食べ過ぎて「ああ、失敗した」と後悔することは、誰しもあるものです。
若いころであれば「太るに違いない」と思い、ある程度の年齢になると「胃もたれ」という現実的な症状が出るのが食べ過ぎです。
それを完全に防ぐことができればいいのですが、油断するとつい食べ過ぎてしまうのが人間というものでしょう。
過ぎてしまったものは仕方がありませんので、次の日にそれをリセットできるように対処するべきです。
そこで今回はは、食べ過ぎた次の日にやるべきことについてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
食べ過ぎた次の日にやるべきこと
- プチ断食をする
- 「なんちゃって菜食主義者」になる
- 軽い有酸素運動をする
- 長時間の半身浴
- 食べ過ぎたことを反省する
プチ断食をする
朝起きたとき、「昨日はちょっと食べすぎたな」と感じたなら、朝食は抜きましょう。
また、「今日は食べ過ぎた」を思った時は、寝る前に「明日の朝食は抜き」と決めましょう。
これは専門のお医者さんも言っていることなのですが、「空腹でもないのに食事する必要はない」のです。
食事はおなかが減ったらすればいいこと。
ですから、前日に食べ過ぎた時に、「朝ご飯はしっかり食べておかないと」と考えること自体がまちがっています。
前の日に十分すぎるほどの食事をしたのですから、翌日の朝は食べる必要がありません。
つまり、プチ断食をするのです。
もし、昼になっても空腹を感じないのであれば、昼も抜いてしまいましょう。
おそらく午後、あるいは夕方にはおなかがグーグー鳴るにちがいありません。
そういう状態になるように、食事を抜いて、自分の胃袋をコントロールするのです。
「なんちゃって菜食主義者」になる
翌日に優先すべきことは、食物繊維を含む野菜を積極的に摂取すること。
朝・昼・晩と、3食の食事で、それぞれ120g、一日に換算したら、350gの野菜をとることをおすすめします。
出典 昨日のカロリーをリセット!つい食べ過ぎた翌日の食事と過ごし方
・レタスなら約1/4個 / サラダボウルで軽めの1杯
・ごぼうなら約1本 / きんぴらごぼうだと小皿2杯
・キャベツなら約2枚半
・きゅうりで約1本と1/4
・にんじんで約1本が、摂取すべき野菜の量の目安です。
出典 昨日のカロリーをリセット!つい食べ過ぎた翌日の食事と過ごし方
「プチ断食はきつい」と思う人が少なくないでしょう。
そういう人におすすめしたいのが、「なんちゃって菜食主義」です。
「昨日は食べ過ぎた」という認識がある日限定で、菜食主義者のまねごとをしてみてはいかがでしょうか。
たとえば一人暮らしで、いつもコンビニ弁当を食べているという人なら、弁当を選ぶ前にサラダを選ぶのです。
サラダを選び、それに合うようなカップスープを選ぶ、そのあとでできるだけ小さな弁当を選びましょう。
サラダとスープでかなりおなかが満たされますから、場合によっては弁当は不要になるかもしれません。
もし強い意志があるなら、弁当はカットしましょう。
「サラダとスープだけ」という食事も、意外に「あり」なはずです。
もし、どうしても主食がほしいという場合は、「そば」がおすすめ。
もりそばを主食に、野菜をたくさん摂ってみてはいかがでしょうか。
軽い有酸素運動をする
運動をしてエネルギーを消費する
デザートつきのフルコースにお酒を飲むと、一食で軽く3,000キロカロリー以上摂取してしまうことも……。
そういう場合は翌日の食事だけで調整するにも限界があります。
代謝促進、消費カロリーを増やすためにもウォーキングなどをとり入れて消費するとよいでしょう。
出典 「ドカ食い」をなかったことに!食べ過ぎた翌日やるべきこと5つ
食べ過ぎた次の日、軽い運動をするというのも効果的な対処法です。
もしその日が休日であるなら、朝のウォーキングをしてみましょう。
速足で、目標1時間。
起きてすぐに1時間、速足であるけば、かなりのカロリー消費になります。
また、早朝のウォーキングは大変爽快ですから、精神的にも大きな効果が期待できます。
ウォーキングだけでなく、ランニングや室内でのストレッチ、軽いトレーニング、ラジオ体操などでもいいでしょう。
とにかく、翌朝に体を動かすことが有効です。
翌日が仕事ならば、いつもより早起きして一駅ぶん歩くのもいいでしょう。
最寄駅の次の駅まで歩いて、それから電車に乗るのです。
たったこれだけの運動でも、食べ過ぎ解消の効果は必ずあります。
長時間の半身浴
「そうはいっても、運動は苦手」という人も少なくないでしょう。
そういう人におすすめしたいのが、翌日朝の入浴です。
休日ならば無理なく実行できるでしょうし、仕事がある日なら、早起きしてお風呂に入るといいでしょう。
ぬるめのお湯で半身浴、可能な限り長風呂をするのがポイント。
一つは気分転換になりますし、カロリー消費を促進する効果もあります。
「今日はずいぶん食べすぎたな」と感じたら、翌日の朝のめざましをいつもよりも1時間早くセッティングして、その時間、お風呂タイムにすることをおすすめします。
早起きするだけでも効果がありますし、入浴するとさらに効果はアップ。
食べ過ぎの不快感がかなり軽減できるとともに、実際にカロリー消費を促進できるのです。
食べ過ぎたことを反省する
最後に、「当たり前の対処法」を紹介しましょう。
それは、食べ過ぎたことを反省するという方法です。
おそらく多くの人が、「そんなことは言うまでもない。反省しているからこそ、食べ過ぎた次の日、『どうしたらいいだろう』と考えるのだ」と思うに違いありません。
しかし、そう思う人の多くは、実はそのことを切実には感じていないものなのです。
「食べ過ぎてしまった」と、頭の片隅ではちらりと思うものの、それほど大きなこととは考えない。
「まあ、しょうがない」という程度の認識でやり過ごしてしまうからこそ、同じよなことを繰り返すにちがいありません。
そうならないように、一度徹徹底的に反省してみましょう。
食べ過ぎた前日のことをできるだけ細かく思い返し、「あれを食べたのが失敗だった」とか「あそこでやめておくべきだった」と、リアルに反省するのです。
そして、「こんな愚かな自分とは、今日を限りに決別しよう」と決意すること。
これが、食べ過ぎた次の日にするべき、一番大切なことなのです。
食べ過ぎた次の日にやるべきことを実践しよう
いかがでしょうか。
食べ過ぎは百害あって一利ないものです。
翌日は気持ちが落ち込むもの。
「なんで、あんなに食べてしまったのだろう」と思った時は、上記を参考に、精神的肉体的なリカバリーをすることをおすすめします。