力はどんな時も大切です。
家族間で何か大きな決めごとがあった時、妻として、母としてしっかり自分の意見を持ち即座に決断することは、家族にとって安心感を生みだします。
たくさん悩んで決断することも大切ですが、悩みすぎて良く分からなくなるのであれば、自分の直感に従って決めるのも物事がうまくいく秘訣です。
時には決断力の早さも武器になります。
家庭のこと、子供のことなど考えて決断する機会がたくさんあります。
もちろん仕事でも部下ができスキルアップしていくうちに責任や決断力を求められるようになってきます。
日頃から小さな決めごとでも、よし!と決断して即行動する癖をつけていくといいでしょう。
決断しやすい環境を作るために、計画をしっかり立てることも大切ですね。
さらに大切なことは、優柔不断な言葉や態度を出さないことです。
言葉には言霊の力があります。
優柔不断でマイナスな言葉は自分の心も周りの心もマイナスに変えていってしまいます。
それでは決断力なんて付きませんよね。
逆にできる!とプラスな事を発していけば、言霊の力で自信に溢れていき成功しやすくなります。
健康管理を怠らない
家族の健康管理はもちろん、自分の健康管理もしっかりとしなければいけません。
自分の健康がしっかり管理できないのに、家族の健康管理なんてできません。
しかも自分が体調を崩すことが多いと、思い通りに家事、育児ができなくなってしまいます。
せっかく家事スキルを磨き決断力をつけても、体調を崩してばっかりだとそれを発揮する場も減ってしまうということです。
健康管理をしっかりするには、やはり一番は規則正しい生活です。
毎日決まった時間に起きてしっかり朝日を浴び、体内時計をリセットして1日を始め、しっかり睡眠がとれるように夜も早めに就寝することが大切です。
毎日の起きる時間と寝る時間を決めることで、その日のスケジュールも立てやすくなります。
あと女性には冷え症の方が多いです。
冷えは疲れやすくなったり、生理不順や肩こり、むくみや頭痛、不眠などいろいろな体調不良を引き起こします。
冷え症防止や、疲れをとるためにも湯船に浸かり体を温め、冷えないように靴下をはいたり腹巻をしたり、対策をしましょう。
もちろん日々の食事も大切です。
バランスの良い食事は体も心も健やかにします。
自分だけでなく家族の健康管理にも繋がりますね。
たくさん笑うことも健康を保つ上でとても重要です。
笑顔は心の栄養です。
笑うことで心が元気になり、周りの気持ちも明るくすることができます。
笑いにあふれた素敵な家庭を作ることは良妻賢母に必要な要素でしょう。
良妻賢母は意識から始める
いかがでしょうか。
どれも簡単そうですが、継続はなかなか難しいものばかりです。
だからこそ、良妻賢母のハードルが高いのでしょう。
良妻賢母になるには、まず最初に自分を整えることがとても重要です。
それができない人が他の人間を整えることはまず不可能だからです。
一度自分自身を見つめ直してみると、今やるべきことが見つかるはずですよ。