ある程度の年齢になれば、多くの夫婦は自然にセックスレスになるものです。
しかし、近年、まだ結婚してそれほど年数の経っていない夫婦や、若年齢層のセックスレスの増加が指摘されています。
それはどうしてなのか。
そこで今回は、セックスレス夫婦の原因について、主なものをご紹介していきますので、ぜひあなたに当てはまるかどうか確認しながら最後までご覧ください。
セックスレス夫婦の原因
- 子供ができて「パパ」と「ママ」という関係に変化する
- 人間的関係が深まり、精神的つながりだけで満足できる
- 結婚後、相手が外見的・内面的に激変してしまった
- 男性の精力減退および意欲喪失
- 相手の浮気などの裏切りで、精神的に受け付けられなくなる
セックスレス夫婦1 子供ができて「パパ」と「ママ」という関係に変化する
子供が産まれてからセックスレスになる女性はとても多いのです。
体のホルモンバランスの変化による、ごく自然なことです。
残念ながら、全く変化を起こさないご主人は、そんなこととも知らず、拒否されてしまったことに深く傷つき、追い込まれてしまった。
出典 【夫婦相談】出産以降に私が断る形でセックスレスになり仮面夫婦に。離婚したい。
結婚して二人きりの生活の時はラブラブだったのに、子供ができて関係が変わってしまったという夫婦が少なくありません。
つまり、それまで恋愛の対象として見ていた相手が「パパ」と「ママ」に変わる。
するともう、異性として見られなくなって、結果セックスレスになるというわけです。
これは特に男性に多く見られる原因と言っていいでしょう。
特に最近は、出産に男性が立ち会うケースが増えていて、それが余計に「妻を異性として見られない」という男性を増やしていると考えられます。
女性の場合は、子供を一人生んだ段階で、夫を異性として見られなくなるというケースは、そう多くありません。
しかし、二人目が生まれ、子供たちが成長するにしたがって、徐々にそういう意識に変わるケースが増えてくるのです。
セックスレス夫婦2 人間的関係が深まり、精神的つながりだけで満足できる
生活時間のすれ違いや、子供が生まれることによって、夜の営みの回数が減ってしまうようだ。
このような状況でも相手への愛は残っているのか尋ねたところ、73.3%もの人が「愛はある」と回答しており、「愛もない」の26.7%を大きく突き放した。
もしかしたら、相手に対して「家族愛」を感じているからこそ、セックスレスになってしまうのかもしれない。
セックスレスと夫婦愛とはまた違った尺度があるようだ。
出典 半年以上「営み」がない夫婦は47% – セックスレス時代の夫婦実態調査
セックスレスというとどうしてもネガティブな印象があります。
ですから、その原因も「なにかよくないこと」になるのがふつうです。
しかし、中にはそうでない原因、むしろポジティブな原因からセックスレスになるケースもあるのです。
結婚して安定した精神状態にお互いがなり、その中で二人の人間としての関係がいっそう深まっていくのが、夫婦の理想のありかたでしょう。
恋愛期間から結婚当初は、肉体的結びつきをお互いに強く求めていたのが、徐々に精神的つながりに移行していきます。
そして、「精神的な絆だけで、じゅうぶん満足できる」という気持ちにお互いがなったとき、肉体的関係への欲求は薄れていくのです。
これは、子供がいる、いないに関係ありません。
また、年齢によるものでもありません。
あくまでも人間的関係の深まりが原因で、肉体関係の頻度が減少していくのです。
つまり「その必要がなくなって、自然な形でセックスレスになる」というケース。
幸せなセックスレスと言っていいでしょう。
セックスレス夫婦3 結婚後、相手が外見的・内面的に激変してしまった
夫と妻のどちらかが相手を嫌ってセックスレスになるケースも少なくありません。
結婚するまで、あるいは結婚した当初は、お互いが相手に好かれようと努力します。
しかし、結婚生活がある程度長くなり、また、子供ができたりすると「異性同士」という緊張感がなくなっていきます。
そのため、外見も劣化し、内面的にも悪いほうに変わっていく人が、少なからずいるのです。
多いのが肥満ですが、中には人間性が劣化していくという人、メッキが剥がれて本来の人間性が現われるという人もいます。
このようにして変貌したパートナーに対して、性欲を感じなくなるのはやむを得ないことでしょう。
しかし、大抵の場合、変貌した当人はそれにあまり気づいていませんし、気づいたとしても「たいした変化ではない」と考えます。
ですから、相手から拒否されても、その原因がわからないということが多いのです。
夫婦の心と体がすれちがいになるタイプのセックスレスと言うことができます。
セックスレス夫婦4 男性の精力減退および意欲喪失
冒頭で触れましたが、男性の肉体的理由が原因になるケースも、もちろんあります。
いわば「古典的理由」ということになるでしょう。
しかし、以前は高齢になって、男性としての機能が衰えるケースがほとんどでした。
それが最近では、かなり若い世代にも、多く見られるようになってきたのです。
よく言われるとおり、「ストレス社会」も原因の一つでしょう。
しかし、それ以上に深刻とされるのが、「そもそも若い男性がセックスに関心がない」ということです。
関心がないどころか、セックスを嫌悪する男性も増加しています。
ですから、社会的な動機からいちおう結婚はしても、できるだけセックスはしたくないと考えるのです。
そのために男性機能も十全には働かなくなりセックスレスに陥るのです。
単なる精力減退であれば、医学的治療も可能ですが、もともと意欲がない場合は、対処は困難。
女性としては、恋愛期間中にそういうタイプの男性かどうか、見極める必要があるでしょう。
セックスレス夫婦5 相手の浮気などの裏切りで、精神的に受け付けられなくなる
最後にもう1つ、精神的な理由を紹介しましょう。
それは、相手の裏切りなどで、精神的に相手を受け付けられなくなるケース。
そのため、体を合わせることにも生理的嫌悪を抱くというケースです。
多くの場合、その原因は浮気。
そして、男性よりも女性のほうが、この理由でセックスレスを望むことが圧倒的に多いのです。
つまり「私を裏切った男とは関係を持ちたくない」という意識が、「夫は不潔」という感覚を生み、セックスを拒むようになると考えていいでしょう。
セックスレス夫婦は必ず解消できる
仕事で旦那様が疲れていたり
旦那様が勃起不全だったり
セックスに痛みを感じていたり。
ほかにも気づけていないセックスレスの原因があるでしょう。
原因をつきとめて改善していけばセックスレスは解消できるんです!
いかがでしょうか。
2項目めに「ポジティブなセックスレス」を取り上げました。
夫婦にとってセックスは、もちろん大変大切な行為です。
しかし、あまりにそれにこだわると、かえって関係を悪くすることもありえます。
いつまでもお互いに、異性としての意識を持ち続けられることは素敵ですが、それだけがすべてではありません。
上記を参考に、「精神的満足」も選択肢に加えることをおすすめします。