あなたの周りに「この人はいい加減だなぁ」と感じる人はいるでしょうか。
あなた自身もいい加減な人であれば特に気にならないかもしれませんが、真逆であればどうしても気になってしまうものです。
また、当の本人もできることならそんな性格を改善したいと考えています。
そこで今回はいい加減な性格の人の特徴と直す方法についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。
いい加減な性格の人の特徴
約束をすぐドタキャンしたり、周りを振り回す
いい加減な人は、約束を守りません。
約束は軽く何も考えずに取り付けますが、気が向かなかったら断ればいいやと思っているのです。
人の予定や、時間を割いている事などお構いなしなので、自分主体で軽く断ってくるでしょう。
なので、いい加減な人と約束したときは要注意、当日ドタキャンもあり得るのであまりアテにしない方が良いでしょう。
「これは自分がやっておくよ」
などの約束においても、引き受けた事が面倒になったり、結局できそうもなかったりするとギリギリになって振ってきたり頼んできたりするのです。
なんていい加減な人なんだろうと周りは終始あきれてしまうことでしょう。
いい加減な人に大役を任せたり、重要な場面に出席してもらうなどという事は、頼んだ人は当日までハラハラしてしまうのです。
責任感が薄く、軽いので、人の嫌がる事も適当に引き受けてその場は喜ばれるのですが、結局周りを振り回してかえって手間がかかって迷惑をかけることもしばしばなのです。
そんな約束を守れない人はいい加減な人というレッテルを貼られて、もう二度と重要な約束は取り付けないか、アテにされないことでしょう。
部屋が散らかっている
いい加減な人ほど、物事を後回しにしたり、なんだかんだ理由をつけて整理整頓ができない事が多いのです。
頭の中も心の中もいい加減でその時々の気分なので、部屋も散らかります。
スイッチが入ったときや、気が向いた時にだけ片付けたりするのですが、基本いい加減なので途中で力つきてかえって散らかってしまったりもするのです。
いい加減な性格はなかなか直らず、その人にしみ込んでいるので面倒なことに取り組もうとしても長くは続かないでしょう。
ある時ちゃんとしようと決意したとしても、やり始めてだんだん面倒くさくなってくるともう気持ちは下降傾向になります。
人付き合いにおいても私生活においてもいい加減な人はいい加減なままなので、なかなか生活も整わない人が多いのです。
とにかく気が向いた事は絶対に無理してやろうとは思わないし、達成もできないのでダラダラしてしまうでしょう。
部屋が散らかっていると心も雑然とします。
部屋はその人をうつす鏡とも言われています。
いい加減な人の部屋はだいたい散らかっていても不思議はないのです。
むしろ、部屋がきれいな人でどうしようもなくいい加減な人はそういないのではないでしょうか。
人付き合いを軽く見ていて人からどう思われるかを気にしない鉄の心を持っている
そもそもいい加減な人は人付き合いを軽く考えていて、人を簡単に欺きます。
悪意はなくとも、自然にそういった裏切り行為をしてしまうのです。
この間こう言ったのに、だから待っていたのになど、軽く人に〜してあげる、持ってくる、貸してあげるなど約束をしては、忘れたとかそんなこと言ったっけ?など言い訳をします。
相手はアテにしていたり覚えていたりしても簡単に、聞き間違いじゃないの?などと人のせいにもします。
天然な裏切りは人の恨みを買います。
もうこの人を誘うのはやめよう、もうこの人を頼るのはやめようとなるわけです。
プライベートで必ずと言っていい程とぼけたり忘れたりするので人からはいい加減な人とは一緒にいたくないと思われるでしょう。
なので人との衝突もしばしば。
喧嘩をする事も多いのではないでしょうか。
ペラッと悪気なく引き受けたり相手のいいようにしようとしてしまい、一見いい人なのですが、結果とぼけたり忘れたりするのであっという間に人からの信頼を欠いてしまうのです。
いい加減な性格の人は、気に病む事をせず、人からの評価も気にならないので軽くそういう事をしてしまうのでしょう。
良く言えば能天気で鉄の心を持っているのです。
いい加減な性格を直す方法
期限を決めて行動する
期限が決まっておらずいつやってもいい、となると人はなかなか行動に移れないものです。
特に気が進まない課題や仕事ともなればズルズル先延ばしにしてしまい、どうしてもいい加減な対応になってしまいます。
いい加減な行動を改めきちんとやり遂げるためにも、行動達成までの期限を設定しましょう。
締め切りのある仕事や課題だけでなく、生活のあらゆる事柄において期限を設定するのがポイントです。
起床時間や歯を磨く時間、読書の時間や入浴時間などすべての行動において目標時間を設定し、期限を守って行動する習慣を身につけてください。
期限を守るくらい簡単だ、と思われるかもしれませんが時間厳守はいい加減な生活から抜け出す第一歩となる大切な習慣です。
ポイントはあまり大きな期限は設定せずに目先の行動の起源を設定することです。
数週間単位の目標はどうしても先延ばしにしがちなので、まずはすぐに達成できる直後の行動に期限を設けることから始めましょう。
一分一秒に妥協しているようではいつまでもいい加減な性格は改善しません。
自分自身で決めた期限なのですからきちんと守り、小さな積み重ねでいい加減な性格の改善めざしてください。
やるべきことはきちんとメモしておく
いい加減な性格で一番困るのは、約束や頼まれ事を忘れてしまうことです。
仕事でもプライベートでも約束を忘れてしまうのは信頼を踏みにじる行為であり、最も避けるべき事態です。
一度や二度は笑ってゆるしてもらえても何度も続くようであれば相手を怒らせてしまいかねず、ビジネスで多大な損失を出してしまったり大切な友達を失ったりする恐れがあります。
いい加減な性格であると自覚があるのなら、約束を忘れてしまうことを前提にヤルべきことや大切な約束は全てメモしておきましょう。
メモに残しておけば仮に忘れてしまったとしても読み返せばきちんと思い出せますし、致命的な事態を回避できます。
メモした内容にこなすべき順番や必要なことを書き込めば実践的なTODOリストになるので何から手をつければよいのか、行動すべきことは何なのかが明確になります。
いい加減な性格をすぐに直すのは簡単ではありませんが、いい加減であることを自覚した上でメモと言う対策をとっておけばリスクは最大限に回避できます。
メモを取る習慣が身につけば約束を忘れるミスも少なくなり、自然といい加減な性格は改善されることでしょう。
作業順を逆にしてラスト部分から先に手掛ける
いい加減な性格の人は仕事でも趣味でも最後がグダグダになりがちです。
出だしは調子よくスタートしたのに長引くに連れ集中力が欠けてラストにかけての仕上げがいい加減なものになってしまう、というのはいい加減な人によく見られる特徴です。
せっかく能力があるのに仕上げがグダグダでは印象も上がらず、周囲からの評価も得られるはずもありません。
出だしはよいのにラストがイマイチな右肩下がりな仕上がりよりも、出だしがイマイチでもラストがきちんと仕上がっている右肩上がりな仕上がりのほうが印象は良くなります。
いい加減な性格という自覚があるならば普通は最後に手を付けるべきラストの部分から先に着手しましょう。
出だしの部分はつかみだから重要だという考えもありますが、つかみだけで中身が無いものなど全くの無意味です。
多少出だしの質は低くても、中身と締めがきちんとしていれば必ず高評価は得られます。
ラストがおざなりにならないよう、普段は最後に手がける部分をあえて先に仕上げてください。
ラストがきちんとしていると全体の構造がはっきり掴めるようになり、全体像がはっきりします。
何度も繰り返していくうちに作業全体の質が上がり、いい加減な性格でも確かな成果が出せるようになるでしょう。
いい加減な人との付き合い方に注意
いかがでしょうか。
いい加減な人ははっきり言って嫌われやすい傾向があります。
あなた自身が、いい加減なことがあまり好きでないタイプであれば、やはり嫌いであったり、見ていてイライラしてしまうことでしょう。
そんな人と上手に付き合う方法はありません。
あなた自身がその人を「こういう人なんだ」とまるごと受け入れてしまうか、ひたすら我慢するか、関わらないかぐらいです。
いい加減な人に合わせていたらストレスもたまりますし、あなたもいい加減な人になってしまうかもしれませんので、「あっ、このタイプはダメだ」と思ったらすぐに離れるようにしたほうが、お互いのためです。