あなたは乾燥肌ですか?
肌寒くなってくる頃に感じる肌のカサカサ。
乾燥肌の人なら、いち早く季節の変わり目を感じるでしょう。
化粧水を「さっぱりタイプ」から「しっとりタイプ」に交換し、秋冬に向けて準備しなければなりません。
また、年をとるごとに目元や口元の乾燥がますます気になります。
目元や口元のシワは、見た目の若々しさを左右しますから、若い人でも油断出来ません。
化粧水や乳液で守るのも大事ですが、やはり食べ物で根本から改善したいものです。
そこで今回は、そんな「乾燥肌に効く食べ物」をいくつかピックアップしてみました。
乾燥肌に効く食べ物
- 脂質や亜鉛が豊富な牛肉・魚・たまご・チーズ
- 色の濃い緑黄色野菜
- 飲む点滴、甘酒
- 食べる美容液、アボカド
- コラーゲンたっぷり、ブリ大根
- カフェインや香辛料には注意しよう
脂質や亜鉛が豊富な牛肉・魚・たまご・チーズ
亜鉛は成人の身体には約2g程度含まれており、鉄の次に体内に多く存在する微量ミネラルです。
亜鉛は細胞分裂に深く関与しており、お肌や髪の毛、爪などの健康を維持するのに必要で、亜鉛が不足すると皮膚炎や湿疹などを引き起こしやすくなると言われています。当然、乾燥肌にもなりやすくなります。
亜鉛はアルコールや加工食品に含まれる添加物、玄米など未精製の穀物に含まれるフィチン酸を摂取すると、大量に消費されたり、吸収が阻害されて体外に排出されてしまいます。
ダイエット中の方やベジタリアンの方、お酒を頻繁に飲む方、玄米などの未精製の穀物を常食している方は、亜鉛を含む食べ物をより積極的に摂ると同時に、必要に応じてサプリメントで補うなど、不足しないような工夫が必要です。
亜鉛は、牡蠣やレバー、牛肉、たまご、チーズなどに多く含まれていますので、お肌と身体のために積極的に摂取するようにしましょう。
青魚や植物油、ごま、ナッツ類などに含まれる脂質は体にも美容にもよいので、きちんと選り分けることが重要です。体によい油分を積極的に摂取することで、乾燥肌だけでなく太りにくい体質にも導いてくれます。
出典 体の中からうるおい美人へ!乾燥肌の人が食べたい体質改善のための食材
色の濃い緑黄色野菜
肌、髪、爪を守る栄養素の代表はビタミンAです。
主に緑黄色野菜に含まれるベータカロテンが体内でビタミンAに変わります。
「緑黄色」の名の通り、ニンジン、かぼちゃ、ほうれん草、ブロッコリーなど緑や黄色の濃い野菜にベータカロテンは多く含まれます。
ベータカロテンは油分に溶ける性質がありますから、油と一緒に調理するといいでしょう。
カロリーを気にして油をとらないようにしている人も、冬場は適量をとるようにしましょう。
野菜炒め、蒸し野菜のドレッシングがけなどが良いのではないでしょうか。
スーパーに買い物に行ったら、まず色の濃い野菜を探して下さいね。
飲む点滴、甘酒
最近は塩麹がブームになったりして何かと話題の麹ですが、やはり甘酒にして飲むのが王道ですね。
この甘酒、かなりの優秀ドリンクで、「飲む点滴」と呼ばれるほど。
疲労回復のみならず、美肌にも効果があります。
ビタミンB2、バントテン酸、ビオチンなどお肌の潤いを助ける成分が豊富に含まれており、乾燥肌対策に最適なんです。
ビタミンB2は卵や乳製品にも含まれていて、皮膚や粘膜を守ります。
パントテン酸はコラーゲンの生成を補助します。
ビオチンも粘膜を保護する成分で、湿疹などの治療薬にも使われているとか。
甘酒は購入するとなかなかコストがかかりますが、手作りも可能です。
塩麹ブームのおかげで米麹がスーパー手軽に手に入るようになりました。
ぬる目のお湯に米麹を入れ、55℃前後を保ったまま約4時間おくだけで出来上がりです。
4時間ずっと55℃を保つのは難しく感じますが、保温鍋を使うと簡単です。
お粥を混ぜてつくる方法もありますが、麹のみで作った方が比較的短時間でできます。
一度にたくさん作って、毎日チョコチョコ飲むのがおすすめです。
毎朝一杯の甘酒を習慣にするのもいいですね。
食べる美容液、アボカド
「アボカドは食べる美容液よ」
この印象的なフレーズは、ベストセラーにもなった書籍「世界一の美女になるダイエット」のもの。
ミス・ユニバース日本代表の栄養指導をしたエリカ・アンギャルさんの著書です。
アボカドはまた「森のバター」とも言われていますね。
それを聞くとカロリーが高そうで抵抗がありますが、何しろ「食べる美容液」です。
アボカドに含まれる油は、良質でコレステロール値を上げないものだということですからご心配なく。
かといって食べ過ぎは良くありません。1個の半分が適量ではないでしょうか。
含まれるビタミンEは、血行をよくする働きがあります。お疲れ肌の回復には欠かせません。
その上、皮膚の酸化を防ぐアンチエイジング効果もありますから、乾燥による「老け顔」防止にはうってつけです。
さらに、肌の水分を保ったり、コラーゲンを生成する女性ホルモンを活発にしてくれる働きもあるというのですから、乾燥肌に悩む人はぜひ定期的に食べたいものです。
サラダに散らしても、わさび醤油をつけても美味しく頂けます。
スーパーで安価で手に入りますから、毎週のメニューにプラスしてみましょう。
コラーゲンたっぷり、ブリ大根
スーパーでブリのアラを見つけたら即買いです。
安い上に、美味しいブリ大根を作れるのですから。
余ったブリ大根が翌日、ゼリー状に固まっているのを見たことがあると思います。
これは、ブリに含まれるコラーゲンの作用です。
ゼラチンに含まれるコラーゲンはもちろん肌によい成分。乾燥肌の味方です。
ブリ大根を食べた次の日は、お肌が回復しているのが実感できるはずです。
即効性があるのでおすすめです。
「乾燥で肌が荒れたなあ」「唇がカサカサだよ」と思った日の夕食はぜひブリ大根を。
鶏の手羽先のスープも同じ効果があります。
どちらも骨が多いので、食べるときは注意して下さいね。
カフェインや香辛料には注意しよう
摂取することによって肌に刺激を与えたり、血管を縮ませてしまうことで血行を悪化させたりするものです。肌への刺激がかゆみになって乾燥をさらに増幅させてしまうほか、血行が悪くなることで肌の再生を阻んでしまうことにもなってしまいます。
さらに、アルコールを体内で分解する際には大量の水分が持って行かれてしまい、その水分を肌からも取られてしまうと乾燥を促すきっかけにもなります。
出典 乾燥肌を進行させてしまう悪い食べ物とは?
乾燥肌に効く食べ物を積極的に摂ろう
いかがでしたか?
すべてスーパーに売っている食材ですから、すぐに手に入るのが魅力ですね。
サプリや高値の化粧品の購入を考える前に、身近なところでできることをした方がコストがかかりません。
それに、やはり乾燥肌は体の中から潤いを与えるのが基本です。
外はもちろん、室内も暖房などでどんどん肌の水分を奪われます。
外側からの対策だけでは、なかなか追いつかないのです。
体の内側からの対策は効くまで時間がかかりそうなイメージがありますが、体に直接作用するため即効性も期待出来ます。
取り入れやすい食べ物からぜひ毎日の生活にとりいれて、乾燥肌とは無縁な生活を送りたいものですね。