夫婦関係がすっかり冷めきっていても離婚しない理由があります。
なぜ、仮面夫婦を続けてまで結婚生活を選ぶのでしょうか。
夫婦が離婚しない理由を読んで離婚しない夫婦はどんな夫婦なのか見てみましょう。
夫婦が離婚しない理由
子供の為に離婚しない
子供が小さい家庭にある理由で子供の為に離婚しないと決めている事があります。
子供が小さいと周りの影響や子供の成長を考えて今は離婚しないと考えています。
この「今は」と言うのがミソで多くの家庭が子供20歳になったらや子供が就職したら離婚すると期限を決めている事です。
期限を決めて離婚に踏み切る場合、子供が小さければ小さいほど家族として過ごす時間が長くなるので離婚しない夫婦が多いんじゃない?と思われますが、人間辛抱強いもので期限を決めた夫婦でもキッチリ離婚するのです。
子供にとっては大きくなるにつれて家族のギクシャクした関係を気付きますので離婚の話をされても「ああ、やっぱり」と思うのである程度子供が理解できる年齢まで離婚しないと考える夫婦は多いのではないでしょうか。
また、この方法ですと離婚までにある程度時間があるので離婚後の人生設計を考える時間もあるので離婚後路頭に迷う事も少ないでしょう。
ある意味理想的な離婚の形ではないでしょうか。
経済的な理由で離婚出来ない
離婚はしたいが、自分の稼ぎが無い為に離婚が出来ない人もいます。
離婚後の生活に不安があり、離婚したくても出来ない人は自立する意思を持たない限り離婚はしないでしょう。
どんなに酷い仕打ちを受けても経済力が無いから別れないと相手にも思われています。
生きて行くにはある程度の経済力は必要なのでまずは自分で生活費を稼げる体制を整えましょう。
自分で整える事が出来ないのであれば相談してみると道が開けるかもしれません。
1人で悩むことなく相談してみましょう。
世間体を気にして離婚しない
離婚は2人だけの問題では無いのです。
近い所ですと両親、親類、職場には影響が出るでしょう。
結婚はお互いが家族になる契約です。
その契約を破棄するのですから、その影響は計り知れません。
特に親類同士の繋がりが強い所ですとその親類が世間体を考えて離婚をさせなかったりしてきますし、両親も止めに入るでしょう。
自分たちは離婚したいのに周りがさせてくれない状況が出来てしまったりもします。
職場に関しては表立っては言われなくても社内評価に影響される場合もあります。
表向きは離婚に理解のある世の中と言っても実は理解されにくい世の中なのも知っておきましょう。
離婚手続きが億劫
いざ、離婚をしようとすると時間も労力も掛ります。
離婚自体は紙で出来ますが、その後の財産をどうするか、子供が居ればどちらが引き取り養育費はどうするか。
不貞の離婚であれば慰謝料をどうするかなど労力が凄く掛ります。
その手間を考えると億劫で離婚をしたいけどしない理由となります。
相手に愛がないだけで、家庭にお金は入れてくれるし特に何かを要求してくることも無いから
手間を考えると黙って結婚生活を続けていた方が楽と考える人もいます。
婚姻関係を結んでいる事でのメリットを考えて離婚しない人もいます。
相手への情で離婚が出来ない
愛し合って結婚した奥さんですもんね。
嫌いなところもあるけれど、やっぱり一緒に暮らしてきたから情があります。情があると1歩踏み出せないのはよくわかります。私もそうでしたから。
一緒に暮らしてきた分、嫌なところもありますが『こいつのこういう所は良いよな』と思う部分もあるはず。
出典 男が離婚を踏み切れない5つの理由
相手への情が深く離婚に踏み切れないのも理由の一つです。
長年一緒に過ごしている人であればどんなに嫌いな人でも少しは情があるものです。
その情がネックになると離婚はしにくくなります。
情を断ち切るのは難しい事です。
どんなに相手を憎んでいても少しでも情を感じてしまうと許してしまったりするので、離婚をしたいのなら始めにこの情をスッパリと断ち切る気持ちを持ちましょう。
老後のことを考えてのこと
一度離婚をしてしまうとその後に再婚でもしない限りは、いずれは老後を一人で過ごす可能性が出てくることとなります。
例え子供がいたとしても子供には子供の生活がありますし、老後の世話をすべて押し付けるわけにもいきません。
そうなると離婚をしたら万が一自分に何かあった時に、サポートをしてくれる相手が身近にいないということになるわけです。
ですからたとえ配偶者に対して愛情が持てなくなっていたとしても、老後に頼りになるのはやはりお互いしかいないと考える夫婦は離婚をしません。
自分が老いた時に身近に誰ががいてくれるのは心強いですし、全ての世話を配偶者にしてもらうというわけではなくても、最低限のサポートくらいはしてもらえるだろうから、いずれやってくる将来を見越して離婚をせず、仮面夫婦として結婚生活を続けていくのです。
離婚さえも他人事だと捉えている
仮面夫婦を続けている人たちの中には、そもそも離婚しようがしまいがどうでも良いと考えている夫婦もみられます。
子供のためとか経済的な理由で離婚をしないのではなく、結婚生活を続けようが離婚をしようがどっちでも良いのです。
これは結婚生活も離婚をも他人事のように捉えているからで、さらに言えば配偶者のことさえもどうでも良く、とにかくなるようにしかならないと達観しているわけです。
ですので相手から離婚を切り出して来ればそれに応じることはやぶさかではありませんし、結婚生活を続けることにこだわっているわけでもありません。
このような夫婦の場合、それこそ時の流れに身をゆだね、結婚生活を続けることで何か支障をきたせば離婚をしますし、これといって支障がなければそのまま仮面夫婦として結婚生活を持続していきます。
離婚することへの罪悪感がある
ひと昔前に比べれば現在は離婚に対して、それほどマイナスイメージはなくなってきました。
とはいえ一般的に離婚をするというのは、決して誇れることではありません。
ですから人によっては周囲から祝福されて結婚した夫婦がいざ離婚を考えるとなった場合に、その離婚に対して罪悪感を抱いてしまうことはよくあるのです。
この場合、夫婦関係はすでに破たんをしていたとしても離婚そのものに対して罪悪感や嫌悪感を持っているがために、相手が離婚を希望しても首を縦に振ることができません。
罪悪感を持っている本人ももちろんこのまま夫婦として過ごしていくことは土台無理な話だと分かってはいるのですが、それでも離婚に対しての心理的な抵抗は大きいのです。
特に円満な家庭に育った人は、離婚をすることを悪だと捉えているケースもよくあります。
離婚の決定的なきっかけがない
夫婦仲はとっくに破たんしているのに仮面夫婦を続けている理由の一つに、、離婚に踏み切る最後の決定的なきっかけがないからというものが挙げられます。
夫婦の会話はほとんどなく互いに愛情も冷めてはいても、所詮結婚なんてこんなものだと半ば諦めに似た気持ちを持っている場合もありますし、これといった離婚への決定打がないためにそのままずるずると夫婦関係を続けているといった場合も考えられます。
こうした夫婦のケースでは浮気やその他はっきりとした離婚原因があるわけではなく、日頃から相手への小さな不満が溜まっていたり愛情が冷めてしまったというような漠然としたものしかないことが多いと言えます。
これがどちらか一方が浮気をしたなどであれば即離婚となるところが、そうではないために離婚に踏み切ることができないでいるのです。
夫婦が離婚しない理由は子供と経済力
いかがでしたか?
夫婦が離婚しない理由は子供、経済力が一番多いかもしれません。
逆にこの2点がクリア出来ればすぐにでも離婚したい夫婦は潜在的に多いのではないでしょうか。
離婚に至るまでには色々な思いがあるでしょうが、離婚を考える前に夫婦関係を修復する事をまずは実践したいですね。
それでも離婚に対して思うことがあれば、一度専門家に相談してみることが一般的ですよ。