夫婦喧嘩は必ず起こるものです。
中には些細なことが原因で、大きな喧嘩に発展することもあります。
ではなぜ夫婦喧嘩が起こってしまうのでしょうか?
そこで今回は夫婦喧嘩が起こる原因をご紹介します。
【目次】
・夫婦喧嘩の原因
・夫婦喧嘩の原因・お金編
・夫婦喧嘩の原因・態度編
・夫婦喧嘩の原因・子供編
・夫婦喧嘩の原因・姑編
夫婦喧嘩
子供の教育について意見が分かれる
子供を持つ夫婦にありがちな問題として、
子供の教育問題の意見の相違ということがあります。
夫婦とは言っても育った環境の違う2人なので、子供の教育に対する価値観も様々です。
例えば、子供がおもちゃをねだると何でも買い与えてしまう旦那さん。
子供にとっては、おねだりしたら何でも買ってもらえると思い、それが当たり前になってしまいます。
でも奥さんはそういうわけにはいきません。
なんでも買い与えてしまうとこの子の教育に悪いと考えています。
このような教育に対する価値観の違いで夫婦喧嘩になってしまいます。
他にもありがちなのは、奥さんは子供を有名私立の幼稚園に入れたいと願い、幼稚園の受験の準備をしたり、子供に受験のための塾に通わせたりというような事をしようとします。
しかし、旦那さんは、子供は小さいうちはたくさん遊んだ方が良いと思っていて、幼稚園の受験のためにお金をかけるのは馬鹿らしいと感じたりする時に、夫婦は喧嘩になります。
どちらも子供への愛情からの思いなのですが、夫婦の意見が合わなければ、喧嘩になります。
また義母・義父が口を出してくるとさらにややこしくなってしまいます。
直接義母・義父の意見に反対できずに、後で旦那さんに文句を言ってしまい、喧嘩になってしまうというケースがあります。
子育ての協力がない
夫婦に二人の愛の証である子供が誕生した時に、ご主人のほうが、子育てに協力的でないと、奥さんは、沸々と怒りが沸いてきます。
子供を持った女性というのは、育児に関して、ものすごく、大変な思いを抱えています。
赤ちゃんの毎日の世話に加え、赤ちゃんの健康や安全に気を配り、その上、夜泣きや、頻繁の授乳などという仕事に疲れている奥さん。
ご主人が家にいる間は、この子育てを分配したいと思うのですが、旦那さんが休みの日に趣味に没頭していたり、毎日、飲んで帰るというような事をすると夫婦間では喧嘩になります。
お金の使い方
奥さんはマイホームを手に入れること、子供の教育資金や、家族の貯蓄のことを日々、節約をしながら、がんばっています。
しかしご主人が、突然、趣味のものに、お金を使ったり、会社の人と飲みにいって奢ってしまったり、パチンコや競馬や競艇というようなギャンブルにお金をつぎ込んだりして、お金の無駄使いをしたら、穏やかな夫婦の関係を保つのは難しいです。
旦那さんの金遣いの荒さに、奥さんは怒り心頭し、夫婦は喧嘩になります。
お金に対する不安
「金の切れ目は縁の切れ目」とは言いますが、お金の悩みで夫婦喧嘩になるケースもあります。家族の生活や子供の教育費用に家や車のローン。
どんなに働いてもお金がなかなか貯まらない・・・このような状況でこの先の生活はどうなるのかと不安になり、お金のことで夫婦喧嘩が勃発します。
いつもお金のことが心配でつい相手にあたってしまうのです。
仕事
家庭をかえりみず、仕事優先の旦那さん。
平日は朝早く出社して、夜遅く帰宅。休日もゴルフコンペで留守。
子供のことは奥さんにまかせっきり。このような状況だと、奥さんの堪忍袋の緒も切れてしまいます。
旦那さんに詰め寄ると、家族のために働いているの1点張り。
家族のためだとは分かっていながらも家のことをすべて奥さんに任せっきりして家事や子育てに協力的でない旦那さんとの間に溝ができてしまい、夫婦喧嘩が絶えなくなってしまいます。
ついには気持ちのすれ違いから離婚ということにもなりかねません。
甘え
『言わなくても判るだろう』『これくらいやってくれるだろう』と、
相手に『自分の母親』並みの過大な期待をしてしまっている旦那さんがいます。
これは奥様側から見れば、かなり『イラッ』と来るポイントです。
つまり、『私はあなたの母親じゃないっ!!』
相手がそれを受け入れるかどうかはともかく、
やはりちゃんと説明もしないで相手に期待ばかりするのは良くありません。
勘違い
『大したこと無い』『些細な事』と思うような言動でも、
やはりそれを受け取る相手側の気分次第では、全く違った受け取り方をされてしまうでしょう。
もちろん夫婦といえどまったく同じ考え方というわけでなはありませんので当然でしょう。
ある言葉を使って説明しても、全く違う解釈をされる事も有り得るのです。
やはり、言動は相手側の気持ちも思いやるべきでしょう。
夫婦喧嘩の原因・お金編
お金で夫婦げんかしてしまうのは使い方が全く違うから
お金が原因で夫婦喧嘩をしてしまうということがあります。
夫婦二人のお金の使い道が全く違ってしまうと、意見が合わずに言い争いとなってしまうのです。
一人は倹約家で節約に努めているのに、もう一人がバンバンお金を使ってしまうなら、何だか腹が立ってしまうはずです。
そしてもう片方も、お金の事でギリギリ締め付けられているきがして、息がつまってしまうでしょう。
お金の使い方と言うのは、自分が納得できないと、ストレスが溜まってしまいます。
いくら夫婦であっても、金銭的な価値観が違うと、足並みがそろいません。
相手のお金の使い方にイライラしてしまい、喧嘩となってしまうのです。
お金が夫婦喧嘩の原因となってしまうのは使い道をきちんと説明しないから
お金が夫婦喧嘩の原因となってしまうのは、きちんと使い道を説明しないからです。
妻が知らないところで、夫が勝手に高価な買い物をしていたりすれば、当然怒ってしまうでしょう。
相手を責めてしまって、夫婦喧嘩となるはずです。
買う前に相談してほしかったと思いますし、せめて買ったら報告してほしいと思ってしまうのです。
夫も、妻が家計を管理していて、その明細を隠されていたりしたら、ちゃんと教えて欲しいと感じてしまいます。
妻は毎月きちんと貯金をしているのだろうか、不安を感じてしまうのです。
夫婦喧嘩をしてしまうのは、相手に対して疑いを持ってしまうからです。
どういう風にお金を使ったか、それを説明するようにすれば、お金が原因で夫婦喧嘩は起こらなくなるでしょう。
お金で夫婦喧嘩が始まるのはいくら収入があるのかお互い秘密にしているから
お金が原因で夫婦喧嘩が始まってしまうのは、お互いいくら収入があるのか、それを隠しているからです。
今は昔と違って、共働きの家庭も増えています。
それぞれ必要な分を出し合って、後は自分で管理するというスタイルのカップルも多いはずです。
そういうとき、きちんといくら収入があるか、伝えておかないと夫婦喧嘩の原因となってしまいます。
相手の収入を知らないから、何だか自分ばかり出しているような気になってしまうのです。
「あの人の方がもっといい収入を得ていて、生活が楽なんじゃないの?」なんて邪推してしまって、イライラしてしまうでしょう。
きちんとお互いの収入を伝えれば、相手に疑われて、夫婦喧嘩になることがありません。
毎月の給料はいくらか、ボーナスは出るのか出ないのか、きちんとお互い伝えあうようにしましょう。
夫婦喧嘩の原因・態度編
相手の話を聞かないのは問題外
夫婦間で会話が減ってくるのは、仕方がない場合もありますが、連れ添った夫婦、理解しあっている夫婦なので、相手の話を聞くというのは最低限のマナーではないでしょうか。
もしも自分が忙しくて相手の話を聞くような気持ちの余裕がなかったり、一方的に自分のことばかりを話してしまうという状況があれば、夫婦間の会話が成り立たず、けんかの原因になります。
夫婦だからお互いのことはわかるわ!というのではなく、いまどのように考えているかということを言葉に出して話すことも大切なのですね。
そのために相手の話を聞かないという状況は、喧嘩の原因になるのです。
何もしないくせに、態度だけは一人前は喧嘩の原因に
例えば、夫は外で仕事をして帰宅する、そして何もせずに帰ったらテレビを見続けている。
一方、妻は専業主婦で自宅にいる、しかし子どもの世話やPTAもあり忙しいですよね。
そんな時に部屋が汚れており、夫は何も家のことはしないのに、妻に部屋が汚れている文句ばかり言ったらどうなるでしょう?
喧嘩になることはわかりますよね。
専業主婦は暇ではありません。
でも夫が仕事で忙しいので、家でリラックスをしているのも理解が出来ます。
でもただ文句だけいうのは、腹が立つし喧嘩の原因になるのです。
ここはお互い様と思って、ちょっと自分がごみを捨てるとか、部屋が散らかっていても目をつぶるという配慮も大切なのです。
相手に対して思いやりのない態度は喧嘩の原因に
夫婦というのは、長年連れ添うと喧嘩が増えてきます。
それは、次第にお互いが空気のような存在になり、相手を気遣ったり、思いやったりしなくなるからです。
でも一緒に住んでいるからこそ、相手に対する気遣いや思いやりはいつまでも必要になるのです。
それはちょっとしたことで良いんですよ。
ありがとうとか、ごめんねと言う簡単だけど相手にしっかり訴えられる言葉で。
もしもお互いが相手のことを思いやらず好きなことをしていると、家族はバラバラになります。
また意見も大きく食い違うようになり、喧嘩の原因になるのです。
夫婦喧嘩の原因・子供編
子供の教育方針の違い
夫婦にとって、子供は、夫婦間の絆をつなぐ者のひとつでもあります。
もちろん、命あってのことなので、もののように例えることではありません。
しかし、夫婦間の喧嘩の原因にもなりえるほど、同時に保有しているような存在であることも違いが無いように感じます。
夫婦のどちらか一方が、子供の教育に関しておざなりになりがちであり、もう一方が、向上心旺盛で、自分の子供にこそ、しっかり教育された立派な大人になってほしいという願望が強いという場合があります。
そういったとき、夫婦間の日ごろの価値観の違いの原因の喧嘩と同じように、言い争ったり、喧嘩の原因になったりします。
子供の反抗期と夫の家庭内暴力
中学の中ごろになれば、けっこうな割合で、ほとんどの子供が反抗期を迎えていたりします。
それに対して、父親が大人の対応ができずに、理解できないような男同士の関係になると、家庭内暴力に発展することもあります。
子供が男の子であれば、特に乱暴な動きが目に付きやすく、男親には、とっくみあいの相手になりやすくなってしまうのかもしれません。
女の子であれば、生意気な口調に腹立たしく感じ、親の威厳を見せたがる夫であれば、手を上げることもあるでしょう。
そんな様子を黙っていても黙っていなくとも、母親にとっては心地よく感じることはなく、どちらかと言うと、殴られてしまったとかの、暴力を受けた側を擁護するでしょう。
そうなると、ほとんどの場合、子供のことを擁護することになる可能性が高まります。
そういったことが原因で、夫婦げんかに発展することも少なくないでしょう。
秀才夫が、出来の悪いこどもを非難する
出来の悪い子供にとって、秀才として育てられてきた父親と言う存在は、とにかくうざい存在であることは間違いないでしょう。
夫にしてみたら、自分に出来るのだからと、自分ができた勉強のことを子供ができないという真実が受け入れがたいものであることは、まあ聞く側としては、わからなくもないことでもあります。
しかし、実際に、それが現実になると、夫の心中としてはなかなか穏やかなものとはいかないことも多く、常に、上から目線のばかにするような言葉を発し、子供本人の自信を奪うようなことばかりしていることもあります。
それが目につく妻の方は、やはり、すっかり引いてしまい、子供のことを擁護すべく、喧嘩に発展することも多いでしょう。
夫婦喧嘩の原因・姑編
夫がいつも姑の味方をする
姑が辛辣な言い方で妻を攻めて精神的に傷つけたり、明らかに姑に問題があるという場合であっても、夫は妻をかばったり味方にならずに姑をかばってばかりいることで、妻が耐えられなくなり夫婦喧嘩が発生します。
明らかに妻に非がある場合は別ですが、それ以外は妻の味方になってあげなければ、血のつながりのない姑と夫と仲良く家族でいられることは厳しいでしょう。
親子が結託してしまったら、妻は心の居場所を失ってしまいます。
そうすることで不満が爆発してしまい、何度も夫婦喧嘩をしてしまうことになるのです。
姑が嫁の愚痴を夫を通して言ってくる
姑が嫁に対して不満や言いたいことを抱えている場合に、直接嫁に言えば済むことであっても、夫を通して愚痴を言うことで夫婦喧嘩の原因となります。
夫が妻に対して、母親がこういう不満を言っていた、などという間接的な方法で文句を言われてしまっては、嫁としては納得がいかないものなのです。
陰口を言われているようなものですし、夫が母親の愚痴聞きとしている状態にも腹が立つものなのです。
母親思いなのは良いのですが、姑と妻が上手くコミュニケーションを取れるように立ち回るのは夫の重要な役目なのだと言うこと忘れてはいけません。
姑と夫の仲が良すぎる
親子の仲が良いのは大いに結構なのですが、嫁抜きで姑と夫が仲良くしている時間が多いということは、マザコンじゃないかと思ってしまいますでしょうし、自分を大切にしてくれていないと思うことで不満が募ります。
それにより夫婦喧嘩が起こってしまうのです。
妻が一番だ、という言動をとってあげなければ夫婦の信頼関係も崩れてしまいますし、お互いの愛情も冷めてしまうことになるでしょう。
自分よりも母親が大事なんだ、と思わせるような行いは避けることが賢明です。
姑が原因の夫婦喧嘩を避けたい、信頼関係を築きたいという思いはどちらか一方だけでは成り立ちませんので、よく話し合いましょう。
夫婦喧嘩は犬も食わない
なるべくなら夫婦喧嘩は避けたいものです。
一時の感情で思いっきり喧嘩をしてシコリが全く残らないのなら、いいかもしれません。
しかし多くのケースではそれが後を引いてしまいます。
そこから夫婦仲がギクシャクしだしたりするキッカケになります。
夫婦喧嘩を防ぐには前もって小出しに不平不満をいえるような環境をつくっておくことが大切です。
さらに相手を思いやる気持ちを保ち続けることも必要でしょう。
ずっと一緒にいるとやはり慣れてきてしまったり、相手に甘えたり、頼ったりしがちです。
それが夫婦喧嘩を招く原因にもなるので、
基本的なことをしっかりとできるように心がけるべきでしょう。