今じゃ3組に1組が離婚していると言われている日本。
離婚はもう珍しくないと言われている世の中、まだ離婚に踏み切れていないだけでかなり冷え切った結婚生活を送っている方も多いのではありませんか?
新婚当初は楽しかった2人での生活も、何年も経った今では疲れ切ったものに変わってしまった人。
その原因は夫と妻、どちらにもあるようです。
そこで今回は結婚生活に疲れてしまった人の理由についてご紹介していきますので、ぜひあなたの気持ちと同じかどうか確認しながら最後までご覧ください。
結婚生活に疲れた
家事をすべて妻が行っているから
家事を分担して行うという若い夫婦が多いとはいえ、まだまだ家事は女性の仕事であるという考えが日本では深く根付いています。
「専業主婦」という言葉の通り、夫に働いてもらう分、家の一切のことを行う女性もいますが、夫婦の関係がこじれてしまうのは共働きの場合。
2人とも平等に働いているのに、妻だけが家事を負担しているという夫婦はいまだに多く存在しています。
朝起きて家の掃除から始まり、子供のお弁当や朝食の準備をした後慌ただしく仕事に出かけ、帰ってきても夕食の支度や洗濯などがまだまだ残るという状態。
ふっと視線を移せば、寝転がってテレビを見る夫の姿。
これでは精神的に疲れてしまうのも無理はありませんよね。
その場合どれほど家事をこなしても妻はそれで当たり前と思われ、感謝すらされないケースが非常に多いです。
まるで家政婦のような生活に疲れ、自分は何のために結婚したのか分からなくなるようです。
姑から妻を夫が守ってくれないから
結婚後の問題として、圧倒的に話題に上るのが嫁と姑の関係。
嫁として夫の家に嫁いだ後、お姑さんとの関係に頭を悩ませる人は非常に多く存在しています。
母親として息子というものはどんなに成長しても、今まで手塩にかけて育ててきた大切な子供。
それをどこからか突然現れた1人の女に取られてしまったとなると、心の内としてはやはり面白くありません。
ここで夫が妻を庇ってくれれば、嫁いだ後の結婚生活はある程度うまくいきます。
問題となるのが、夫が全く庇ってくれないケース。
夫が女同士の関係に立ち入るのを面倒くさがったり、あるいは母親を溺愛している場合には、姑との関係に悩む妻の相談もないがしろにしがちになります。
一番頼りにしている夫が、まったく相談に乗ってくれない。
実家とは違い血の繋がった家族がいない嫁ぎ先では、夫が頼りにならなければ誰も味方がいなくなってしまうのです。
その心細さはかなりのもの。
精神的苦痛が非常に大きなこの状態で、結婚生活に疲れ切ってしまうのは無理もありません。
夫に対する妻の感謝が無いから
妻が専業主婦という夫婦の場合、夫は生活費を稼いできてくれるとても重要な役割を負うことになります。
新婚当初は、妻は毎日一生懸命に仕事をしてくる夫を気にかけ、感謝の気持ちを伝えることでしょう。
しかしそれが結婚して何年も経過すると、まるでお金を稼いでくるのが当たり前というような態度に変貌してしまう妻もいるのです。
毎日毎日、弱音も吐かず必死に仕事を終えて帰ってくる夫に対し、妻は感謝ひとつせず、あげくの果てには邪魔者扱い。
夫は給料を運んでくるだけの存在になりはて、一家の大黒柱のしての威厳はどこへやら、妻の尻に敷かれて情けない毎日を送る。
2人で幸せになるために結婚をしたのに、こんな扱いをされるのでは苦痛に感じてしまうのも仕方のないことですよね。
仕事をすることが当たり前になり全く感謝がされなくなった結婚生活に、心身ともに疲れ切ってしまう男性も数多く存在しているのです。
愚痴を言い合うことができないから
専業主婦だから仕事をしていないといっても、当然のように大変なことはたくさんあります。
家の一切の家事に加えてご近所さんとのつきあいもありますし、子供がいればママ友とのつきあいも生まれますよね。
会社員として通勤しなくても、頭を悩ませることだらけ。
当然、愚痴も口をついて出てしまいます。
しかしこれが夫にとって負担になる場合もあるのです。
夫からしてみれば仕事をせずに家にいる専業主婦は、どうしても自分より楽をしているというイメージを持っています。
それなのに仕事を終え、くたくたになって家に帰れば待っている妻の愚痴攻撃。
こっちは疲れているのにとイラついて、ついおざなりな反応をしてしまうことも。
しかし妻にとっては家事育児に加えてご近所さんやママ友のつきあいで大変なのに、愚痴くらい聞いてくれてもいいのにと怒りの種になってしまいます。
このバランスが取れずに家の中がぎくしゃくした空気になったのち、結婚生活に疲れが生じる結果となるのです。
結婚生活に疲れたら夫婦のバランスを見直そう
いかがでしょうか。
結婚は、誰もが幸せな未来を夢見てするものです。
数年経って現実を思い知り、こんなはずではなかったのにと嘆く人もいるでしょう。
しかし他人同士が生活するのですから、多少の負担は当たり前のこと。
そのお互いの負担のバランスを見直すことが、疲れ切った結婚生活を改善する一歩となるのです。
原因が分かったら、あとはそれを口にする勇気を持つことが大事。
疲れた結婚生活を変えるために、夫婦同士、素直な気持ちで話し合うことができればよいですね。