離婚に至るまでには必ず理由が存在します。
お互い好きだから結婚するのとは逆に、離婚には「タイミングだから」「何となく」といった理由がまったくありません。
また、離婚する原因はその人の考え方や環境などで大きく異なるものです。
中には「そんなことで!?」というような理由もあるはずです。
そこで今回は離婚の原因をご紹介していきますので、あなたもその原因をチェックしてみて、あなたの家庭と比較してみましょう。
離婚の原因
性格の不一致
離婚の原因でよく耳にするのが「価値観の違い」でしょう。
価値観にはたとえば金銭感覚なども含まれますが、恋愛期間中はそれが大きな問題にならなかったわけです。
「許容範囲内の価値観の違い」という暗黙の了解がお互いにあって、結婚する。
ところが、結婚してみると、そうした価値観の違いが許せなくなって、衝突の原因となる。衝突が度重なって離婚に至る、ということになってしまうのです。
ですから、価値観というよりも人生観の違いと考えたほうがいいでしょう。
「人生にとって大切なものとそうでないもの」「人生で優先すべきこととそうでないこと」の考え方が夫婦でまったく違っていれば、共に人生を歩むことは不可能です。人生観の相違や性格の不一致、これがもっとも多い離婚理由です。
浮気、不倫
浮気や不倫、これもありがちな離婚理由でしょう。
ただし、この理由に関しては、かなり個人差があります。
「浮気は絶対に許さない。1度でも浮気したら即離婚」と思う人もいれば、「1度や2度の浮気では離婚するつもりはない」と考える人もいます。
中には浮気に大変寛容で、「外でいくら遊んでも、最終的に自分のところに帰ってきてくれればそれでOK」という女性もいます。
ただ、やはりそうした人はやはり少数派でしょう。浮気や不倫をしてパートナーを傷つけ、それが離婚原因になることは大変多いのが現実です。
DV、モラルハラスメント
家庭内暴力が離婚の原因になることも少なくありません。
特に男性は恋愛期間中と結婚してからで、相手の女性に対する接し方が大きく変る、ということがめずらしくありません。
「それが男の習性」と言いたくなるほど、多くの男性が変ってしまいます。
中でも問題なのがDV。
割合で言えば男性のDVが圧倒的に多いですが、最近では女性のDVが理由で離婚するというケースも増えてきました。
また、身体的暴力を奮わなくても、モラルハラスメントが離婚理由になる夫婦も急増しています。
モラルハラスメントも、多くは男性の側の問題です。
最近になってモラルハラスメントをする男性が増えたというよりも、それをがまんせず離婚を選択する女性が増えたと考えたほうがいいでしょう。
不妊
結婚をすると、子どもが欲しくなる人が大多数だといえるでしょう。
そのままスムーズに子宝に恵まれる人たちもいれば、子どもを授かれない状況に苦しむ人達もいます。
結婚当初に思い描いていた理想の生活が音をたてて崩れてしまうと、その後の夫婦生活を継続させる気力が湧き上がってこないのでしょう。
結果的に、パートナーと次第に疎遠になり、離婚に至ってしまうというわけです。
姑と同居、もしくはマザコン
結婚したのに相手の親と同居しなければいけない状況になる人もたくさんいます。
お互いに気を使ってばかりで、気持ちが休まることはほとんどありません。さらには相手の親とうまく関係が構築できなければますます辛いと感じるようになるでしょう。
そのことをパートナーに相談しても「お前が我慢しろ」「親が大切なんだ」という冷たい反応だけだと、今後の将来に不安を感じるようになります。
すると相手に対する気持ちも冷めてきて「このままでいいのだろうか・・・」とあれこれ考えるようになるでしょう。
何か大きなトラブルや問題が発生すると、これ以上我慢できないとばかりに家を飛び出したり、離婚を決意したりするものです。
お金・経済
お金や経済力が離婚になるケースも数多くあります。その主なことがギャンブルではないでしょうか。
多少のパチンコとか競馬なんてのは気晴らしになっていいでしょう。ですが、生活を逼迫させるほどお金を使うようになると大変です。
博打をやる人の傾向は一般的に、負けると博打で返そうと考えます。
一万円負けたらそこで終わりにすればいいのに、そこで終わらないのが、こういう人の性です。
一万円をとり返すのにニ万円使い、ニ万円取り返すのに五万円使い・・・こうやってお金を使い果たし、終いには、借金までするようになります。
こうなると生活は立ちいかなくなります。
また、経済力の欠如、つまりリストラにあったりするとそれも離婚の原因になります。
離婚の原因を知ることが大切
いかがでしょうか。
結婚生活をして初めてあなたがどうしても許せないことがわかった、ということもあるでしょう。
せめて結婚する前に色々と自分のことを知っておくべきでしょうが、そうもいかないこともあります。
そこで大切なのが他の人の離婚の原因を自分に当てはめて考えてみることです。
そうすれば結婚して失敗した・・・、離婚したい・・・という気持ちになる可能性を軽減させることができます。
離婚するのは結婚の何倍も労力が必要なくらい大変なことですので、たくさんの情報を仕入れておいて損はしないはずですよ。
離婚に対して思うことがあれば、一度専門家に相談してみることが一般的ですよ。