純粋な人とは邪な考えが一切なく、ただひたすらに自分の思った言動をするのような人のことを指します。
こうして「純粋」の意味を紐解いてみると、純粋な人にはメリットとデメリットが混在することは理解できるでしょう。
純粋すぎても「ちょっとなぁ」と感じることもあれば、その逆もまた然り。
そこで今回は純粋な人の特徴と恋愛傾向についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。
純粋な人の特徴
疑う気持ちを持っていない
純粋な人は、自分の見たもの、接した人のことを、疑いの目で見ることはありません。
常に信用する、信じるということが基本の為、時に騙されてしまったり、利用されてしまうこともあるでしょう。
ピュアな心を持っている為、相手が言うこと、行動、すべてを「その通り」「そうなんだ」と思い込んでしまいます。
遠回しな言い方や例え話であっても、そのままの意味で理解してしまう為、話している人ととの間に誤解が生じてしまうこともあります。
それだけ、見たこと、言われたこと、接したことをそのまま受け止める純粋な心を持っていることが分かります。
周りの人から「あの人は注意した方がいいよ」と言われたとしても、自分が接した限り悪い人には思えない。
周りからの声よりも、自分が感じた思いを大事にし、疑いの目を持つことはしません。
人に流されないと言えばよく聞こえ、逆に人の話を聞かないと言えば悪く聞こえるでしょう。
純粋な人な、人や物と接する時に、その時の自分の感情やインスピレーションを大事にするため、疑う気持ちから入ることはせず、身を持っての体験・経験が必要と言えるでしょう。
感情を表に出しやすい
純粋な人は、他人に対しても純粋ですが、もちろん自分に対しても純粋な人。
素直な気持ちを持ち、素直にそれを表に出すことができる人が多く、喜怒哀楽が激しいパターンもあるでしょう。
例えば人は、「今笑ったら失礼になってしまうかも」と、ある程度人目を気にして生活・行動してしまいます。
失礼だと言われた訳でもなければ、失礼にあたるという断言できる理由もないのに、ためらったりセーブしたりと、自分の気持ちを隠してしまうことがあります。
しかし純粋な人は、人からどう思われるか、どういった状況なのかを把握する前に、自分の感情をストレートに表に出してしまう事が多いのです。
面白いと思えば声を出して笑ったり、悲しいと思ったら人目をはばからず泣いたりと、状況や場面を考えるよりも先に感情を出すのです。
もちろんそれで叱られてしまうケースや、非常識と思われてしまうこともあり、一概に良い行動とは言えないものの、自分を抑えることや無理をすることが少ないため、こうした面でのストレスは溜まりにくいでしょう。
また感情を表に出してくれることで、接しやすい、扱いやすいと思ってくれる人も多いため、人が集まってくることも確かです。
等身大の自分を認めている
人からよく思われたい、人から批判されたくないと思っていると、ありのままの自分を肯定することができず、時に嘘をついたり見栄を張ったりと、理想の自分を演じてしまうことがあるでしょう。
ただこうしたことが重なってしまうと、自分で自分を追いつめてしまうこともあり、ストレスの理由が自分になってしまうことも少なくありません。
純粋な人はこれとは違い、等身大でありのままの自分を認めて、良くも悪くも、自分をちゃんと持っているということができます。
見栄を張って「それくらいできるよ」と言うのではなく、「そんなの無理」「できるなんてすごい」と、否定されることや見下されることを恐れず、自分に正直でいることができるのです。
それによってもしかしたらバカにされることもあるかもしれません。
しかしそれが事実であり自分なのだからと、自分をしっかりと持ち自信すらも持っている。
できなかったら努力すれば良いと考え、できるようになったら素直に喜び、「できるようになったよ」と笑顔で報告することもできるのです。
まるで子供のような純粋な人は、そこに隠れたプライドや見栄がないために、「なんか憎めない人だな」とも思わせてしまうのです。
時々子供っぽさがうかがえる
純粋な人は性格がひねくれていないだけに、時折子供っぽい部分が表に出てくることがあります。
そもそも子供というのは表裏がなく素直なものですが、成長するにつれだんだん本音と建て前を使い分けるようになってくるわけです。
しかし純粋な人は大人になっても子供っぽさが残っており、どんな時でも自分を偽ることなく自然体です。
それが周囲から見たら純粋で素直な人に映るのです。
さらにこうした特徴から、純粋な人は他者の言葉も素直に受け止めてしまうことが多く見受けられます。
皮肉や言葉の裏を探ることが苦手と言い換えても良いのですが、とにかくどんな言葉もそのまま受け入れてしまう傾向にあるのです。
ですから例えば誰に対しても疑うことをせず、良い面を見ようとするところなどは長所と言っても良いでしょうし、逆に騙されやすい面は短所と言えるかもしれません。
また子供っぽい面があるということは、駆け引きや損得勘定も苦手なわけです。
それは仕事や人間関係、あるいは恋愛においても言えることですが、純粋な人は誰に対しても駆け引きをせず真っ直ぐにぶつかっていきますので、これも子供のような心を持っているからこそと言えるでしょう。
人見知りをせずフレンドリー
純粋な人は人によって態度をころころ変えるというような打算的なことはしません。
そのため誰に対しても人見知りをせずフレンドリーなのが特徴です。
これは純粋な人の心の内には、こちらが誠意をもって接すればその思いは必ず相手に伝わるという思いがあるからです。
ですからたとえ相手がみんなから嫌われるような人であっても、ちゃんと誠意を持って接していきます。
このように人懐っこい性格をしているため、多くの人に好かれ親しまれるのが純粋な人です。
それだけに純粋な人の周りには同じように純粋な人、あるいは人懐っこい人も多く、まさに類は友を呼ぶといった状態だと言えるでしょう。
そしてその人懐っこさには決して嫌味がなく、変に小賢しい駆け引きなどもありませんから、同世代だけに限らず上司や年上の人からは可愛がられ、部下や年下の人からも慕われる傾向が高いと言えるでしょう。
そうしたことで純粋な人とはまず自らが誰に対しても心をオープンに開くことで、相手からも同じように心を開いてもらうことが自然にできて、周囲のみんなから愛される人と言うことができます。
何に対しても一途
純粋な人というと、優しくておっとりしているというイメージがあるのではないでしょうか。
ですがただ優しくマイペースなだけではありません。
純粋な人はときに思わぬ一面を見せてくれることがあるのです。
それこそが一途なところです。
これは何も恋愛に限った話ではなく、夢に向かって真っ直ぐに突き進む、あるいは趣味や仕事に一生懸命取り組むなど、驚くほどの集中力を発揮し、自ら信じた道を進んでいくのです。
純粋な人というのは基本的に穏やかな性格をしているため、一見頼りなく見られがちなところもありますが、ここぞというときには誰よりも強くたくましくなれるのです。
そしていったん自分が決めた道を一途に突き進むときには、周囲から邪魔をされることがあっても反対されることがあってもそれで挫折するということはありません。
自分がこうと決めた道なのですから、後は初志貫徹、我が道を突き進むのみなのです。
そうした頑張りの結果、夢を叶えたり大きな成果を出すことができたりとするのです。
ゆえに純粋な人というのは一途だからこそ、人一倍大きな力を発揮することはできるといっても良いかもしれません。
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純粋な人の恋愛傾向
勘違いが多く突っ走ってしまう
純粋な人は、特に好意を持っている相手から親密度の高い態度や優しい言葉をかけられるだけですぐに舞い上がってしまい、自分に気があると勘違いしてしまうという傾向があります。
そのため、自分に脈があるのだと思い込んでしまって突っ走ってしまうことがよくあるでしょう。
純粋なだけに、ちょっとしたスキンシップやアイコンタクトを感じるだけで勘違いしてしまい、舞い上がってしまうのです。
恋愛に対して免疫があまり無く真面目ですので、異性と接することに慣れている人に親密な言動をされると、遊びなのか本気なのかの区別がつかなくなってしまうこともあるでしょう。
好意を抱いている相手がもし異性の友達が多い人である場合は、理解できずに痛い思いをすることもよくあり、嫉妬してしまう自分に自己嫌悪を感じてしまうこともあるのです。
他にも、好きな人が自分以外の異性と親し気にしている姿を見るだけで、その人のことが好きなのだと勘違いしてしまい諦めてしまうこともあるでしょう。
そして、恋人であっても自分以外の異性と仲良さげに会話をしている姿を見るだけで、浮気だと断定してしまいパニックになることもあります。
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別れる時に苦労する
純粋な人は、恋人に対しても自分と同じレベルで誠実で純粋な気持ちを持って恋愛をしていると思って付き合っているのです。
そのため、別れるときにはとても苦労するでしょう。
恋人として付き合うということは、イコール結婚を前提とした真剣なお付き合いであると思っているため、すぐに両親に紹介しようとしますし、恋人の両親へあいさつに行きたいと申し出てくるでしょう。
そして、計算なしに甲斐甲斐しく尽くしてきますし、相手もまたそのようにするものだと思っているため、煩わしく感じたり重たく感じたりするということも多々あるでしょう。
尽くし過ぎて空回りしてしまい、その温度差を感じて引かれてしまうこともあります。
それが愛おしいと思えるうちはいいのですが、段々と重たく感じて付き合いきれなくなってしまい、別れたくなってしまう人もいるでしょう。
そして、お互いの両親の公認のお付き合いをしていて、結婚までに至らずに別れることになったとしたら大変です。
純粋なだけに恋人に対しての執着心が人一倍強く、深く傷つきまので、別れ際にもめるという傾向があるのです。
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自然体で素直に感情をぶつけてくる
純粋な人は計算高かったり、恋愛の駆け引きを仕掛けてくるということはまったくありません。
それどころか、自然体で自分の好きだという感情を素直にぶつけてくるという傾向があります。
純粋であるがゆえにストレートな表現で不器用に相手に気持ちを伝えてくるため、それがかえって微笑ましかったり可愛げを感じたりするでしょう。
お付き合いをしている時も、自分の喜怒哀楽を包み隠さずに素直に表現してきます。
そのため、それに振り回されて疲れてしまうこともあるでしょう。
しかし、その裏表のない純粋な人間性とつかみやすい性格で、付き合っていくうちにに段々と把握することが出来ますし、言っていることと思っていることが違うというような矛盾を感じることがありませんので、信頼関係が築きやすいと言えるでしょう。
好きな人が求めていることは出来るだけ答えてあげたいという優しさがありますので、誠実で懐の深さを感じて安心感を与えることが出来る傾向があります。
特に好きな人に対しては不器用ながら一生懸命に頑張りますし、相手が喜ぶようなことをして尽くそうとします。
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浮気の心配がない
純粋な人というのは、一途に相手を思い続ける傾向にあります。
一度好きになれば何年も相手を思い続けるほど強い気持ちです。
これは恋人になったときは非常にメリットになります。
というのも浮気をする心配がないため、純粋な人は付き合いやすい人物と言えるからです。
たとえ誰かに誘惑されようとも気持ちが揺らぐことはありません。
好きな人は一人だけという考えを持っているからです。
つまるところ純粋な人は、恋愛に対して真摯な思いで向き合っているということです。
決して恋人を裏切るような真似はしません。
ただ自分から裏切ることはありませんが、相手の気持ちが冷めてしまったら、どうにかして引きとめようとする傾向にあります。
なぜなら一途ということは裏を返せば、相手に対する愛情が深すぎるということなのです。
付き合っているときは利点になりますが、別れ話が始まったらマイナスに働いてしまう可能性が高いのです。
純粋な人はずっと好きな人と一緒にいたいという思いが強いため、別れるなんてことはイヤなのです。
ですが後腐れなく別れることが出来れば、純粋な人も相手を困らせることはしたくないため、身を引く可能性は高いと言えます。
ロマンティックなことが好き
純粋な人は好きな相手を喜ばせたいという気持ちが強いです。
ロマンティックなことやサプライズなどが大好きであり、恋人のためなら努力を惜しみません。
例えば恋人の誕生日や二人だけの記念日などに合わせて、ロマンティックな演出やサプライズを決行することが多いです。
ただし純粋な人自身は喜ぶだろうと思ってやっていることであっても、必ずしも恋人が喜んでくれるとは限りません。
というのも世の中にはロマンティックな演出やサプライズなどを嫌っている人がいるからです。
そうした人にとっては、こういったことはありがた迷惑でしかありません。
むしろ恋人のためにと思ってやったことが逆効果になり、別れ話に発展してしまう可能性もゼロではありません。
こうした純粋な人というのはある意味、自分好きな一面を持っているのです。
相手のためを思ってやっていることは事実ですが、結局のところは自己満足でしかないのです。
とはいえ相手がロマンティックな演出やサプライズが好きな人であれば、純粋な人のこうした傾向は良い方向に働くと言えるでしょう。
ですので純粋な人のサプライズ好きな一面は、必ずしもダメではないということです。
将来を見据えている
純粋な人というのは、いつだって将来を見据えています。
相手を好きすぎるがあまり、常に未来のことを考えてしまうのです。
例えば結婚したときのことや子供のことなどです。
純粋な人にとって、付き合うということは常に結婚を前提としたものなのです。
たとえ相手にその気がなかったとしても、純粋な人は気づきません。
恋は盲目という言葉がありますが、まさにそれです。
相手を思いすぎているがゆえに、相手も自分と同じ気持ちだろうと勝手に思い込んでいるのです。
こうしたタイプはとにかく相手の両親とすぐに会いたがります。
付き合った段階ですでに結婚するものだろうと思っているからに他なりません。
実際問題、別れる場合もあるかもしれません。
しかしそんな可能性には目も暮れず、相手がどう思っていようが関係なく、結婚に向けて動き出すことも多いです。
ですので結婚の話が一切出ていない段階で、結婚式の会場を決めたり新婚旅行先を決めたりなど、先走った行動をしてしまうことも少なくはありません。
要は自分の気持ちを優先してしまい、相手と話し合うこともなく、将来のことを勝手に決めてしまうのです。
これは純粋に相手を思っているがゆえの行動なので、悪気があるわけでは決してありません。
純粋な人の特徴をよく観察しよう
いかがでしょうか。
ご紹介したように、純粋な人というのはいい面ばかりがフォーカスされがちですが、必ずしもそういうわけではありません。
だからこそ、純粋な人をよく観察して、悪い面を理解し、それを学ぶことがとても大切です。
純粋なだけではこの世の中、いいように使われて、終わってしまいます。
そうなりたくなければ、純粋という意味をもっと自覚することから始めるようにしましょう。