あなたの周りにはすぐにいじけてしまうような男性がいるでしょうか。
いじける男というのは、いったいどういう心理状態であり、どうしてそういう事になってしまうのか、あまりいじけることがない人にとっては気になるものだと言えます。
そこで今回はいじける男の心理についてご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
いじける男の心理
いじける男の心理として放っておいてほしい
いじける男というのは、「いじける自分」を客観視し、「そんな自分が嫌いではない」という気持ちを持っているものです。
いじけている時間というのは、完全に自分の世界に入ることができますから、自己同一性をしっかり認識し、安心することができるのです。
一種のナルシシズムと考えていいでしょう。
自分で自分の中に閉じこもっている時間は、彼にとって大変貴重です。ですから、ほかの人にその世界に入ってきてほしくないと考えます。
「一人にしておいてほしい。放っておいてほしい」というのが、いじける男の第一の心理と言っていいでしょう。
いじける男の心理としてなぐさめ、励ましてほしい
ところが、です。
それとは正反対の心理を同時に持っているのが、いじける男の特徴であり、ミステリアスなところなのです。
つまり「放っておいてほしい」と思いながら、無意識のうちに「いじけている自分」を周囲にアピールします。
それはなぜか? 「今、僕は落ち込んでいじけてる。みんな、こんな僕に気づいて。そしてなぐさめたり、励ましたりしてほしい」という心理があるからです。
これは、完全な自己矛盾ですが、おそらく多くの人が、「いじける男は、いじけている自分を周囲にアピールする」というシーンを経験したことがあるでしょう。
彼はあなたに、かまってほしいのです。
100%放っておいてほしいのなら、周りに人がいないところでいじけるはず。
かまってほしいと思うからこそ、人のいるところでいじけぶりをアピールするのです。甘ったれた考えですが、甘ったれだからこそいじけるということもできるでしょう。
自分以外の人は、いじけないでほしい
いじける男は、実は「人がいじけるのは大嫌い」という心理を持っています。
先ほど説明したように、いじける自分は好きです。けれど、自分以外の人がいじけているのを見ると「男のクセにだらしない。許せない」と感じてしまうのです。
なんとも自己中心的な心理ですが、これも強い自己愛によるものなのです。
ですから、他人がいじけることに嫌悪感を抱きながら、自分で「いじけグセ」を改めようとはしません。
いじける男の心理として何か、漠然とした不満がある
何かに対して不満がある場合、女性だったら、不満の原因を特定して、それに対してピンポイントで怒るということが多いですが、男の場合はちょっと違います。
何か不満があると男はいじけてしまい、急に黙り出したり不機嫌になったりします。その代わり、あからさまに怒り出したりというようなことは滅多にありません。
男性は女性と比べて、感情を表に出すことが得意ではありません。何か不満やイライラがあったとしても、その怒りをどこへ吐き出したら良いのか戸惑ってしまう人が多いようです。
そのため、すねた態度に出るしかない、という結果になってしまうのです。
いじける男の心理として彼女に気にかけてほしい
よく小さい子どもが、大人に構ってほしくていじけた態度に出る、というのがあります。
実は男性は女性に比べて、少々子どもっぽい一面があるので、彼女に構ってほしい時などに、わざといじけてみたりするものです。
女性側からしてみると、「構ってほしいなら、はっきり素直に言ってくれればいいのに」とも思うものですが、男性には女性と違ったプライドがあり、なかなか素直に言えなかったりするものです。
女性側が、「構ってほしい」という彼氏のサインのいじけ方に気づいてあげないと、彼氏の不満が積もり積もってしまう、ということもあるので注意です。
やきもちを焼いている
好きな女性が他の男性と仲良くしている・好きな女性が男性芸能人を「カッコイイ!」と褒めている、といったようなことに対してやきもちを焼いている時、男性はいじけた態度を取ります。
内心は嫉妬でメラメラなのに、それを口に出したら大人げないから必死で我慢しているのですが、その我慢を隠しきれずについつい態度に出てしまうようです。
特に、男性にモテるタイプの女性を彼女に持つ場合、男性がいじけた態度に出る度合いも増えてしまうことが多いです。
この場合、彼女側も、彼氏の気持ちを傷つけないように、軽率な行動を控えないと、男性のストレスになってしまいます。
いじける男の心理としてコンプレックスが強い
いじける男というのは、コンプレックスが強いという心理状態であるという事があげられます。
コンプレックスが強いので、何かあった時に心理的にいじけるという気持ちになってしまうのです。
コンプレックスが少ない人というのは、何か問題があった時でも前向きに捉えて物事に取り組む事が出来るものです。
しかし、いじける男というのはコンプレックスが強いがために自信が持てず、ちょっとした問題でも精神的に逃げ腰となってしまい、すぐにいじけてしまいます。
いじける男の心理として、コンプレックスが強いというのが、特徴にあげられるといえるでしょう。
ひがむ気持ちが強い
いじける男の心理状態に、ひがむ気持ちが強いというのがあります。
人をうらやみそれに対して嫉妬する気持ちが強いので、何かあると相手をついうらやましく思ってしまい、それが「どうせ俺なんて」というような、いじける気持ちとして出てしまうのです。
ひがむ気持ちになってしまうのは、自分が恵まれていないというふうに、常に思い続けているからでしょう。
自分が恵まれていないのは、自分の努力や実力不足の可能性が高いのですが、それを認められずにひがむという気持ちを持つ事で、心のバランスを取っているのです。
ひがむ男は自分で自分の能力を正当に評価できず、つい人をうらやんでしまい、ひがみとなってしまうのです。
そういう心理がいじける男の心にはあるのです。
精神的に弱い
いじける男というのは、その場の状況が自分にとって不利であったり好ましい状態でない場合、その状態を受け止めるというのが苦手です。
精神的に弱いので、そういう精神的にプレッシャーがかかるような状況では、耐えるのが辛くなってきてしまうのです。
しかし、いじけていれば、精神的に逃げているような状態ですので、プレッシャーが自分にダイレクトにかかるのを避ける事ができます。そのため、いじけるという気持ちになってしまうのです。
本当は、そこでいじけたりせずに物事に正面を切って取り組むようにすれば、メンタル的にも強くなれますし結果を出す事が出来るかもしれません。
しかし、精一杯やってダメだったら、と思うと辛いので、いじけるという事で万が一物事がうまくいかなくても、仕方がなかったという逃げ道を作っておくのです。
いじける男の心理を理解しすぎない
いかがでしょうか。
今回は、いじける男の心理について、お伝えしました。
いじける男というのは、メンタル的に弱いという事が心理的に影響しています。メンタルを強くする事で、心理的に逃げの状態である、いじけるという気持ちになる事がなくなるでしょう。
また、あまりにもいじける男の付き合いすぎてしまうとうんざりしてしまうことも多々あり、それが大きなストレスになることも少なくありません。
理解をすることも大切かもしれませんが、理解しすぎないようにすることも同じぐらい重要ですよ。