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非婚化の3つの原因と対策とは?

今の日本は非婚化が続いています。

これは少子化にもつながるので由々しき事態だといっても過言ではありません。

しかし、今では結婚は選択肢の一つになりました。

個人が自由に選べるほど無意味なものになりつつあるのです。

そこで今回は非婚化の原因と対策についてご紹介していきますので、ぜひ今後の参考にしてみてください。

非婚化の原因

 

男性の草食化

 

「草食系男子」という言葉が定着してかなりの年数が経過しています。

最初のうちは「新しいタイプの男子」というニュアンスがありましたが、今では「どこにでもいるふつうの男子」というニュアンスに変わってきていると考えていいでしょう。

それだけ、草食系の男性の数が増えたわけです。

草食系男子は自分から恋愛に積極的になることがありませんから、女性との出会いはどうしても少なくなります。

さらに、恋愛そのものに興味をもたない男性も増加傾向にあり、草食系どころか絶食系と呼ばれる男子もめずらしくなくなってきています。

草食系はまだそれなりの食欲はあるわけですが、絶食系になるとそもそも恋愛に関心をもたないのですから、非婚になるのは当然のことと言っていい出そう。

女性は逆に肉食化の傾向があるとも言われていますが、恋愛や結婚は、言うまでもなく一人ではできません。

いくら女性が積極的になっても、男性の方が恋愛に対する欲求をあまり感じなかったり、性的な欲求をもたないようでは、男女の関係にはなれません。

男性が恋愛に消極的になったこと、恋愛に関心をもたない男性が増加していること、これが非婚化の大きな原因と考えていいでしょう。

女性の社会進出が進んでいる

 

諸外国に比べると、日本はまだまだ男女平等の労働環境にはなっていません。

しかし、昔よりは女性が働きやすい環境に変化していることは確かでしょう。

つまり、女性の社会進出は、それなりに進んでいるわけです。

実際に多くの女性が社会に出て、男性と比べて遜色のない仕事をこなしていますし、男性よりも優れた仕事をしている女性も少なくありません。

「上司が女性」ということも、めずらしくはなくなりました。

そうなると、女性は仕事に生きがいを感じるようになりますから、「結婚して家事や育児に時間を費やすよりも、仕事中心の人生を歩んでいきたい」と考えるようにもなるでしょう。

いくらそう考えても、経済的に自立できなければ、結婚という選択肢を考えざるをえません。

しかし、フルタイムで働いていれば、女性も自分一人の収入で生活することがじゅうぶんに可能です。

経済的に自立していれば、「あわてて結婚する必要はない」と考えるようになるのも当然でしょう。

つまり、女性の社会進出が進み、仕事にやりがいを見い出し、経済的に自立できている女性が増えたこと、これも非婚化の大きな原因なのです。

生き方の多様化を認める社会になった

 

昔は「適齢期が来たら結婚し、子どもをもうけ、家庭を築いていくことが当たり前の生き方」とされていました。

もちろん、中には生涯非婚という人もいましたが、それはあくまで少数化の「変わり者」だったわけです。

そうした生き方が常識と思っていたため、何の迷いも疑いもなく、ほとんどの人がある程度の年齢が来たら結婚を考えたということができるでしょう。

しかし、昨今、そうした「常識的な人生」にとらわれない人が急増しています。

「人生はいろいろなのだから、人と同じように生きる必要はない。自分は自分の思うような人生を自由に生きればいいのだ」という考え方をする人が増えたわけです。

親世代の人は、今でも「結婚するのが常識」という考え方をする人が少なくありませんが、それでも昔に比べたら、より自由な考え方をする人が増えたということはできるでしょう。

つまり、「早く結婚しろ」と子どもに強いる親は減ってきているのです。

子ども世代はもちろん、親世代も結婚しない生き方を認めるようになってきていること、いわば、日本社会全体に人生の多様化を容認する傾向や雰囲気があること、これも非婚化の原因の一つです。

非婚化への対策

 

結婚のネガティブなイメージを取り除く

 

非婚化への対策として、結婚へのネガティブなイメージをなくすようにすることが大事でしょう。

男女平等の時代になり、家事も仕事もそれぞれが分担するのが当たり前になってきているとはいっても、まだまだ女性のほうが結婚してやることの負担は大きいものです。

特に結婚は子供が欲しいからするという人もいますが、子供も母乳を与えるなど母親にしかできないようなこともあるため、まだまだ結婚したら大変だというイメージが女性にはあるものです。

ですからこうした結婚に対するネガティブなイメージを取り除くことが非婚化を防ぐことにもなるでしょう。

若い人はメディアの影響や周囲の友達、流行に左右されてしまうことも多いので、こうしたメディアや流行を使って結婚はいいものだという先入観を持たせるのも良いものです。

今はSNSでネガティブなイメージや話ばかりが話題になってしまうこともありますが、非婚化を目指すのであれば、悪い情報ばかりが大きくならないようにすることも大事です。

非婚化のための対策としては、良い情報を多く掲載していく努力も必要になってくるでしょう。 

未婚のままだと損だという状況を作る

 

非婚化への対策として、未婚のままでいると明らかに損をしてしまうような状況を作るというのも良いです。

未婚のままでいると税金が増えるといったことや、未婚よりも既婚のほうが就職や転職に有利だという政策を打ち立てれば、損をしたくないということで付き合っている人がいれば結婚を考えるようにもなるでしょう。

そして結婚したらお金がもらえるといったことや、 預金しているお金の利息が上がるといったようなことをするのも良いでしょう。

今の独身の人たちが抱える悩みは将来への不安です。

ですから結婚したほうが明らかに得だというようなことになれば、結婚する人も多くなるでしょう。

未婚のままで要る人が多いのは、結婚することによってマイナスになることが多いと考えている部分があるということがあります。

自分の時間が減る、家族のためにお金を使わなければいけないなど、どれも自分にとってリスクがあるもののようにも思えてしまいますが、金銭的な面で安心できる部分が見つかれば、未婚でいるよりも結婚したほうが良いのではないかと思うようにもなるものです。

結婚式を素敵にする

 

非婚化への対策として、結婚式を誰もが憬れるようなものにする、ということがあります。

時代とともに結婚式は豪華でなくなり、やらないという人もいるものです。

ですが結婚式は結婚することの一大イベントでもありますから、やることによって結婚へのテンションが上がるということもあります。

ですからもっと結婚式を憧れるものにしてみるというのもいいでしょう。

憧れるような結婚式をするのには費用がかかりますから、その費用を国が負担してくれるというようなことにでもなれば、もっと結婚式を行いたいと思うカップルもいるでしょう。

女性の場合は特に結婚したいのは結婚式に憧れているからだということもあるものです。

ですからこの憧れを利用してもって結婚したいと思うような人を増やしてみてもいいでしょう。

結婚式場を運営している業界に活気がないとそのまま結婚したいと思う人や結婚に憧れるような人も少なくなってしまうようなことが多いので、もっと結婚式に対するイメージを良くしていくというのも良いです。

みんなが結婚に憧れるようにしていくというのも解決につながっていくでしょう。 

 

非婚化は個人の時代には当たり前の現象

 

結婚しなくても生きていける時代にわざわざ結婚をするというのはすごいことです。

むしろ今は一人でも男女ともに一人でも十分生きていけますし、同じような環境の人も増加しているので寂しさも感じにくいでしょう。

非婚化を解消するには国全体で対応するのが最も効果的ですが、その対応方法はことごとく的外れで今のところうまくいっていません。

結婚しない現象は結婚するメリットがあまりないため、これからも増えていくはずです。

その時代にどう生きるのかを考えるのが今の人がやるべきことなのでしょう。

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