付き合う前だけれども、手をつなぐというのはどのような心理が隠されているのでしょうか。
ふつうは恋愛関係にある男女が手をつなぐものですが、稀に、まだ付き合い始めていないのに、なぜか手をつなぐ男女もいます。
そこで今回はいったいどういう心理で手をつなぐのか、そのケースをご紹介しますので、あなたが付き合う前に手をつなぐ経験があれば、その時のことを振り返りながらご覧ください。
意外な発見があるかもしれませんよ。
付き合う前に手をつなぐ
主に男性が「すでに付き合っている」と勘違いしている
1つ目は、主に男性が「すでに2人は付き合っている」と勘違いしているケース。
女性経験がとぼしく、思い込みの激しい男性は、1~2度食事やお茶をいっしょにしただけで、「僕たちの交際はもうスタートした」と勘違いしてしまうことがあります。
交際している(と思い込んでいる)のですから、男性にしてみれば「手をつなぐのは自然な愛情表現」ということになります。
一方女性のほうは「まだ付き合い始めていないのに、ちょっとなあ」と違和感を感じながらも、拒否するのは悪いような気がして、つないだ手をそのままにしている、というわけです。
困った男性ではありますが、そのまますんなり、本当の付き合いに発展するケースも少なくありません。そうなれば、男性の勘違いによる「怪我の功名」ということができるでしょう。
男女の関係になる前の、「第一ステップ」と考えている
次に、「お互いに好意を感じていて、いずれ付き合いたいと思っている。深い関係になる前のいわば第一ステップとして手をつなぐ」というケースが考えられます。
さきほどのケースは、男性の一方的な思い込みでしたが、こちらの場合は、2人はほぼ同じ心理状態にあります。
若く、比較的経験の少ない男女が、こうした心理で手をつなぐということがあります。
「段階を踏んで、関係を進めていく」という、律儀な考え方のカップルと言っていいでしょう。
深い意味のない、単なるスキンシップ
もう1つが、「特に深い意味はなく、単なるスキンシップ。親愛の情を手をつなぐことによって表現しているだけ」というケースです。
考えてみると、小さな子どものころは、だれでも「ちょっと仲良しの子」と、かんたんに手をつなぐことができるもの。
それが大人になると、特別な意味を持ってしまうわけです。
しかし、大人になっても、たとえば団体競技のアスリートたちが、チームの士気を高め、団結するために手をつなぎあう、ということがふつうにあります。
それと同じように、「ただ連帯感、仲良し感を確認しているだけ」という心理で、手をつなぎあう男女もいるのです。
そう考えれば、おかしなことではないと言っていいでしょう。
もちろんお互いに好意を持っているわけですから、そこから付き合いが始まるというケースが、実際に大変多いのです。
その人の心をつなぎとめておきたい
これは非常に嫌なパターンですが、その人の心をつなぎとめておきたいがために、付き合う前に手をつないで気を持たせておくというパターンがあります。
ボディタッチをすることで心の距離はぐっと縮まりますので、残念ながらこの方法はすごく有効な方法です。
しかし、つなぎとめておきたいけど、決めきれないという理由があるのです。
おそらくこのパターンは他に何人かの候補がいるのでしょう。
また、そうしてくるということは、なんとなくいい感じの雰囲気というのは把握しているということがわかります
性的な欲求を満たすため
性的というのが適切かどうかはわかりませんが、ただただおんなの子と手をつなぎたいと欲求も男性の中には確かにあります。
その欲求を満たすために、手をつなぐという心理です。
この場合は相手がだれであろうと手をつなぎますが、そこに恋心はありません。手をつなぐところから初めてゴールは彼氏彼女でも友達でもなく、別の形の友達というのを臨んでいるので、注意が必要です。
このタイプはそれとなく好きと言うことをにおわせる発言はしますが彼氏彼女と言う決定的なワードは言わないまま、彼氏彼女のようにふるまってくるので、そうなったらその心理で手をつないできているとみて間違いないでしょう。
好きだという気持ちをアピールしたいから
付き合う前に好きだという気持ちが爆発して、先に手をつないでしまうパターンもあります。
この場合でもすでに両想いだと知っていて手をつないでくるパターンと、まだ相手の気持ちはわからないけど手をつなぎたくてたまらなくて、つないでみた。というパターンの2パターンあります。
どちらにしても好きだという気持ちの表れで、告白したいと思っている時、特に思っている日に手をつないで告白の不安を解消しようと試みるパターンが多いです。
手をつなぐことで相手の反応をうかがい、イケると判断した時のみ告白してきます。告白前の言葉のない告白だと思っていいでしょう。
付き合う前のデートで手をつなぐ方法やタイミング
人ごみの中で「はぐれると困るから、手をつながない?」と誘う
付き合う前のデートで、多くの人がいるところを歩くようなケースがあるでしょう。
たとえば、大きなスクランブル交差点を渡る時とか、交雑した電車から降りる時とか、花火大会などで人ごみの中を歩く時などですが、そんな時が手をつなぐチャンスです。
そういう人ごみの中を歩いているうちに、はぐれてしまうこともあるでしょう。
まさか迷子になるようなことはなくても、いつの間にか、二人の距離がどんどん開いて行ってしまうことはありえます。
ですから、そんな時に、「はぐれると困るから、手をつながない?」と誘っても、それほど不自然ではありません。
あるいは、「このままじゃ、はぐれちゃうよ」と言いながら、相手の手を握るという方法もあります。
誘うのではなく、言葉をかけながら手をつないでしまうやり方ですが、これも人ごみの中でやれば、無理なく手をつなぐことができるでしょう。
寒い時に「手、冷たくない?」と言いながら、相手の手を取る
寒い時に、お互いに手を温め合うという目的で、手をつなぐという方法もあります。
冬場や寒い場所でデートをしている時に、こんなふうに話しかけてみましょう。
「ずいぶん、寒いね。手、冷たくなってない?」
相手が「冷たいよ」と答えたなら、「だいじょぶ?」と言いながら、相手の手を取るのです。
そして「ほんとだ、こんなに冷たくなってる」と言いながら手をつなげば、不自然な感じはしないでしょう。
ベストなのは自分だけが手袋をしているというケース。
相手は手袋をしていないのですから、「素手じゃあ、寒いでしょ」と言いながら手袋をしている手で握るのは、相手のことを心配した親切な行為ということになるでしょう。
これは寒い時期限定の方法というわけではありません。
冬以外でも、意外に冷え込んできた夜や、ドライブデートで標高の高いところにいったときなどにも使える方法です。
ふと手が触れ合った瞬間
付き合う前のデートで手をつなぐのに、おすすめのタイミングがあります。
それは、「ふと手が触れ合った瞬間」です。
たとえば、いっしょに並んで歩いている時など、狭い歩道などで二人の距離がかなり接近している場合、手の甲が触れ合うということがあるでしょう。
そのタイミングで、手をつなぐのです。
コツは、「手、つないじゃおうか」と言いながら、相手の返事を待たずにつないでしまうこと。
無言のままつなぐのはぎこちない感じがするものです。
ひとこと声をかけたほうが、自然に手をつなぐ流れにもっていきやすいでしょう。
また、相手も、そう言われながら手をつないでくれば、断りにくくなります。
もともと、相手もこちらに好感を抱いているからこそ、デートにつきあっているわけです。
軽いノリで手をつなげば、相手がそれに応じる可能性はかなり高いと考えていいでしょう。
相手がボディタッチしてきたとき
ノリの良い相手だったり、デートが盛り上がったりすると、相手からボディタッチしてくることもあるでしょう。
その時が、手をつなぐのに適したタイミングということになります。
二人だけのデートで、相手の方からボディタッチしてくるということは、かなり良い感情をもってくれていると考えていいでしょう。
少なくても嫌いな人にはそんなことはしませんし、上機嫌だからこそ、あなたにタッチしてきたわけです。
ですから、たとえば、歩きながら相手があなたの腕や肩、背中などに手を触れたら、こちらからお返しに手をつないでも、いやがらない可能性は高いのです。
特に、お酒を飲んだ後、並んで歩いているシーンなどで相手がボディタッチしてきたら、こちらから手を握っても唐突な感じはしないでしょう。
むしろ、相手がそれを望んでボディタッチしてきたということも考えられるのです。
付き合う前に手をつなぐのは脈あり
いかがでしょうか。
付き合う前に手をつなぐのはあらゆる心理や理由が考えられますが、基本的には脈ありなサインだととらえることができます。
一度男性から手をつないだあと、手を離し、そして女性からまた手をつないできたらもう言うことはないでしょう。しかし焦りは禁物です。
しっかりと相手の反応やタイミングをみてから次のステップへ踏み込むようにしないとどこかで失敗してしまう可能性は十分考えられますので、注意ましょう。