恋愛不適合者とは、その名の通り恋愛するのに適していない性格の持ち主のことです。
人間を一つの生物として考えると決してそんなことはないのですが、人間だけが持つ「メンタル」的なものに大きく左右され、いつのまにか恋愛不適合者になってしまっているケースが後を絶ちません。
きっかけはほんの些細なことでもそうなってしまいますし、トラウマになってしまったら抜け出すのは困難になってしまうこともあります。
では、具体的にはどんな人なのでしょうか。
そこで今回は恋愛不適合者の特徴についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。
恋愛不適合者の特徴
常に一人でいることが好きな人
たまには息抜きで一人になりたいといった程度の一人好きは恋愛不適合者に当てはまりません。
恋愛不適合者となってしまう人は、常に一人でいる時間を意識的に設けている人や、帰宅したら完全に人をシャットアウトしてしまうような人が恋愛不適合者の特徴です。
恋愛をして相手と付き合うことになった場合、相手に合わせなければならない時や、相手に求められることもあります。
一人でいる時間を満喫している時に「今から会えない？」と急に言われたり、電話がかかってくることも考えられます。
このような時に、「今は一人の時間を楽しみたいから」と、無視をしたり嘘をついてしまう人は、自分の一人の時間を邪魔されたくないタイプの人と言えます。
このタイプの人との恋愛は、結果的に相手が疲れてしまうことになるのです。
会いたいと思っても相手が一人の時間を優先してしまえば都合が合わない、電話をかけても無視をされるといった状況が続けば、相手は当然のこと不信感を抱くようになり、不満も感じることでしょう。
その結果喧嘩が多くなり、さらに一人を好むようになり、関係はまともに続かないことでしょう。
一人になる時間がたまに欲しいくらいの思いであれば問題ありませんが、何よりも一人が好き、誰かと同じ空間にいることに耐えられないという人は、恋愛不適合者と言えるでしょう。
[参考記事]
自分の理想ばかり押しつける人
人にはそれぞれ価値観や理想があるもの。
恋愛に対しても、「優しくて面倒見が良い人」「面白くて常に一緒にいてくれる人」など、条件のような理想を持っている人は多いでしょう。
ただ、この理想があまりに高く、また相手に押し付けてしまう人は恋愛不適合者です。
例えば自分にとって相手の外見がとても理想的だと感じて交際に発展。
その後性格を知っていくうちに、「面白くない」「話し方が変」「同じ感覚を持ってない」という理由で別れを決めてしまう人。
このような人は、自分の理想が絶対であり、それに反したこと、ずれていることがあると、すぐに冷めてしまう傾向にあります。
求める条件が多く、妥協を許さないタイプの人は、すべてにおいて理想を押し付けてしまいます。
自分の理想ばかり押し付けてしまうタイプの人は、交際に発展したとしてもその期間はとても短いという特徴があり、理想と異なる面を見てしまうことで、一気に気持ちがなくなってしまうのです。
このような自分の理想をすべて叶えようとする人は、自分に甘く他人に厳しいタイプの恋愛不適合者。
考え方や付き合い方を見直さない限り、本当に関係を深める恋愛をすることはできないでしょう。
依存心が強く束縛が激しい人
精神的に弱い人や、臆病な人、またはすぐ誰かに助けを求めてしまう人は、一緒にいる人、近くにいる人に対して依存しやすいです。
初めは頼りにしているだけと思っていても、徐々に依存心は強くなり、相手がいないと生きていけないとまでなってしまうことがあります。
依存心が強い人は、相手を誰かに取られたり、相手に逃げられることを恐れてしまい、恋愛になると束縛してしまう傾向にあり、ただただお互いに苦しい恋愛をしていくことになります。
好きな気持ちが徐々に依存へと変わり、相手がいなくてはならない存在にまで大きくなってしまえば、相手の都合も気持ちもお構いなしで、相手の自由を奪うようになってしまうのです。
このような人との恋愛は、本人もまたその相手も成長することができません。
依存する思いを強くさせるだけであって、余計に自立できなくなったり、精神的に弱くなってしまいます。
恋愛することで束縛や嫉妬といった気持ちが出てしまうのは、依存心・独占欲が出てきている証拠であり、がんじがらめの恋愛となってしまうのです。
一見明るくて強そうに見えて、気にしないタイプに見える人であっても、恋愛をした途端、このような面を出してくる場合があります。
それは、恋愛することによって、自分で抑えていた感情や隠している思いを安心して出せる相手ができたことによるもの。
束縛や干渉が徐々に強くなってしまう人は、自分にとっても相手にとっても関係が苦痛になります。
こうしたことから依存心が強いタイプは恋愛に向いていないことが分かるでしょう。
[参考記事]
異性に対して恐怖心を抱えている
恋愛は、異性同士がお互いを意識して、軽くコミュニケーションをとるところから始まります。
つまり、入り口はちょっとした世間話だったり、笑い話だったりすることがほとんどです。
ですが恋愛不適合者と呼ばれる人は、まずその入り口でつまづいてしまうケースが多くなります。
その理由は、“異性に対して恐怖心を抱えている”からです。
もちろん、いくら恋愛不適合者だとはいっても、異性に対する興味が全然ないわけではありません。
「この人と付き合ったらどんな感じなんだろうな」とか、そういった気持ちはちゃんと持っています。
ただそれでも、そんな異性に対する興味が、恐怖心を上回ることはありません。
異性に対して恐怖心を持ってしまった理由は人それぞれですが、よくある理由としては、「以前恋人に暴力を振るわれた」とか、「浮気されたあげくひどい振られ方をした」などでしょう。
このように、異性に対して恐怖心を抱えているという特徴は、恋愛不適合者にはよく見られるものです。
ですが、それは決して本人が望んでそうなっているわけではありません。
もしそういった特徴を持つ人が近くにいるなら、できるだけ優しく接してあげましょう。
浮気性でフラフラしている
つい最近付き合い始めたばかりなのに、気がつけば浮気ばかりして、あっちにフラフラ、こっちにフラフラしている人。
あなたの周りにも、そんなだらしない人がいませんか？
そんな“浮気性でフラフラしている”という特徴を持っている人は、間違いなく恋愛不適合者だと考えていいでしょう。
自分さえ楽しければ、相手が傷つこうがどうしようが一向に構わない。
そんな風に考えている人が、恋愛に向いているはずもありませんよね。
そういった人がたとえ誰かと付き合い始めたとしても、恋愛関係とも呼べないような段階で関係が崩れてしまうのがオチです。
恋愛とは、お互いの気持ちが通い合っていないと成り立ちません。
にもかかわらず、近くにいる異性にすぐに目移りし、恋人の気持ちを踏みにじるような浮気を繰り返すのですから、本当にどうしようもありません。
たとえ見た目が素敵だったとしても、浮気性な恋愛不適合者のことを本気で好きになったりすると後が大変なので、そういった特徴を持った異性にはなるべく近づかないでおきましょう。
まさに、浮気者の恋愛不適合者には、要注意というわけです。
[参考記事]
マメに相手とコミュニケーションをとらない
“釣った魚にはエサをやらない”という言葉を知っていますか？
つまり、恋愛関係になるまでは一生懸命行動するけど、いざそうなったら後はほったらかし…という意味です。
そんな考えを持った人の多くは、恋愛不適合者だと思って間違いありません。
恋愛関係というのは、その関係を誰かに見せびらかすために築くものではなく、関係の中でお互いが幸せになるために築くものですよね？
ですから本来は、マメに相手とのコミュニケーションをとるべき関係なはずです。
ですが恋愛不適合者は、その“マメに相手とのコミュニケーションをとる”ということが全然できていません。
つまり、恋人が今どんな気持ちなのか、そういったことには全然興味がないのです。
恋愛不適合者の思考は、いつも自己中心的です。
自分が会いたいと思ったときにしか連絡をしてこないし、思いつめて何か相談を持ちかけたとしても、興味がないと感じたときは一貫して冷たい態度をとり続けます。
簡単にいえば、“コミュニケーション能力に欠陥がある”わけです。
恋愛不適合者かどうかチェックしよう
いかがでしょうか。
今回ご紹介した特徴について、あなたが2つ以上当てはまるのであれば恋愛不適合者の予備軍である可能性があります。
もしかしたらあなたも薄々感づいているのかもしれません。
だからといって何も対策をしなければ、一生恋愛をしないまま老人になって誰も助けてくれない孤独な老後生活を送ることになります。
今の生活が何十年も続くことにあなたは耐えることができるでしょうか。
やはり今はターニングポイントだと捉えて、些細な事でいいので小さな変化を生み出すことが、新しい未来を切り開くことになります。
コンピニの店員さんに一言「ありがとう」と伝えるなどでも、とても新鮮な気分になり気持ちがよくなることでしょう。
それが少しずつ大きくなって、気がついたら今までの生活から脱却して、新しい人生を歩んでいることに気がつくはずです。
