あなたの周りには、まだ若いのにまるで熟年夫婦のようなカップルはいないでしょうか。
「なんか熟年夫婦みたいだね」なんて言葉は良く聞かれるものですが、熟年夫婦のような生活とは、いったいどのような生活でしょうか。
そこで今回は長年連れ添った夫婦が持つ特徴を兼ね添えた、そんな熟年夫婦のような生活についてお伝えいたしますので、ぜひあなたのケースと比較しながら最後までご覧ください。
熟年夫婦の生活とは
一緒の部屋で眠らない
熟年夫婦のような生活の一つとして、一緒の部屋で眠らないという事があります。
普通結婚してそれほど月日がたっていないなら、当然同じ部屋で寝る事が多いでしょう。
むしろ一緒の部屋で寝ないなどと言いだそうものなら、相手から文句が出てしまうかもしれません。
自分の事を愛していないのか、というような、ちょっと大げさな話になってしまうかもしれないでしょう。
しかし、長い時間がたって熟年夫婦となると、一緒にいるのが面倒臭くなってきます。
どちらかのいびきがうるさかったりして、夜もろくに眠れないと不満が出てきたりするのです。
せめて夜くらいは一人でのびのびと寝たいとお互い思うようになって、寝室を分けるようになるのです。
熟年夫婦のような生活として、夜一緒の部屋で眠らないという事があるといえるでしょう。
お互いに何も言わなくても意思が通じる
熟年夫婦のような生活として、お互い何も言わなくても意思が通じるという事があります。
長い間一緒に生活してきた熟年夫婦は、お互いの行動や思考パターンというのが良く分かっています。
そのため、こういう行動をした時には何を求めているかという事まで、手に取るようにわかるのです。
例えば、朝起きてきた夫が何かを探してうろうろしていたら、妻は長年の経験からすぐに新聞を探しているというのが分かるでしょう。
また妻が目を細めて口を結んでいたら、他の人なら起こっているのと思ってしまうかもしれません。
しかし長年一緒にいた夫なら、単に退屈しているだけというのが分かるのです。
そういったお互い何を考えているのかという事が分かるようになるのが熟年夫婦の特徴です。
そういう風に、何も言わなくてもお互いの意思を読み取るような関係の二人は、まるで熟年夫婦のような生活といえるでしょう。
お互いの存在をあまり気にしない
よく夫婦は長年連れ添うと、空気のようなものだといわれます。
長年一緒にいると存在感は少なくなりますが、いないと死んでしまうような、そんな存在となるのです。
熟年夫婦のような生活は、相手がいなくてもそれほど気にしないでいられるようになります。
長い時間ずっと一緒にいたので、今更そばにいなくても全然気にしないのです。
夫婦のどちらかが友人と旅行に行きたいと言っても、もう片方は気にも留めないという事もあるでしょう。
ずっといなくなられては困りますが、旅行に行くくらいなら全然かまわない、むしろ煩わしい相手がしばらく留守だと思うと、のびのびした気分になってしまうという事もあるでしょう。
お互いが嫌いなわけではなく、慣れから来る気安さなどもあるのです。
そういったお互位の存在を気にせず、ある程度のびのびと過ごす事が出来るのが、熟年夫婦の生活といえるのです。
お互いに対してときめきが少なくなる
熟年夫婦のような生活は、お互いに対してときめきが少なくなるという事もあります。
結婚して一緒に過ごしていくうちに、例えば夫は風呂上りに裸でうろうろするようになり、妻はだんだんとときめかなくなるのです。
夫が裸でうろうろしているなんて、まさに熟年夫婦のような生活そのものです。
夫も段々と体型が崩れてきた妻に対して、昔のようなときめきを持つという事はないでしょう。
そんな風に、だんだんとお互いときめかなくなってしまうのです。
もちろん夫婦ですから、いつまでも男と女であり続けて、ときめきを忘れないようにしたいものです。
しかし、お互いときめきがなくなっても、かえって気楽に過ごす事ができるのです。
お互いが緊張しあう男と女の関係も素敵ですが、気楽に過ごせる家族となるのもまたいいものです。
お互いに対してときめきが少なくなると、熟年夫婦の生活のようです。
しかし、代わりに家族としての結びつきは深まっているといえるでしょう。
相手の好みを熟知している
熟年夫婦のような生活として、お互いの好みを熟知しているという事もあるでしょう。
たとえば食べ物の好みはもちろん、目玉焼きはソースが好きか醤油がいいか、はたまた半熟卵でないと手もつけないという事も理解していることも少なくありません。
熟年夫婦はお互い過ごした長い年月から、相手が何が好きか嫌いか、そういった点をよくわかっているのです。
お互いの好みを知るという事は、仲良く過ごすために大切な事であります。
それ以上に余計な摩擦を起こさないための、絶対必要な条件だったのです。
熟年夫婦は相手の好みや好き嫌いを熟知しています。
長い間に段々とお互いの好みが分かってきたおかげでそういう事が理解できるのですが、それを早いうちから理解しあっている夫婦は、まるで熟年夫婦のような生活をしているといえます。
熟年夫婦の生活は良いことも悪いこともある
いかがでしょうか。
以上、熟年夫婦のような生活とはいったい何か、お伝えさせていただきました。
熟年夫婦のような生活には、お互いぶつかり合って摩擦を起こさないようにしている工夫があるのです。
お互いの意思を読み取り、理解しあったうえでの生活が、熟年夫婦の生活と言えるのでしょう。
それが良いことか、悪いことかは本人たちの考えによるものが大きいはずですが、お互いの気持ちが別々だと喧嘩になりやすかったりするので、しっかりと意識疎通することは大切です。