現在、多くの人は恋愛について臆病になっていたり、恋愛をすること自体に対して不安を感じています。
また、男女共に、「恋愛をしたいけれど、恐くてどうしたら良いのかわからない」という人も増えています。
決して恋愛を避けているというわけではなく、「恋愛したいのにできない」というジレンマに陥ってしまうのです。
これはとてもつらいことですね。
なぜこのように恋愛に恐怖心を抱いてしまうのでしょうか。
そこで今回は、恋愛恐怖症についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
恋愛恐怖症の診断チェック
まずはあなたが恋愛恐怖症なのかどうか、最初に確認してみましょう。
もしかしたらただの思い過ごしかもしれません。
男性編
恋愛に積極的な男性は、多くの女性と関わりをもちますが、恋愛恐怖症に陥った男性は女性にアプローチできず、ますます女性との関わりが持てなくなっているのが現状です。
そのため最近では恋愛恐怖症が原因で、結婚しない、結婚できない男性が増えていると言われています。
以前なら「お見合い結婚」があり、内気な男性でも結婚しやすい環境がありましたが、現在ではそのお見合い結婚も減少しています。
男性は、女性と話すときにひどく緊張してしまい、勇気をもって話しかけたとしても、嫌な顔されるのが恐ろしいと感じてしまうようであれば、恋愛恐怖症だといえます。
こんなに辛くて苦しい気持ちになるのであれば、最初から女性とは関わりを持たない!と考えてしまうのも特徴の1つです。
女性編
女性の場合は、男性に対する潔癖症や完全主義が原因になって恋愛恐怖症や結婚恐怖症に陥っている場合も見られます。
父親に対する不潔感がトラウマになり、結婚適齢期になっても男性に対して不潔感を抱き、このため、恋愛に踏み切れない女性も多いようです。
さらに男性に対して求めることが多く、完全主義に陥っている女性も多く、仮にお付き合いしても長続きしないようです。
女性も男性のように、断られることで傷つくことを恐れる傾向がありますが、それだけはありません。
育った環境や、現在の年齢なども大きく影響してくることが多々あります。
恋愛恐怖症を克服する方法
では、どうやってその厄介な恋愛恐怖症を克服したり、治したりすればいいのでしょうか。
方法はいくつかありますので、あなたに合ったやり方を見つけてみてください。
まずは「焦る必要はない」と自分に言い聞かせる
恋愛恐怖症の人は、それを克服しようとして焦ってしまうことが多く、それが更に大きな苦しみに繋がってしまいます。
そしてそれが結果的に、恋愛恐怖症を更に大きくしてしまうという、逆効果を生み出します。
なので、「焦って恋愛恐怖症を克服する必要はないんだよ」と、ますは自分に優しく語りかけてみてください。
「焦らなくても良い」という安心感が、自然に次のステップへと導いてくれます。
恐怖感は、焦りなどの緊張感で締めつけてしまうと、更に増幅するので、気をつけてください。
恋愛に対して恐怖を感じない人はいないこと知る
ほとんどの人が出会いの場所で緊張をします。緊張の度合いに差はあれど、まったく緊張しない人の方が少ないのです。
あなただけが緊張しているのではありません。
そう思えば出会いの場所は辛くなくなります。
さらに出会い続けるとそのうち出会いの場で全く緊張しない心を作ることができます。
必ずです。
恋愛に対する恐怖心というのは誰もが持つものです。
例外はありません。
ほとんどの人は傷つきながら、再び立ち上がり、また恋愛をします。
恋愛ができない人は、そこから立ち上がろうとしていないだけなのかもしれません。
誰もが傷ついた経験をしていることを知れば、勇気が湧き上がることでしょう。
恋愛恐怖症に繋がるトラウマをゆっくり解消する
恋愛恐怖症に至るまでには、必ずと言っていいほどプロセスが存在しています。
そのプロセスを遡っていくと、恋愛恐怖症の引き金になったトラウマの存在が見えてきます。
どんなトラウマが原因となって恋愛恐怖症になってしまったのかを冷静に分析し、具体的に解決方法を見つけていきましょう。
もしかしたら、恋愛がトラウマになったのではなく、他の要因があるかもしれません。
つらい過去と向き合うには心の痛みが伴いますが、時間がかかったとしても、ここでまっすぐ向き合っておかないと、解決には至りません。
もし1人でつらい過去に向き合う勇気がない場合は、専門のカウンセラーにお願いして、一緒に問題解決をしていきましょう。
自信とプライドを育てる
自分に自信がないと、どうしても恋愛に対して臆病になってしまいがちですし、恋愛恐怖症の時は、心が卑屈になってしまっています。
そのまま無理矢理恋愛に突入してしまうと、不幸な結果になります。
そうならないためにはまず、自信とプライドを育てる努力をしましょう。
自信とプライドがないまま恋愛すると、相手の言いなりになってしまったりして、「都合の良い奴隷」になってしまい、「本物の恋人同士」にはなれません。
自分を一方的に支配するような相手を呼び寄せないようにするためにも、自信とプライドは不可欠です。
外見を磨く努力をしても良いですし、教養を身に付ける努力をしても良いでしょう。
「自分は、ここまでやれる人間なんだ」という自負を少しずつ持つことで、恋愛に対する恐怖も、少しずつ消えていきます。
辛い思いを吐き出す
恋愛恐怖症になる人でやはり一番多いのが過去にツラい恋愛をしたことから次の恋愛に踏み込めないという人が多いようです。
確かに1度恋愛でツラい思いをするとまた同じ経験をするのではないかという恐怖でなかなか次に進めないというケースが多いそうです。
出典 あなたは大丈夫?恋愛恐怖症を克服して幸せな恋愛を手に入れる
ツラい経験をした場合はそのことを友達などに吐き出すのが解決に繋がるとも言われています。
ツラい話を友達にはしたくないという場合はノートなどに殴り書きでもいいので自分の中からその思いを外に出すことが大切です。
出典 あなたは大丈夫?恋愛恐怖症を克服して幸せな恋愛を手に入れる
気持ちを吐き出すというのは、とてつもなく効果がある方法です。
一度吐き出した気持ちは、不思議ともう自分のものではない、という感覚にさえなるのです。
とにかく嫌なことは、言葉や文章にして、あなたの中にためないようにすることです。
異性の友達を増やすことで、少しずつ異性に対する恐怖をなくしていく
恋愛恐怖症を克服するためには、異性に慣れることも必要です。
又、異性に対してどこか引いてしまう自分がいると、相手もそれを察知し、近づいてきてくれなくなります。
これでは悪循環を断ち切れません。
そこで最初は恋愛を意識せず、あくまで純粋な友達としての異性を、自分の周りに増やしていきましょう。
異性の友達の作り方がわからない場合は、信頼できる人に紹介してもらっても構いません。
それを何度か繰り返すことで、異性に慣れていきましょう。
違和感なく異性と会話できるようになったら、次のステップへと進む意欲も湧いてきます。
周りの意見に惑わされない
恋愛恐怖症を克服するにあたり、最も障害になるのが実は、「周りからの無責任な意見」です。
「早く恋人を作った方が楽しいよ」「もっと積極的になればいいのに」など、他人は無責任な意見をぶつけてきます。
これが焦りを大きくし、恋愛恐怖症と自己嫌悪をダブルで増幅させ、解決からは程遠い状況に陥ってしまうのです。
しかし、恋愛のペースは人それぞれです。
積極的に進んでいった方が成功する人・地道に愛を育てて行った方が成功する人というように、恋愛の形にも個性が存在します。
まずはそれを頭にしっかりと入れ、周りからの意見に惑わされないようにしましょう。
「どうしても、周りの意見に流されないという自信を持てない」という人は、思い切って、他人に恋愛相談をしないようにするという方法を取っても良いくらいです。
そのくらい、他人からの意見は無責任なものなのです。
自分が苦しまないペースでする恋愛が、本当は1番幸せな形なのです。
安心して自分のペースを貫きましょう。
恋愛恐怖症は必ず治る
いかがでしょうか。
恋愛恐怖症は実は、恋愛そのものよりも、自分の心の闇の部分を解決していなかったことが原因で起きることがほとんどです。
なので、「自分は恋愛恐怖症だ」とネガティブにならずに、むしろ、「恋愛恐怖症をきっかけに、自分の人生そのものを見直そう」と考え、前向きに地道に解決していきましょう。
確固たる自分が確立できた時、恋愛恐怖症も自然に克服されているでしょう。
恋愛恐怖症を自覚したことを人生の転換期と考え、冷静に自分自身と向き合ってみてください。