婚約破棄になるには必ず原因があります。
婚約というと二人の明るい未来を想像し幸せいっぱいの時期が連想されますが、一転思いもよらない原因でアッサリ婚約破棄に至ることも珍しくありません。
付き合っている間はなんの問題にもならなかったことが、婚約をするやいなや大きな障害として立ちはだかることが往々にしてあるものなのです。
そこで今回は、婚約破棄の原因についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
そして自分の都合、相手の都合、どちらであっても人生に深い傷を作ってしまうことがないように、十分留意してください。
婚約破棄の原因
- 価値観が合わないことによるマリッジブルー
- 借金や隠し事が発覚
- 浮気が発覚
- 二人の関係の悪化
- 舅(しゅうと)、姑など家族問題
- 友人関係が原因
- 仕事観や家事分担
価値観が合わないことによるマリッジブルー
・「価値観が合わなかったから。結婚する前で良かったです」(30歳男性/和歌山県/食品・飲料/販売職・サービス系)
・「だんだんと気が合わなくなったから」(32歳男性/埼玉県/機械・精密機器/技術職)
・「相手の転職癖がどうしても我慢できなくなった」(32歳女性/山形県/医療・福祉/専門職)
出典 婚約破棄の原因とは? -「浮気」「親の反対」「我慢できなくなった」
・「彼女の方がマリッジブルーになって考え直させてほしいと言われ、仕方ないと思った」(32歳男性/埼玉県/機械・精密機器/技術職)
・「プロポーズをした後から、関係がギクシャクするようになった。一応返事はOKだったので、結婚準備を進めようって段階で、雲行きが怪しくなって、お互い合意の上で別れてしまった」(31歳男性/静岡県/小売店/事務系専門職)
出典 婚約破棄の原因とは? -「浮気」「親の反対」「我慢できなくなった」
結婚準備を進めていくと、結婚に対する2人のイメージにズレが生じてくる場合があります。 まさか相手がそんな考えだったとは!とショックを受けることがマリッジブルーの引き金になるのはめずらしいことではありません。 とにかくお互いの考えをとことん話し合いまいましょう。 本当の思いは、お互いの意見をぶつけることで見えてくるようですよ。
出典 マリッジブルーで婚約破棄?!復縁に成功したカップルの4つの理由
借金や隠し事が発覚
彼からのプロポーズを承諾して、「幸せいっぱい!」なのもつかの間。相手のとんでもない嘘や隠し事が発覚して、婚約がパーになるという悲惨なケースもあるのです。
たとえば、彼に借金問題や離婚経験がある、さらには隠し子がいた……など、婚約後に初めてわかったという場合、誰でも結婚を考え直したくなりますよね。仮に、あなたの彼への愛が揺らがなくても、親など周りの人間が黙って見過ごすわけがありません。
出典 こんなことで!? 意外とみんな知らない婚約破棄の原因9つ
婚約破棄の原因として多く挙げられるのが借金。
結婚して早々に負債を背負わされてしまうという絶望感もさることながら、借金をするほど金銭感覚のだらしない人なのだという印象を与えかねません。
借金を重ねていたり返済が滞っていたりすることで信用情報に傷がついており、ローンが組めないとなると結婚後マイホームを持つことも厳しくなってしまいます。
苦労することが目に見えている結婚なんて、いくら婚約まで済ませていても反故にされて当然です。
特別な事情で仕方なく借金があるとしても婚約前に相手に伝えておくべきですし、相手に借金があるかどうかも婚約前に必ず確認しておきましょう。
浮気が発覚
結婚において重要なのは何よりも信頼関係です。
婚約中に浮気しているということが発覚したら信頼はたちまちボロボロ、婚約破棄に至ってしまうことは当たり前です。
何より交際中での浮気と大きく違う点は、婚約中の浮気に対しては慰謝料が請求できるのです。
婚約破棄されて家族や周囲からの評価を地に落とした上に多額の慰謝料の返済で泥沼、なんてことにならないよう、結婚を見据えた真剣交際に至る前に異性関係はクリーンにしておきましょう。
結婚前の最後の遊びだなんて言語道断です。
自分に後ろめたいことが一切ない場合も、後で泣いてしまうことのないように相手の疑わしいところは婚約前に確かめておきましょう。
二人の関係の悪化
婚約まで長く付き合っていて、問題なく話を進めていたカップルにだっていざ婚約したのちに破談になってしまうことがあります。
婚約してから結婚に至るまでにしなければならない手続きは沢山。
お互いが初婚の場合は何もかもが初めてのことばかりで精神的な負担も大きいですし、その中で二人の仲が険悪になってしまうことも十分あり得ます。
婚約に浮かれて、または忙しさにかまけて相手にないがしろにしてしまっていないか、落ち着いて我が身を振り返るように気をつけてくださいね。
こちらも不満をため込みすぎないように、思うところがあったら相手とよく相談しましょう。
舅(しゅうと)、姑など家族問題
近年家族の考え方が変わってきているとはいえ、未だに結婚とは2つの家族ぐるみで行われるものです。
自分たちとお互いの両親の関係を良好に保つことはもちろん、両家の親同士が仲違いしてしまわないように気配りは必要です。
本人同士には問題がなくても、お互いの家族との仲がこじれて婚約破棄というケースは沢山あるのです。
親族に問題を抱えている人間がいるということが婚約後に判明して破談、ということもありますので、思い当たることがあれば正式に婚約に至るまでに伝えておきましょう。
また、デリケートな話題ではありますが、両家の宗教に絡む問題で婚約破棄になるということも少なくありません。
婚約前にお互い確認しておく必要があります。
友人関係が原因
二人の友人関係がきっかけで婚約破棄に至るということもあります。
例えば異性の友人と仲が良かったり、男女混合の派手な付き合いがあったりする場合、深刻な問題へと発展しがち。
本人にとっては同性の友人と同じように見ていて浮気なんてあり得ないと思っていてもパートナーを不安にさせるには十分です。
婚約の前段階ならまだしも、結婚に向けて話を進めている身分では疑わしいお付き合いはほどほどにしましょう。
同性の友人との関係でも、毎晩のように遊びに出かけたり休日を友人と過ごす時間に充てたりなど、友人ばかりを優先させるような行動はNG。
正式に結婚していないとはいえ、これから二人で家庭を作るのだという自覚を持って、お互い真摯に接することを心がけてください。
仕事観や家事分担
結婚後、お互いの仕事をどうするかという問題や家事分担に関する話し合いがうまくいかずに婚約破棄になる場合があります。
これは婚約する前に話し合っておくべきことなのですが、婚約後に同棲を始めるカップルに特にあり得る話なのです。
女性側が結婚後家庭に入るか仕事を続けるか、という問題は家族計画や家計の事情に深く関わってくるので二人の間でよくすり合わせておく必要があります。
家事分担に関しても、いざ一緒に住み始めてみると掃除の仕方や片方に負担が重すぎる不平等な分担などで不満が噴出してしまうことがあるので、大ゲンカに発展する前に解決しておかなければなりませんね。
婚約破棄したいなら早めにしよう
いかがでしょうか。
これまで述べたように、モラルとして当然の理由、二人だけでは解決できないどうしようもない理由で婚約破棄という結末はあり得るものです。
ですが、これは結婚してから取り返しのつかない後悔をしないために、ある意味ポジティブな選択とも言えるものなのです。
もちろん婚約破棄をするまでの事態に陥らないことが一番ではありますが、なんらかの原因で不幸な結婚をしてしまう前にこういった選択肢があるのだということを心に留めておいてくださいね。