人から大きな期待を寄せられた時や、自分の能力を人前で披露する時等、私たちは大きなプレッシャーを感じます。
中にはプレッシャーを感じる程高いパフォーマンスを発揮する人もいますが、反面、普段通りの実力が発揮されないという人も少なくありません。
大事な所で実力を発揮できずに悔しい思いをしている男性は多いのではないでしょうか。
プレッシャーに強くなるというのは、とても大きなメリットがあります。
そこで今回は、プレッシャーに弱い男の克服法を紹介いたします。
プレッシャーに弱い男の克服法
プレッシャーでパフォーマンスが低下する原因
人は不安や恐怖といったストレスを感じた時、脳内でノルアドレナリンというモルモンが分泌されます。
ノルアドレナリンが分泌されると、心拍数を直接増加させるように交感神経系を動かし、脂肪からエネルギーを放出し、筋肉の素早さを増加させます。
通常ノルアドレナリンは、その人の能力を効果的に発揮するために必要な働きをしますが、過剰に分泌されると本来なら働かなくていい神経回路までが働き出し、パニックを起こしたりフリーズ状態に陥ってしまうのです。
また、日本人は心を落ち着かせるためのセロトニンという神経伝達物質が出にくいという特徴をもっているので、プレッシャーが原因で本来の力が発揮できない人が多いと言われています。
プレッシャーに効果的な食べ物
心を落ち着かせる神経伝達物質が出にくい分、それを補う食品を摂取するのは効果的です。
心を落ち着かせる成分として注目を集めているのが、GABA(ギャバ)というアミノ酸です。
テレビのCM等で見たことがある人も多いかもしれませんね。
GABAには神経伝達物質として働く性質を持っており、ノルアドレナリンなどの興奮物質を抑制する働きをしてくれます。
ストレスホルモンの分泌を抑え、心を落ち着かせてリラックスさせる効果があるのです。
GABAが多く含まれている食品
ギャバが多く含まれている食品を積極的に摂取るすることで、プレッシャーを感じた時のパニックを抑える効果が期待できます。
ギャバが多く含まれている食品には発芽玄米やトマトや茄子などの野菜、メロンやみかんなどの果物、漬物・キムチなどの発酵食品が挙げられます。
また、微生物を利用して生産したGABAを配合したチョコレートなどもギャバ摂取に適しています。
出典 話題のアミノ酸・GABAとは?
失敗を前向きにとらえる
プレッシャーに強い男性の特徴として、失敗を前向きに捉えているという点が挙げられます。
逆にプレッシャーに弱い男性は、失敗のマイナス面ばかりを考えてしまいがち。
「俺の人生終わった」「恥をかいた」「酷く叱られる」
こんなマイナス面ばかりに捕われていては本来の力が発揮できないのも当然かもしれません。
プレッシャーをはねのける大きな武器になるのは、なんと言っても“経験”です。
どんなに緊張するようなことでも、慣れてしまえば緊張しなくなります。
例え失敗したとしても、経験を得ることができたというのは、あなたにとって大きなプラスになります。
失敗のプラスの面を考えるようにすることで、心に余裕が生まれて、本来の自分の力を発揮する助けになります。
声を出す
スポーツ等でよく見かける、声を出して気合いを入れるシーン。
声を出すことによってどのような効果があるのでしょうか。
実は、大きな声を出すことで、神経系における運動制御の抑制レベルをはずし、筋肉の限界値まで力を発揮させる効果があります。
その他にも、やる気や気合いや意気込みを高めたり、セルフトークによる自己暗示効果も期待できます。
自分自身に声をかけることで、自分を勇気付けたり精神的なゆとりを与えることが明らかになっています。
「声を出す」ということには、スポーツ意外でもパフォーマンスを向上させるプラスの効果が期待できるのです。
緊張を強いられる場面の直前には、是非誰もいない場所やトイレ等で、「やし!」や「全力を尽くす!」といった具合に前向きな言葉を声を出してみてください。
その時に、自分の心がどのように変化するかにも注目してみましょう。
声を出すことの効果を実感できるはずです。
プレッシャーに弱い男は知的レベルが高い!?
いかがでしたでしょうか。
以上が、プレッシャーに弱い男の克服法です。
一般的にプレッシャーに弱い人というのは、知的レベルが高い傾向にあると言われています。
自分の能力を自覚している分、「ある程度の結果を出さなければ」と自分を追い込んでしまい、本来のパフォーマンスが発揮できないようです。
何事もあるがままに捉えて、必要以上に大きく捉えすぎないようにすることが重要です。
プレッシャーを感じるとういうことは、成長のチャンスと捉えることができます。
人前で話すことにプレッシャーを感じるのであれば、それは人前で話すことに慣れていないということ。
あなたが成長して人前で堂々と話すことができるようになれば、プレッシャーはやがて薄れていくでしょう。
何事もチャレンジだと思って、プレッシャーに立ち向かっていきましょう!